ローリングストーンズのカバーソング。
この曲が発表された1994年、ガンズアンドローゼズはすでに活動を事実上休止していた。
カバーアルバムこそ前年に発表したものの、バンド内でゴタゴタが多発し、スラッシュを始めとするオリジナルメンバーの脱退の兆しが見えた年でもあった。
思えばこの前年にカバーアルバム「スパゲティ・インシデンツ」を発表したときは、通っていた大学近くの本屋で山積みになったCDを見て「おお!ついにガンズが再始動か!」と驚いたものだったが・・・・
「悪魔を憐れむ歌」はシングルで発売され、Billboard Hot 100の55位にランクイン。
アン・ライスの小説を原作とするニール・ジョーダンの監督映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の主題歌に使われた。その一方で、このカバー曲はバンド内に確執を引き起こし、1996年にギタリストのスラッシュが脱退する遠因ともなったことで知られるとか。
これは、アクセル・ローズの友人ポール・トバイアスが、スラッシュへの断り無しに、ギターフレーズをスラッシュのそれに被せて録音をしたためであるといわれている。
後にスラッシュは、この事件は自分をバンドから追い出すために仕組まれた陰謀だと主張し、ガンズ・アンド・ローゼズの「悪魔を憐れむ歌」はまさにバンドが空中分解する音だったと述べている。
まさにバンド終焉にふさわしい歌。
「悪魔を憐れむ」の悪魔はアクセルの悪魔のような声ということかな・・・・・
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