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心霊ホラーとカルトホラーの合わせ技!「ヘレディタリー」は色んな意味でヤバい映画です(Hereditary)

投稿日:2019年8月11日 更新日:

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ホラー映画の感想レビューです。

昨年(2018年)の12月の1日(映画の日)に劇場に観に行きました。

これまで書こう書こうと何度もツイッターでも呟いていながら、なかなか記事を進められなかったのですが(後で理由を書いてます)、今回ようやく手をつけられたという感じです。

そもそもホラーもので劇場鑑賞するということは、ここ最近はめっきり減ってしまったのですが(面白くないものが多いから)、この映画に関してはかなり期待してましたよ。

なにせポスターや予告編で相当に怖そうな雰囲気を醸し出していたから。

どうです?

見るからに怖そうでしょう?

特にキテるのが、後ろにいるトニー・コレットの顔。

不気味過ぎる押し殺した表情が「恐怖の感情」を皮一枚で懸命に押し殺している雰囲気が素敵すぎます。

宣伝文句も「継承されていく恐怖」みたいなものがあって、いかにも「終わりのない永遠の恐ろしさ」的なループ感を味合わせてくれそうで、最近の物足りないホラー映画の中にあってはキラリと光るものを感じたのですね。

そしてその結果は・・・・

「怖すぎる」

「ヤバすぎる」

この2つが同時に存在してました。

より詳しく言うと「前半」が怖くて、後半が「えっ?ええ~」的な「ヤバさ」といいますか。

いや、むしろ怖い。

ある意味、怖すぎて「ドン引き」したくらいです。

ただその怖さが、前半でたっぷり味わった「心霊的な怖さ」ではなく、「現実的な怖さ」と交じり合ったところに、私のホラー感性で「ヤバい」と捉えられてしまったということでして。

ではその理由を以下のレビューで詳しく述べていくことにしましょう。

ヘレディタリー感想:妹の死まで

ミニチュア模型アーティストであるアニーがトニー・コレットという設定です。

1999年に世界的にヒットした「シックス・センス」で、主人公の幽霊が見える少年の母親役を演じていたのが印象的な女優さんです。

役柄としては、自分の生家の家族がそれぞれ精神的な疾患を持っていて、皆それが原因で死んでしまった複雑な事情(自殺や餓死)をもっていたということ。

それが原因で自身も夢遊病に悩まされていて、お母さんの死をきっかけにカウンセリングに通うようになります。

カウンセリングは学校の体育館のようなところで行われていましたが、ここで先ほどの家族の過去を明かしていました。

カウンセリングとミニチュア模型製作の日々。

アニーの家族の構成は、夫と娘、高校生の息子の4人です。

夫役はガブリエル・バーンで、昔見たアーノルド・シュワルズネッガーの「エンド・オブ・デイズ」(1999)でサタンの役を演じてたイメージが強烈です。(今回も悪霊になってしまうのか?!)

息子のピーターはごくごく普通のアメリカの高校生という感じですね。

変わった風貌だと思ったのが、娘のチャーリー。

少し障害をもつような雰囲気がありますが、実際にはアレルギー体質で食べるものにかなり気を使わないと健康上に大きな支障をきたすという設定です。

不穏な空気を滲ませつつ、いよいよホラーの宴がここから始まります。

きっかけは息子ピーターのお願い事から。

学校の友人が開くパーティーがあり、そこに行きたくて母のアニーに車を貸してくれように頼みます。

アニーは「お酒を飲まないこと」「妹も一緒に連れていくのならば」という約束で許可します。

喜んで妹を車に乗せてパーティー会場に着くのですが、お酒やらドラッグやら可愛い女の子が乱舞するパーティー会場の雰囲気は、幼い妹を連れて静かに過ごすには高校生のピーターには刺激が強すぎました。

いつのまにかパーティーに夢中になるうちに、妹チャーリーのことをすっかり忘れていたピーター。

そんなときにパーティー会場で妹がナッツ入りのケーキを食べてしまい、アレルギー反応で呼吸困難に陥ってしまいます。

女の子といちゃついていた部屋にやってきた妹を見て事情を察知したピーターは、慌てて妹を抱きかかえて車で病院に向かいますが、その途中で呼吸が苦しくて外の空気を吸おうと妹が窓を開けて顔を出した瞬間に、ピーターは動物の死体が道路に出てきてそれを避けようとハンドルを切ってしまい、妹の顔が電柱と激突してしまうのです。

このシーンが最強に怖かった。

何が怖いって、妹の頭部が電信柱に激突して何が起こったのか、簡単に予想できてしまうことです。

その瞬間の描写はさすがに映し出していませんでしたが、もちろんピーターは後ろを振り返って妹がすでにこの世のものではなくなっていたことに気づき、声を失います。

さらにこの後で車が立ち去った現場の道路で朝が来て太陽が照らし出した瞬間に、頭部だけになった妹の顔に虫が一杯取りついていた描写を思い切り画面上で見せたこと。

生首にウジ虫(もしくは他の虫)

この瞬間にこれからの映画の流れや雰囲気を予測することができましたよ。

「もっとエグいもんが出てくるな」と・・・

私と同様にあまりの惨状にショックを受けたピーターはそのまま深夜に帰宅し、妹の首なし遺体をそのままにして、車から出て黙って部屋に閉じこもってしまいます。

このときのピーターの行動は無責任すぎると誰にも思うところですが、自分のやってしまったこと(妹を死なせてしまった。それもむごい形で)を認めたくない心境の表れと思えば理解できなくもありません。

しかし悲惨なのはこれからです。

翌日、首のないチャーリーの死体を見た母アニーの絶叫が家中に響き渡り、その後に行われたお葬式でも娘の棺桶に取りすがって泣くアニーの悲痛さが涙を誘います。

それ以降、母アニーと息子ピーターの関係は悪化、さらにそれが原因でピーターは妹の幻影を見るようになるという悪循環。

この息子、終わっとるなと感じたのは、食事の席で母親と口論になったときに「母さんが僕に冷たい態度を取るのは、妹を見殺しにしたからだろ?」と逆切れするシーン。

そりゃあ、そうだろうよ、と思いましたね。

罪のない妹をパーティー会場に連れ出して放っておいた上、アレルギーを持つ妹の食事の管理もしないで、上の部屋で女の子といちゃいちゃしているときに、妹が訪ねてきて「呼吸ができない」と訴えられて、ようやく事の重大さを悟って病院に連れていくも、その途中で車の窓から必死に空気を吸おうとした妹を電柱に激突させてしまったのですから。

しかもその妹の首を道路にほったらかしにするという所業。

それはお母さん、半狂乱になりますよ。

首のない愛娘の遺体が車の中に放置されてるのを見たら。

ただお母さんも悪いですね。

思春期真っ盛りで発情中の高校生の息子が女の子とかお酒やらの誘惑が詰まってるパーティーに行くのだから、年下の妹の存在が重荷になるってのは、すぐに想像がつきますから。

妹は家に置いていけばよかったんです。

お母さんが世話をみればよかったんですよ。

それを無理やりに嫌がる息子に妹を同行させてしまった。

その部分の責任の発端というのは、おそらく息子ピーターも自分のやってしまった罪は十分に理解しつつも、母親への違和感として感じていたのではないでしょうか。

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ヘレディタリー感想:謎の女霊媒師の出現と交霊術まで

そんな悲惨すぎる家族の喪失と不和の中、アニーはカウンセリング会場で出会った女性に勧められ、交霊術を体験することになります。

女性曰く「自身も息子を亡くしてしまった経験を持つ」こと、そしてそれを癒すために始めたのが「死者との交信」だったこと。

ここから物語が急速に「カルト」の方向に舵が切られていきます。

最初は女性を怪しんでいたアニーでしたが、誘われて女性の部屋で実際に交霊術を体験すると、モノが動いたり、電気が明滅したりする現象を目の当たりにし、「これは本物かも!」と思うようになるのです。

そして自身も愛娘チャーリーとの交信がしたいと願うようになり、チャーリーが使っていたスケッチブックを媒体に、死者との交信を始めるのでした。

幸か不幸か、チャーリーからの意思表示のようなものが出現し、アニーは喜びます。

そしてそれを息子ピーターや夫スティーブにも参加してほしいと懇願します。

息子ピーターも自責の念からか、あれから毎晩のように死んだ妹が部屋に出現するようになっていました。

さらに母親に自分が殺されるという悪夢に悩まされる毎日。

さらに学校では何かが自分の体に憑依するという異変も起こっていきます。

そんな意味不明のエクソシスト現象に悩まされるピーターは明らかに顔色が悪くなり、精神崩壊一歩手前に陥ってしまいます。

そんなときに誘われた「交霊術」に最初は「えー?」的な対応をしていたピーターでしたが、自分のせいで死なせてしまった妹のことでもあるし、母親の焦燥ぶりも理解できるので、お父さん(アニーの旦那)と一緒にしぶしぶ参加します。

しかし交霊術でポルターガイスト現象が起き始めると、普段から妹の幽霊に悩まされていたピーターの恐怖心がマックスに上がって、儀式の途中で拒否反応を起こしてしまうのです。

夫の提案でアニーも交霊術を止めることを決心し、その晩は取りやめます。

そして後日。

媒体に使っていたスケッチブックを燃やそうと暖炉にくべた瞬間「ボッ!」と自分の手に火が付いたのでした。

このスケッチブックを燃やそうとしたら、自分の体が燃える

ことを悟り、慄くアニーはさらに続けて屋根裏で母親の首のない腐乱死体を発見し「なぜこんなところに母の死体が!!」的な錯乱状態に陥ります。

さらに追い打ちをかけるように、その母親の死体のそばには自分に交霊術を教えてくれた女性と一緒に映る母の写真と、悪魔崇拝を信奉する教団の長が母であった証拠もそこで目にするのでした。

「これは何!あの女性がなぜ私の母と一緒にいるの?これってまさか・・」

漠然ながらある一つの確信が芽生えたアニーは急いでその場を離れ、階下にいた夫にそのことを伝えますが、夫は「夢遊病の妻が寝ている時に墓から死体を掘り出して、屋根裏に置いたのだろう。そのほかのことも彼女の妄想だ」と判断し、取り合いません。

余談になりますが、このときの「寝ている時に墓から死体を掘り出す」という表現を聞いて、怪談好きの私は瞬時に稲川淳二の「北海道の花嫁」という話を思い出していまいました(ファンなら分かるはず!)

さて、ここからが本格的に「悪魔ツアー」の始まりです。

前半の曲がりなりにも「人の心が織りなす闇とその影」とか「そこはかとなく出現する心霊現象」的な、どちらかといえば日本の怪談とか心霊話に出てきそうな怖い映像描写の流れが、交霊術の下りから一気に早変わりし、ポルターガイスト的な物理現象を伴った「欧米ホラー」に変化します。

そしてそれは単なる心霊系ホラーにとどまらずに、ラストにまで一気に加速する「カルトホラー!怒涛の3連発!」の描写に至るのです(3連発は適当です笑)

ヘレディタリー:カルト教団の儀式というオチにドン引きした!

その後、夫にまで自分の精神状態を疑われたアニーは絶望し、スケッチブックを燃やすことで自分の体が燃えてしまうという危険を顧みずに、暖炉にスケッチブックを投げ捨てるのでした。

するとその途端に、そばにいた夫スティーブ(ガブリエル・バーン)の体が燃え始めたではありませんか!!

これはたまげました。

なぜバーンが?

バーン(BURN=燃やす)だからか?

それとも燃えたのはあくまで人間スティーブの体であって、その中から真の黒幕であるサタン・ガブリエル・バーン(by エンド・オブ・デイズ)が新たに出現してこの世を終焉をもたらすのか?そのためのバーンの配役なのか?いやきっとそうに違いない!!

と自分の中で様々な妄想が炸裂しましたが、実際にはこのまま無残にスティーブが燃え尽きて死んでしまうだけでした。

この惨状を見て完全に精神が崩壊したアニーは、絶望の慟哭を上げた瞬間に”なにものか”に憑依されます(鑑賞中は分かりませんでしたが、wikiでそう表現されていました)

このとき自分の部屋の窓から庭を挟んだ向かいの別棟のツリーハウスの明かりがついていることに気づいたピーターは、確かめにいくために階下に降りていきます。

そこで見たのは暖炉の前で焼死体になった父の姿と、その背後の天井の壁を這って移動する母の姿、そして全裸の体に化粧を施す他謎の男の立ち姿でした。

これらの描写が一気に画面上に現れたために「え?だれ?この裸のおっさんは?しかもお母さん、なぜか天井這ってるし!これって、もはや心霊ものじゃなくてモンスターものやし!!」と軽いパニック状態に陥ってしまったことを告白しておかなければいけません。

とはいえ、次の瞬間には完全に冷静になって「このおっさんの体は醜いな。まるでテネイシャスDのカイル・ガスのようだ」と心の中でツッコミをいれていました。

ロック原理主義者ジャック・ブラックとカイル・ガスのテネイシャスDは最高だ!

そして私と同じようにピーターも「ええええっ?」的な驚きの表情で男と母親を見ていましたが、やがてなぜか母親が天井を這い伝いながらピーターの方向に向かって襲い掛かろうとしたことに気づき「ひえーっ!」とばかりに慌ててその場から離れて逃げ出します。

そのまま階段を上がっていき、屋根裏部屋に難を逃れると、少し前に母のアニーが発見した首のない祖母エレンの死体や、何かの儀式の後を発見して「うわ・・」な表情で凍り付きます。

すると次の瞬間にピーターの頭上でいつのまにか母アニーが天井近くで浮遊して(?!)、天井にかけてあったワイヤーで自らの首を斬り始めるのです。

この時点でピーターと同じく「もう完全に意味不明」な心境に陥っていた私は、さらにその後にいつの間にか部屋の隅に佇んでいた全裸の一団の姿を見ても何とも思わないようになっていて、もはやこれはホラーではない、単に妹の死による罪の意識で精神に異常をきたしていたピーターの内的心境を映像に反映したものに違いないわ!と無理やりな結論にもっていこうとしつつありました。

それくらい、夫スティーブの体が燃えてしまった段階から、あまりにも意味不明な超常現象が起こり続けていたのです。

おそらくピーターも同じように感じていたのでしょう。

目の前で繰り広げられている想像を絶する状況(自分の母親が空中に浮遊していて、吊り下げられたワイヤーで自分の首を切っている、部屋の片隅にはいつのまにか見ず知らずのおっさんや女の人が全裸で立っていて、それを眺めている)から逃れるために、ピーターは窪塚洋介ばりのダイブを決行するのです(懐かしい!)

「バーン!」

と音を立てて目の前の窓ガラスを突き破ったピーターは、そのまま地面に落下して失神するのでした。

そしてその近くでやはりぷよぷよのおっさんがその様子を見ていたということ。

このおっさんもそうですが、暖炉の部屋と屋根裏部屋にいたの全裸の男女は、ほぼ全員どこかで見たことがある顔です。

そう。

彼らは皆、アニーが訪れていたカウンセリング会場に参加していたメンバーでした。

謎の交霊術おばさんも、家にいた謎の全裸の男女も、祖母エレンを長とする「悪魔教団」の信者であり、生前のエレンの指図によって動いていたということ、そしてそれは最終的に彼女らが崇拝する悪魔の王を”誰か”の体に転生させることが目的であるということ。

そのために初めからアニーに狙いをつけて、カウンセリング会場で罠を仕掛けて待っていたということ。

思い返せば、学校でピーターが度重なる憑依現象に悩まされているときに、校門の外でこちらを見つめていた謎の女性が、実は死んだはずの祖母エレンで、そのことに気づいたピーターが恐怖に陥ったというのも何かしら合点がいく流れです。

祖母は初めから孫のピーターを悪魔の王の宿し先に決めていたのでしょう。

窓から飛び降りたピーターの体に何かの空気のようなものが入り込み、そこでピーターは意識を取り戻します。

そして家の中から首のないアニーの死体が空中を浮遊しながら、向かいのツリーハウスの中に入っていきます。

それにつられるようにピーターもツリーハウスに向かいます。

他の全裸の一団も静かにその後をついていくのでした。

ツリーハウスの2階では、明るめの木材で出来た、少し手狭ですが綺麗な内装の中央に、妹チャーリーの頭部が飾られた銅像があり、その前に首のない祖母エレンとアニーの死体がひれ伏すような姿で拝んでいる姿がありました。

もうこの時点でドン引きなのですが、さらに引くのが、そのままピーターが呆然としながら、祖母エレンと母アニーだった遺体の前の玉座のような椅子に座った後、脇を固める全裸の教団メンバーから王冠をかぶせられ、そのまま皆がピーターにひれ伏してジ・エンドという結末を迎えたということです。

なんじゃこれは??

このときの素直な感想です。

もはや心霊ものでもないし、精神崩壊ものでもない、ましてやポルターガイストとかエクソシストのような悪魔憑きホラーの範疇にも収まらない、むしろ「カルト教団の儀式を”超常現象でコーティングして”実況生中継してみました」的な終焉を迎えるようになるとは・・・・

しかもその描写がかなり気持ち悪いですからね。

首を切ったり、首のない遺体を床に這いつくばらせる姿とか、それが自分たちの孫であり息子に向かってだとか、もう悪趣味すぎます。

さらにウルトラ級にドン引きしたのが、最後の終わりのシーンで、そんな気持ち悪い儀式の様子をカメラで俯瞰気味に徐々に遠のいて映し出し、最後にはまるでおもちゃの箱の中でそんな幻想的なお話が行われていたのでした【終わり】的な、おとぎ話風なカットで終わらせたことですよ。

おいおい、不思議の国のアリスかよ!と(苦笑)

こいつらがやってたのは完全に犯罪行為で、超がつくほどの変態行為だぞと。

怖いというよりも、むしろ「趣味悪いなー」という結末でしたね。

まとめ

ほぼ完全に映画の内容をばらしてしまったのですが、公開されてから半年以上たつので、もうそろそろ良いかなと思い、不完全燃焼だった自分の思いのたけをぶちまけさせてもらいました。

それくらい、この映画のレビューをどうようかなと思っていた、自分の中では「評価の難しい作品」といえます。

なにせエグい描写のオンパレードで、さらに最後はおっさんの裸体が惜しげもなく露わになる変態映画になってましたから。

これのどこが「最強に恐ろしい」「最後まで目が離せない至極のホラー」なんじゃい!と(笑)

いや、中盤まではめっちゃ怖かったですけどね。

妹の首が取れるところなんか、その前後で死にざまがなんとなく想像できただけに「あーやっぱりな・・」的な既視感と相まって、道路に虫がびっしり張り付いた生首ごとあっさり映し出す容赦のなさに「うっわ・・」となりましたから。

レビューでは書きませんでしたが、主人公だった母アニーの仕事道具であるミニチュアなんかも、事件のこれからを予測させるツールになっていたりして良かったですね。

無残な死を遂げた妹が毎日、兄であるピーターの部屋にでてきたり(顔を出さないところが心霊っぽくて怖かった)、誰もいないはずの祖母エレンの部屋に気配がしたりするシーンも、稲川淳二や「あなたの知らない世界」のそこはかとない恐怖をもった日本の心霊怪談にハマった世代からすれば「これや!これが本当の恐怖やで!!」と喝さいを送らずにいられませんでしたから(心の中で)

それが終盤にさしかかると、まさにカルト教団のリアルな生き様という感じで、しかもそこに意味不明な超常現象が加わっているから、これは何と評価してよいのか難しいところです。

裸の教団メンバーとか、一族の巻き込んで悪魔に仕立て上げるとかの部分は実際にありそうで理解できるんですが、そこに天井を這う人間とか、瞬間移動するとか、挙句の果てに空中浮遊するとか加わるので「むむむ・・」と。

一度、監督に聞いてみたいですね。

あなたはこの作品を、どういう視点で描きたかったのですか?

精神崩壊ものとしてですか?

それとも心霊ホラー?

またはカルト教団の恐ろしさについてですか?と。

まあそんな感じで、色んな意味で怖かった作品です。

描写はかなり怖いですし、映像自体も引き付け感は十分にありますので、ホラー好きなら見ても損はしない映画だと思います。

衝撃のラスト「プヨプヨたるんだ白人おっさんのセクシーすぎる裸体」も色んな意味で凄まじく怖いので、背筋をゾクゾク冷やしながらご覧くださいませ。

This is one of the " I can't say whether it's good or not" movie ever seen in my review life. Personally, I like the style of traditional ghost horror drawing in the first half of the film, but the latter half of it, the film goes to chaotic. I think they should make it more pure horror and get fat man's ugly body out of our sight.

 


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