キッドロックに初めて出会った運命の一作。
当時も今も、この人の最高傑作なんじゃないかと思うほど、バリエーションと大地のリズムに満ちた良作なのだ。
昔CDショップでこの人のアルバムを見たことがあった。
葉巻を吸いながら人差し指で「F×CK!」ポーズとりながらギター肩から下げてるジャケットだったが、なんかアメリカのヤンキーぽい感じで、ちらっとジャケットを見たら、
「俺様はキッドロック。アルバム売り上げ~万枚のスターさ!」
みたいな、俺様最高!的な宣伝ロゴが書いてあり、ちょっと自分には合わなさそうなので、早々に立ち去った記憶がある。
その後、雑誌か何かで、意外にも苦労人だということを知って興味がわき(10代の頃に家を出て音楽活動を続けていたが、20才を過ぎても目がでなかったという)レンタルで先ほどのCDを借りてみた。
ラップが多かったように記憶するが、正直あまり好きじゃないジャンルだったので、すぐに忘却してしまったが・・・
しかし、その数年後、ツタヤのお薦め新譜コーナーで、再びこの人のCDを発見。
それが「ロックンロール・ジーザス」だった。
店の手書き宣伝文『アメリカの大地を思わせる王道ロックンロール炸裂!』が気に入ったので、早速試聴してみると・・
衝撃が走った。
素晴らしい。
あまりにもストライクゾーンすぎる。
一曲目だけでは何かと思ったので2曲目も・・・
最高だった。
続けて3曲目、4曲目も。
駄目です。
どれもハマりすぎてます。
かつてレンタル屋であのCDを即日返却したのが嘘かと思えるほどのジャストフィットぶりでした。
というわけで後日、HMVに行って購入。
あまりにハマったので、思わず他のアルバムも買って聞きましたが、やはりこれが一番良かったですね。
このアルバムでプロデューサーが変わったと聞きましたが、そのせいかこれまでのラップ系、サザンロック系オンリーと違って、今までのジャンルがロックンロールと上手く融合できています。 全曲捨て曲なし。
キッドロック会心の一作といってもいい良作なので、ぜひともリスニングをお勧めします^^(前半4曲が特に良し!)
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