Grace Potter and the Nocturnalsのサードアルバム「Grace Potter and the Nocturnals」(2010年)から。
タイトルを日本語書きするとき、途中で止めてサウナにでも出かけようかと思ったくらい、長い名前のバンドなのである。
2002年に結成し、2006年に「Nothing But the Water」でメジャーデビューしたGrace Potter and the Nocturnalsは、飛びぬけてグルーヴィーな声を持つポッターのボーカルを最大の魅力として、2006年にはJammy Awardのベスト・ニュー・グルーヴを受賞、2008年には大物バンドのブラッククロウズのツアーサポートを行うまでになった。
このバンドを初めて知ったのは、ブラック・クロウズのファンから教えてもらったのがきっかけだ。
「めっちゃええで!」
と大きく目を見開いて、僕の額に「ええで」と刻印した太鼓判を押してくれたのはいいけれども、そのあと家路につくまで衆目を浴びまくったのは今となっては懐かしい。
さてこのバンドの売りは、やはり一にも二にもポッターの声に尽きるだろう。
グレイスの見た目と違った骨のあるシャウトは聞くものを恍惚とさせるエネルギーを持つし、そのパワフルなボーカルパフォーマンスは見る人がみれば、まるでミック・ジャガーか、はたまたスティーブン・タイラー、もしくは和田アキをほうふつとさせるに違いない。
youtu.be同様にギターも素晴らしいの一言。
うねるようなギターに限りなく快感を覚える僕としては、ポッターのほとばしるようなシャウトに続くグルーヴィなソロパートを聞くたびに、思わず「ヨシキーッ!」と叫んでしまう自分がいるのだ。
なぜX-JAPANなのかはあえて聞かないでいただきたい。
とりあえず「いいから黙って聞けよこの野郎!」と思わず胸倉を掴まずにいられないほどの、ボリューム満タンで、聞き応えのあるロックアルバムであることは確かなのである。
レディ・ガガなんてクソ喰らえ!と叫ばずにはいられない、ロックファン待望の大型バンドの降臨に惜しみない拍手を!!
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