以前から何度も80年代洋楽記事を書くたびに触れていることですが、当時好きだった女の子のことについてです。
恋愛系の曲を聞くたびに、思い出す懐かしい日々のこと。
今回はそのことについて、ちょこっと話していきたいと思います。
コンテンツ
出会い
中学の頃。
まだ10代前半~半ばの話です。
当時、たまたま顔を見た同じ学校の女の子に一目ぼれになっていました。
たまたま廊下をすれ違った時なのか、ほかの用事で見かけたのかは少し忘れてしまいましたが、偶然見かけたときに「あっ」と感じるものがあったのです。
「すごい好みだ」
自分がすごく好きなタイプの顔と雰囲気を持っていた子で、たとえていうなら、ちょうど同じ時期にハマっていた洋楽アイドルのデビー・ギブソンに少し面影と雰囲気が似ていたのかもしれません。
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一瞬でビビッときた自分は、その日からその子を学校で見かけるたびに意識するようになって、自然と目で追うようになっていました。
片思いだった2年間
とはいえ、当時それまで女の子と付き合ったこともなくて、あまり積極的に女子に話しかけるタイプでもなかったので、その子に声をかける勇気はありませんでした。
ただその子が自分と同じ学年ということ、運動場で見かけるその子が所属していた運動部だということは分かっていました。
加えて後で学年が上がると、幼馴染だった友人のクラスにその子がいるということが分かり(その頃には自分のクラスの友人にもバレていたので、そこから情報が入ってきた)、それからは用事もないのに、離れたその教室によく行っていましたね。
とはいえクラスはいくつか離れていたので、体育の時間に合同で顔を合わせることもなかったですし(当時は隣り合わせのクラスと合同で体育の授業を受けていた)、音楽会や校外学習などの行事ごとでも身近に接する機会もなかなか持てませんでした。
それでも学校でその子を見かけるだけで嬉しかったですし、時々目が合おうものなら「うわ!俺のこと気にしてくれてる!」と一人で喜んでいた無邪気な10代の自分・・・
そんなことが2年も続いたでしょうか(長いでしょう?)
実のところは、本当に付き合うとかどうこうとかいうよりも、好きな女の子と同じ学校で過ごせるだけで毎日が楽しかったというのが正直な気持ちだったと思います。
たぶん、このまま何もないままで卒業していくのだろうなあ・・・と漠然と思いながら、日々を過ごしていました。
そして告白へ
学年があがって中学3年生になった時。
先ほども述べたように、ちょうどその子が自分の幼馴染の友人と同じクラスになっていたということもあり、より彼女の存在が身近になったように感じました(自分の中で勝手にですが)
毎日が楽しく、クラスメートとも皆仲が良かったので、学校に行くのが待ち遠しくてたまりませんでしたね。
ちょうどこの頃に聴いて思い出に残っているのが、イギリスのスリーピースバンド「ブリーズ」の「ドント・テル・ミー・ライズ」。
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そして進学する高校も決まり、卒業式を迎えた3月。
もう学校の友人とも会えなくなるし、もちろんその子とも二度と会えなくなるという日。
とうとう声をかけることはないまま迎えた最後の日。
それでも卒業式の日に声をかけることはできませんでした。
とはいえ、
「これで終わりかな・・」
とは実は思っていませんでした!
というのも、卒業時に卒業生の住所や名前、電話番号が書かれた記念冊子を渡されていて、そこで彼女の名前を見つけていたからです(今ではプライバシーの保護などであり得ないでしょうが)
なので卒業式の後に「告白」することになったのです。
たださすがに突然電話するのは恥ずかしかったので、彼女のことを知っているクラスメートの仲の良い友人に仲介を頼んだのです。
まず彼に電話してもらい、自分が電話しても良いかどうかを聞くという感じです。
そしてその友人から「OK」の電話をもらい、「よしっ!」となってその子の家に電話しました。
そして出てきた彼女に名前を伝えて、勇気を振り絞って「好きだった。一度会いたい」的なことを告白です。
それまで一度も話しかけたこともなかったですし、共通の友人や関係性もまったくありませんでした。
ただ先ほども言ったように、その子とはクラスが違っていても同じ学校でしたし、そのクラスに友人がいたので理由をつけて遊びに行ったりとか、体育祭や音楽祭、修学旅行で顔を見ることもあったので(こちらが熱い視線を送っていた)、多分向こうも気づいていたと思います。
ただ名前は友人から伝えてもらったとはいえ、一度も直接顔を合わせて話したことがなかったので、彼女からは「顔が分からない」と言われてしまいました。
「それはそうだな」と。
でもそのあとすぐに「何組と何という名前なの?」と聞いてくれたので「あ、これは脈があるな」と感じ、クラスと名前を伝えて卒業アルバムで確認してもらうことにしました。
少ししてから、受話器の向こうから「いいよ」と言われて「おおおおおおおおっ!」と。
それはもう嬉しかったってもんではないです。
約2年間の片思いが報われたわけですから。
その後、会う段取りを決めて実際にデートすることになったのです・・・
告白のその後
実はこの一回で終わってしまいました。
後で友人を通じて「やっぱり合わない」的なことを言われたという・・(涙)
このことを聞いたときは本当にがっくりきました。
ただデートの最中でその子との会話で、女子が好むような話を振っていなかったことが原因かなというのは、当時もうすうす気づいていました。
もちろん最初はお互いの情報とか、進路のこととか、何が好きなのか、趣味は?的なことは話していました。
とはいえ、お互いに共通の話題がないので、話に詰まってついつい自分がハマっていたアニメの話’(たしかドラゴンボール)をしたりとかをしてしまったという・・(確か向こうは黙っていたと思います)
仕方がないといえばそうですが、それでももう少し年頃の女の子が喜ぶような話題を振れよと思いますよね。
でも一方で「やり切った感」はありました。
何も言わずに片思いだけで終わるのではなくて、ちゃんと数年間にわたり自分の想いを伝えて、実際に会うところまで行けたわけですから。
「やり切った感があった」とはいえ、しばらくはその子のことは頭から離れませんでしたし、彼女の家の近くを通り過ぎるときや(当時のバイト先の近所だった)、共通の友人から彼女世のその後の消息を聞くときなどは、ちょっぴり胸が痛むはありましたが・・
それも含めての「失恋」なのでしょうね。
そんな懐かしい初恋の思い出でした。
まとめ
改めて思い出してみると、いやあほんとに懐かしいですね。
このときが自分にとっての初恋で、しかも初の告白&女の子とのデートだったので、色んな意味で甘酸っぱすぎます。
あれから30数年過ぎましたが、みんなどうしているのだろうなあと。
そのときに聴いていた音楽は今でも聴くたびに、当時の思い出や気持ちが蘇ってきます。
誰かが「音楽はタイムマシンのようなものだ」と言っていましたが、まさにその通りだなと。
このときの片思いの2年間に聴いていたのが、このブログでもたびたび紹介してきた80年代洋楽だということで、自分の中では格別な思いがそれぞれの曲にあるのですよね。
その多くが好きだった女の子への思い出とともにあったということ。
耳にするだけで、まるでついさきほどのことのように「思い出」が蘇ってきます。
皆さんも、そんな思い出の歌はありますか?
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