音楽や映画の世界で食べていくための最もメジャーな職種で「ミュージシャン」「俳優」があります。
どちらも両業界の花形でいわゆる「スター」という存在ですね。
成功するとファンがついて人気が出るのはもちろん、成功の程度によっては驚くほどのお金を稼ぐことができます。
自分の好きな表現ができてファンやお金が手に入る。
業界を目指す人の夢ですよね。
今回はそんな両方の職業になるための方法を紹介していきます。
コンテンツ
ミュージシャンになるには
ロックやポップス、ジャズ、クラシックの世界で歌や楽器を演奏する仕事です。
メジャーデビューして売れればCDやDVD(音楽配信も)からの収入が得られますし、コンサートやライブを開催してグッズ販売で利益を上げることが可能です。
ミュージシャンになるための方法として、大きく分けて
・バンドを組んで音楽活動をする
・ソロミュージシャンとして活動する
・音楽系の専門機関を経て業界デビューする
の3つがあります。
バンド、ソロ活動の場合は、自分で演奏技術や歌い方を学びながらライブハウスや路上ライブで実力とファンをつけていき、そこからレコード会社や音楽事務所に所属してメジャーデビューを狙うというルートがあります。
ただレーベルや事務所に認められるまでが狭き門ですし、所属したとしてもそのまま売れずに引退するパターンも多いです。
素人時代や事務所に所属する間も、売れない間は音楽だけでは食べてはいけないので、バイトで凌ぐのもよくある話ですね。
レーベルや事務所に所属する場合はサポートを受けられるので、音楽関係の仕事が入ってくることもあり、キャリアを積むことは可能だと思います。
一方で、業界の組織に所属せずに自分やバンドだけで活動する場合は、最初に述べたライブハウス出演や路上ライブで実力とファンを付けていく必要があります。
どちらも大変ですが、地道な活動を続けることで演奏や歌の幅や実力も磨かれますし、コアなファンが増えるので、メジャーデビュー後に人気が下がった時でもブレることのないサポートが受けられます。
もしくは動画配信で人気を得て、自分や自分たちだけで活動を続けてメジャーになる道もあり。
ネット時代の今はグッとチャンスが増えていますよね。
CDの売り上げが減少している中、むしろyoutubeチャンネルからの収益と露出アップが、これからのソロ・バンド活動の主流になるのかもしれません。
注目を浴びれば、テレビ出演やレコード会社との契約の可能性も出てくるので、音楽活動をしながら動画配信の方法も学ぶのがベターだと思います。
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もう一つの「音楽系の専門機関を経てデビューする」方法は、ロックやポップス、ジャズなどの大衆音楽だけでなく、クラシックの世界では定番になっています。
どちらも学校で演奏技術を身につけながら、ライブハウスでの演奏活動を続けて地道にファンを増やしていったり、コンテストに応募する、レコード会社にデモテープを送ったりしつつ、業界関係者の目に留まることを意識してデビューを目指します。
学校の良いところは、音楽業界の情報や人脈に多く触れられるところ。
プロのミュージシャンが講師の場合は、業界の生の声が聴けますし、チャンスがあればスタジオミュージシャンとしてスカウトされることもあります。
クラシックの世界では音楽大学で学んだ人間関係(師弟関係)が、その後のデビューや音楽活動に大きく響いてきます。
ボーカルや演奏の技術を体系立てて学べるのも学校の良いところですね。
時間をかけてプロからの指導を受けられるので、試行錯誤するタイムロスをカットすることができます(才能ありきですが)
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運良くデビューできれば、プロのミュージシャンとしてレコード会社やプロダクション、音楽出版社と契約して報酬を得る流れです。
このへんは学校に通わずにデビューしたソロミュージシャンやバンドも同じです。
「CDの売り上げ」「メディア出演」「ライブ・コンサート」からの報酬がメインの収入源になりますね。
作詞・作曲ができれば印税が入ってきますし、演奏の実力があればスタジオミュージシャンとしての報酬もあります。
先ほど述べたyoutube配信からの広告収入も可能なので、ネットを駆使した営業活動はこれからのミュージシャンには必須になるかと思います。
俳優になるには
次は俳優になるための方法です。
以下の5つの方法が考えれます。
・劇団もしくは養成所に入る
・俳優を育成する学校で学ぶ
・芸能事務所に所属する
・フリーで活動する
劇団や養成所に入って俳優を目指す方法は最もメジャーな手段で、多くの俳優がここからメジャーデビューを果たしています。
有名なところでは、役所広司さん、阿部サダオさん、吉田鋼太郎さん、渡辺謙さん、吉田羊さん、寺島しのぶさんなどがいます。
他にも子役から劇団に入ってそのまま俳優になるパターンもあります(坂上忍さん、神木隆之介さん)
俳優を養成する学校というのは、大学や専門学校の演劇科になりますが、多くが卒業後に劇団入りしてデビューを果たしているので、むしろ「演技の基礎を学ぶ」場になるのかもしれません。
芸能事務所に所属する方法は、スカウトだったり、自分で応募する形ですね。ほかにもモデルから始めて俳優デビューを果たす俳優さんも多いです(阿部寛さん、反町隆さん、成田凌さん、長澤まさみさん、広瀬すずさん)
フリーで活動する場合は、文字通りどこの事務所や劇団にも所属せずに活動し、オーディションに応募してチャンスを掴む形になります。
もっとも難しい方法で、ここで有名になった人をあまり知らないのですが、以前に見たドキュメンタリーでは、バイトをしながらオーディションに応募し続けている人や、会社員を続けながら同じような活動を続けている人がいて、その熱意に圧倒されました。
本当に演技が好きでないとできないことなので、ある意味最も「俳優」向きの方なのかもしれませんね。
俳優になってからの報酬は、
メディア出演、舞台出演、映画出演、CM広告
がメインになると思います。
有名になれば年収~億越えも普通にあるでしょうし、そこまででなくても、CM一本で数千万のギャラが出ると言われているので、一般の仕事に比べて各段に高くなります。
ただ近年はテレビを見る世代が減ってきており、ギャラを支払う企業側の広告費が削られていると聞きます。
今後はネット広告がメインになるので、そちらにシフトしている俳優さんも多い印象ですね。
ミュージシャンと同じように自分で動画配信をして、広告手数料を稼ぐ俳優さんやお笑い芸人さんも結構います。
映画も劇場公開がコロナで厳しくなっているので、動画配信のAmazonやネットフリックスのドラマや映画に出演するパターンも増えています。
とはいえ、表現する場がテレビからネットに移っていくだけで、演技する内容自体はこれまでと変わらないということもあり、やはり「演技力」は必要ですね。
舞台も観客の間を取りつつも、少しずつ再開しているので、やはり俳優としての実力がモノを言います。
なので、基礎から演技をしっかりと学ぶ大切さは、これからも変わらないと思います。
そうした「時代に左右されない」基礎技術・基礎体力を磨きつつ、現代の錬金術であるネット・動画編集スキルを同時に磨いていくことが、先行き不透明な実力の世界でしぶとく生き抜いていく秘訣かなと強く思いますね!(どの業界でも)
まとめ
ミュージシャンや俳優になるための方法をざっくりとですが、紹介させてもらいました。
目指す理由は色々あるでしょうが、一番大きいのは、
「自分の歌や音楽、内から出てくる何かを表現したい、そしてそれを世の中に広めたい」
という部分だと思います。
お金ももちろん大事ですが、それだけでミュージシャンや俳優を目指すと、音楽、演技の両方に深みがないために、いずれ「メッキ」がはがれてファンが離れていき、業界で長く生き抜いていくことは難しいでしょう。
最後には「本物」が生き残る。
それはどの業界にもいえることです。
音楽や俳優の道を目指す場合も、ぜひこの心構えを忘れずに、熱い気持ちで進んでいってほしいですね!
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