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SF・ファンタジー スターウォーズ 映画まとめ・ランキング

スターウォーズ全9作品のお気に入りランキング

2021年12月13日

1978年にエピソード4から始まり、2019年にエピソード9で終焉を迎えた、銀河系サーガの決定版「スターウォーズ」。

小学生の頃から旧3部作をテレビで楽しみ、新3部作からは劇場に足を運んで、リアルタイムに物語世界に没入してきました。

今回はそんな思い出深い「スターウォーズ9作品」のマイベストランキングです。

ルークが登場した旧3部作から、若き日のアナキンの成長と堕落を描いた新3部作、レイら新世代のジェダイを描く続3部作まで、それぞれの魅力と見所を織り交ぜながら紹介していきます。

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TOP1~5

1位「シスの復讐」

エピソード新シリーズの最終章です。

旧3部作と比べて批判されることの多かった新シリーズですが、個人的にはそうでもないと思います。

中でもアナキンがダークサイドに堕ちていくこのエピソード3は、師であるオビワンとの直接対決や、皇帝となったパルパティーンとヨーダとの一騎打ちなど、戦闘シーンがかなり充実して面白かった。

この新シリーズで特徴的なのが、旧作までのシンプルなSFアクションから、複雑な政治抗争や人間の心理を表現したところ。

権威主義による組織の硬直化が始まっていたジェダイ評議会や共和国議会、それに乗じた分離主義勢力の伸長や、その背後で暗躍するパルパティーン議長のドス黒い野望など・・

いわば「子供でも楽しめるSFアクション映画」から「大人が見ても満足できる社会派SFアクション映画」に切り替わったところが、私のような世界史や国際ニュースに興味を持っている人間からすると「面白い!」と感じさせる魅力になっていると思います。

なによりも一番心に響いたのがラストのオビワンとアナキンの師弟対決。

最後はオビワンの勝利に終わりますが、胸のすくような勝利ではありません。

かつての弟子であり、弟とも思っていた近しい存在を自らの手で倒したのですから・・

アナキンが残した子供たちを守りながら惑星タトゥイーンに立つオビワンの姿。

それは後年のエピソード4につながると知った時、私の心は激しく震えたのでした。

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2位「ジェダイの帰還」

シリーズ中盤の最終作です。

序盤のジャバダハット一味とルークらの戦いはいかにも「スターウォーズ」的で、リアルとSFが絶妙に入り混じったワクワクさせられる流れになっていました。

中盤以降はググっとルークとベイダーの親子の葛藤と戦いの様相を呈してきて、それが最後にガツン!と心に響く感動のエンドを迎えるのだから、ここは何度見ても飽きることがありません。

死に瀕したベイダーがルークの胸の中で自らの生命維持装置であるマスクを外させながら、

「この目でお前の顔を見たかった」

といってその素顔をさらけ出した時、そして最後に「ダークサイドに陥っていた私をお前が救ってくれたんだ」とルークに礼をいい、最後に「行け、仲間のもとへ」とその背中を(気持ちの上で)押すシーンは本当に良かった。

親子の絆・・ジェダイとして成すべきこと・・・

心揺り動かされる描写でした。

ストーリーの骨子である反乱軍と銀河帝国の戦いやその結末も面白く、ハンソロやレイア姫、その他のキャラクターたちの縦横無尽な活躍ぶりはいつ見ても心躍らされます。

最後に出てくるアナキン、オビワン、ヨーダの3人の霊体が勝利を祝うルークの前に姿を現したシーンはジーンときましたね。

かつて何十年も憎しみ合っていたオビワンとアナキンが隣同士で息子と弟子を見つめているのですから。

感動という点ではシリーズトップレベルですね。

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3位「新たなる希望」

最初に公開された作品ですね。

シリーズ全体の内容としては全体の中盤にあたるわけですが、最もスタンダードで最も正統派なアクションを多く含んでいる名作です。

ジェダイという不思議で懐かしさを感じさせる超人的な存在と、ダースベイダーという未来を象徴するサイボーグの親玉、そして悪魔のような皇帝と、それに立ち向かう反乱軍たち・・・

一見すれば古典的なストーリー・キャラ設定ですが、それをエンタメの極致にまで見事に仕立て上げたルーカス監督の才能と情熱に驚きです。

そして何よりもルーク・スカイウォーカー。

始めはどこにでもいる若者だったのですが、オビワンと出会うことで強く使命感をもった戦士へと変貌していく流れが一番良かった。

ベイダーとの関係はうっすらと感じてはいましたが、続編に持ち越される感じも好感をもてましたね。

少年ジャンプで育った続編アニメ世代には、一話完結よりも次に続くストーリー展開に心がワクワクしてしまうのですよ。

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4位「スカイウォーカーの夜明け」

シリーズ最終作です。

エピソード1から始まったスペースサーガも今作でついにそのエンディングを迎えます。

スターウォーズというのは宇宙戦争であり、帝国やそれに並ぶ圧政の象徴と、共和国や反乱軍との2大勢力の争い、そしてスカイウォーカー一家を巡る血族の物語。

最終作ではそのスカイウォーカーの伝説の行方と、一家と深い因縁をもつ闇の存在との最終決戦がメインに描かれています。

はっきりいって、映画全体のスペクタクル感はシリーズ中で最も凄まじいものがありました。

宇宙艦隊と戦闘機のバトル、破壊力を増したフォースの戦闘など、まるでテーマパークの3D映像を体感しているような圧倒的な迫力を感じましたね。

一方で、それを支える人間模様や主人公への感情移入は最後までできず。

理由は自分なりに分析してレビューで書いたのですが、色々な制約がそれを難しくしたのだと思います。

ただ最後に至る流れはファンの心をがっしり掴んだ感じになってました。

感動の大団円。

二つの太陽のシーンが涙を誘いました。

30年に渡るサーガは、フォースの導きでひとつのサークルとなったのです。

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5位「最後のジェダイ」

2015年より始まった続編3部作の2作目です。

自らを祖父ベイダーの遺志を受け継ぐ存在と信じる孫カイロ・レンが自らのマスターであるスノークを倒し、新たにファーストオーダーの指導者となって、反乱軍と対峙するというストーリー。

はっきりいってカイロ・レンやヒロインのレイの存在はあまり私の中では重要ではありません。

ましてやそのほかの脇役たちのポーやフィン、ローズなどはむしろ必要ないとさえ思っています(いや本当に)

旧シリーズからのファンはやはりルーク・スカイウォーカーでしょう。

そしてヨーダでしょう。

悩めるルークが自らの苦悩(甥であるベン(カイロ・レンのこと)をダークサイドに追いやってしまったこと)を霊体ヨーダに打ち明けたシーンは秀逸でした。

「完璧である必要はないのじゃ。お前の失敗を若いものに伝えなさい。弟子に越えられること。それが師たるものの務めじゃぞ」

こそシーンと、その後でカイロレンと対峙したときのルークの振る舞いが、まさにオビワンとベイダーの時そのものだったということ。

時代を越えた師と弟子のけじめのつけ方。

ここに人としての何かを見た気になりました。

感動です。(ほかの要素は基本的にどうでもいいです)

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TOP6~9

6位「帝国の逆襲」

旧エピソードの第2弾です。

前作でデススターを破壊した反乱軍が一気に帝国を崩壊に導くかと思いきや、逆に追い込みをかけられてしまう展開が今作の流れになります。

そのせいか戦闘シーン多くなっていて、それが娯楽SFアクション作品としてのスターウォーズの魅力を高めているとはいえますが、香港映画のカンフーもので子供時代を育ってきた私にとっては、ジェダイやフォースが出てこないSWはSWではありません。

そんな私のこの作品の見所はなんといっても、ルークがヨーダのもとを訪ねるところと、そこで修行を受ける流れ。

フォースを信じ切れないルークに丁寧に教えを与えるヨーダですが、結局は途中で放っぽりだして、生半可のままベイダーに挑んでボコボコにされるルークの若気の至りが哀しすぎます。

そのときに手を切り落とされてしまうのですが、同時にベイダーから伝えられる重大な一言。「お前は私の息子だ」

暗黒の父から伝えられた言葉の重みはルークにしか分からないでしょうね。

このときの葛藤がルークを精神的に成長させるきっかけになります。

それがジェダイの修行へと昇華され、次のエピソード6では序盤に見事なジェダイ戦士となって、落ち着きと風格を滲ませるように至るのです。

7位「フォースの覚醒」

ルークらの活躍で銀河帝国を崩壊に導き、宇宙の新たな秩序を打ち立てたはずの新共和国時代。

30年後には帝国の残党が組織したファースト・オーダーが共和国の秩序に挑むようになっています。

その中の主役の一人、カイロ・レンは、スカイウォーカー家の血を引き継ぐものの宿命として強大なフォースを生まれつき持っており、その力を叔父であるルークが正しい方向に導こうとしましたが、結局は暗黒面に引き寄せられてしまいました。

序盤で出てきたレンの場面では、自分の部屋にダース・ベイダーの壊れたマスクを置いていて「聖なるベイダー神よ・・」と祖父を崇めるところに「ググッ」と心を掴まれましたね。

あとはレイア姫が将軍になって再登場したところ。

かつての若く美しい姫のではありませんが、いい感じに年を経て重厚さを増した「レイア・グランマ」が往年のファンとして嬉しかったです。

そして最後のシーンでルークが登場したところ。

これは鳥肌が立ちました。

しかも場所が離れ小島という設定の絶妙さ!

なんだかローマ帝国時代の皇帝の別荘(ヴィラ)を想像してしまいましたよ。

往年の名優と続編に期待を持たせる作りこみに感動!です。

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8位「クローンの攻撃」

共和国からの分離を画策する勢力とそれを阻止しようとする共和国側との攻防がメインストーリーです。

話の流れてきには前作から次作につながる部分で同じなのですが、今作ではその象徴としてクローン部隊が登場します。

後のスターウォーズで有名になるストームトルーパーがそれに当たります。

白の機動装甲を身にまとったトルーパーの元祖は、ジェダイ・マスターの一人が共和国軍隊創設のために依頼したクローン部隊。

一人の戦士の遺伝子をホストにして大量のクローン部隊を作り出すことで、分離主義勢力との戦いを有利に進めようとしますが、分離主義勢力側も同じ手を使ってクローン部隊を展開します。

一方でオビ・ワンの元で修行して成長したアナキンの姿も見もの。

ジェダイ見習いとしてフォースの実力も相当に上がっていますが、その精神の奥には「愛するものを失いたくない」という心の弱さを併せ持ち、それが彼の運命を大きく変えていくことになります。

ジェダイ好きの自分としては、今作の最大の魅力は分離主義勢力のリーダー格であるドゥークー伯爵とオビワン、アナキンの戦い、そしてヨーダとの決闘。

ヨーダの弟子であり、ジェダイマスターの一人であったドゥークー伯爵の実力は相当なもの。

オビ・ワンとアナキンの二人がかりでも全く歯が立たないほどで、アナキンはこの戦いで片腕を失ってしまうほどです。

そしてついに出たヨーダの戦闘シーン!

これまでのシリーズで見ることのなかった「伝説のジェダイマスター」のベールがついに明かされた衝撃の戦闘シーンでしたよ。

飛び、跳ねて、回転すること毬のごとし!

ドゥークー伯爵の柔らかで直線的なフォームに対して、ヨーダの回転しまくる波状攻撃はまさに「ボール」そのものでした。

ここを見るだけでも十分に価値ありな作品です。

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9位「ファントム・メナス」

全てはここから始まった・・

シリーズの起点となる超重要な作品です。

全体としての面白さは十分にあるのですが、あることが原因で映画のスピード感を半分くらい損なっている作品としても有名です。

それは多くのファンが指摘している「ジャージャービンクス」の存在。

水中に住む種族の一員が物語の中盤から登場して最後までやたらとちょっかいを出すうっとおしさは、見ているものの怒りさえ誘発させてくれます。(この怒りは「最後のジェダイ」に出てくるローズに匹敵するでしょう)

個人的には共和国を巡る政治的な動きも面白かったですね。

通商連合間の貿易関税率を巡る戦いなど、今の世界でも普通にあり得る駆け引きが大人的には楽しめます。

ただスターウォーズをシンプルなアクション大作として見ている人には「なんじゃそりゃ?」となるかも。

ジャージャービンクスの存在と、リアルな政治的駆け引きの描写の複雑さ。

ここを乗り切れば、きっとジェダイの終焉の始まりの幕開け作品として楽しめると思いますよ。

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まとめ

エピドードごとの感想と魅力を語りつつ、作品をランキング形式で並べてみましたが、如何だったでしょうか?

2019年12月20日(金)日米同時公開の最終作「スカイウォーカーの夜明け」をもって、ついにサーガは幕を閉じました。

正史としてのスターウォーズの物語はこれでおそらく終わりになります。

長年のファンとしては、悲しいようなホッとしたような複雑な気持ちですね。

けれども最終作を見て思ったのが「これで良かったんだ」ということ。

だってスカイウォーカーの意志・魂は、新たなジェダイによって引き継がれることになったのですから。

まるで一冊の本のようですね。

正史は終われど、今後も物語を紡いできたキャラクターたちの歴史を「スピンオフ」で語り続けることを期待してます。

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