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バック・トゥ・ザ・フューチャーで初恋と郷愁感を味わった思い出ストーリー

2022年7月4日

1985年に公開されるやいなや、世界中で大ヒットを記録した映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。

娯楽作品としては「スターウォーズ」に匹敵する超人気シリーズですが、もちろん私もこの映画を小学生の頃に見て「面白い!!!」と、めちゃくちゃハマった思い出がありますよ。

引き付けられたポイントは、

・タイムトラベルの設定(現在から過去へ、過去から現在への転生)

・母親役の女優さんが美人すぎ

・音楽が良すぎる

の3点!

それぞれに特別な思い入れがあって、今でもこの当時のことを思い出すとノスタルジーな気分にさせてくれるんですよ。

今回はそんなバック・トゥア・ザ・フューチャーへの特別な思いを小学生当時の思い出とともに語っていきたいと思います!

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バック・トゥ・ザ・フューチャーの感想と思い出話

映画のストーリーはこちらのとおりです。

友人の科学者ドクの作ったタイムマシン・デロリアンに誤って乗り込んだ高校生マーティは、30年前の世界に飛んでしまう。その世界でのドクの協力を得て元の世界へ帰る方法を見つけたマーティだったが、彼には少女の頃の母親に惚れられたために変わりつつある歴史の修復作業が残っていた・・

タイムマシンという設定に心がときめいたのは、子供の頃から読んでいた「ドラえもん」を彷彿とさせてくれたからです。

さらにそれがハリウッド映画という大作で公開されたこと、マンガでしか見たことがなかった「現在から過去、未来へのワープ」という筋立てを現実にこの目で見れるという興奮も大きかったですよね。

とくに勃興し始めていたミュージックビデオと合わせ技で「バック~」も音楽と一緒に楽しく見ることができたのも、気分も盛り上げてくれたポイントだったかな~と。

映像も凄く良くて、憧れの対照だったアメリカ人の豊かな生活がそのまま飛び出てきたような雰囲気で「ああ~これがアメリカという国なんだな」と子供ながらにうっとりして見ていました。

ストーリー的には、現実世界に戻らなければいけない「タイムリミット」がドキドキと興奮を掻き立ててくれましたし、主人公の家庭環境やそれらを巡る人間関係も「ドラマティック」で目を離せなかったですね。

なによりもタイムマシンを発明したドクのクレイジーさが目を引いたという(マッドサイエンティストだ笑)

でもですね、一番心に残ったのは、実は「マーティーのお母さん役の女優さん」なんですよ。

彼女の存在が子供心にすごく印象的で、その姿を見た瞬間に「ズギューン!」と心を撃ち抜かれてしまいましたからね!

たぶん自分の理想の女性像を体現していたんでしょうねえ。

実際にその後に付き合ったり、好きになった女性はそれに近いタイプの人ばかりでしたっけ。

まるで恋愛感情に似た気持ちと、タイムトラベルが演出する「叶わぬ思い」的な切なさ、はかなさ・・・

今でもこの映画を観ると、独特のノスタルジーが蘇るんですよね。

母親役のリー・トンプソンに一目ぼれ!

そんな自分の「幼い恋心」を掻き立ててくれた女優さんの名前はリー・トンプソンさん。

この映画で初めて見た女優さんで、とにかく「清楚」で「美人」「可愛さ」の3点が揃ってました。

映画上では主人公のマーティーのお母さん役で、現代社会ではアル中のどうしようもない母親を演じていましたが、マーティーが過去にタイムトラベルすると、まだ十代だった過去のお母さんと出会い、彼女に惚れられるという設定になっていました。

この若い頃のお母さんが当時のリー・トンプソンさんのリアルな姿なのですが、その雰囲気が先ほど述べた3点の魅力を際立たせているんですね。

しかも映画上では、未来からやってきた不思議な出で立ちの若者に恋をしてしまうという「禁じられた恋」(しかも若者は未来の自分の息子というアブノーマルさ)の設定が、さらに「ドキドキ感」を煽ってしまうという・・・

映画の中の振る舞いも上品で清楚で、いかにもアメリカの良家のお嬢さんという感じなんですよね。

もともとの彼女の爽やかな顔だちがそれを強調していて、子供ながらに自分も「一目ぼれ」してしまいましたよ。

たぶん、このときが「初恋」だったんじゃないかな?

彼女に似た顔で好きになった女優さんといえば、過去記事でも紹介した「リチャード・マークスの元奥さんのシンシア・ローズ」「水谷豊さんの奥さんの伊藤蘭さん」のラインではないでしょうかね。

リチャード・マークス「サティスファイド」と美しき妻シンシア・ローズとその後

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そんなリー・トンプソンさんに関する思い出は、別のレビュー記事で詳しく書いています。

ハワード・ザ・ダック「暗黒魔王の陰謀」レビュー!リートンプソンが可愛かった!

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このときの彼女はこのバック~のときとは180度違って「女性ロックバンドのギター&ボーカル」で、バリバリのパンクっぽいルックスがキュートでクールでしたよ。

今はもう大分お年を召しておられていますが、最近の写真を見ても当時の面影を十分に残してられるので、嬉しくなってしまいます。

たぶん整形もそこまでしていないんでしょうね。

上品で清楚な雰囲気は生まれ持ってのものなんでしょうね!

タイムトラベルと恋愛ものは鉄板!

そんな恋愛を挟んだタイムトラベルものの設定ですが、実はこれで心を揺り動かされたのは「バック~」だけではないんですよ。

映画であれば、同時期でテレビで見た「フィラデルフィア・エクスペリメント」という作品がまさにそれ。

第二次世界大戦中に軍の実験によってアメリカ海軍の軍艦が航海途上で姿を消して、未来にタイムトラベルするというお話です。

40年後の未来(映画では1984年の設定)にやってきた若い水兵と、現地で出会った女性が恋に落ちつつ、継続していた軍の実験から逃げる筋立てになっていましたが、最後は水兵は現代に残るという落ちで「良かったな~」とホッとした記憶があります。

未来という異世界で恋人と生きる決断をした(そこまでの覚悟は作中では描かれていませんが)水兵の気持ちも分かりましたし、彼に残って欲しいという恋人の気持ちも伝わってきました。

こういう「本来は出会うべき運命ではない男女の恋」は、いつの時代もロマンを掻き立ててくれるもんですよね。

実はこの2つの映画を観る一年前に、小学校の授業でそれに似たストーリー仕立ての本を読んでいたんです。

「俺があいつで、あいつが俺で」

という児童向けの本で、後に映画化(もしくはドラマ化)されたほどに人気があった作品だと思います。

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主人公の少年が幼馴染の女の子とふとしたきっかけで(神社かどこかの階段で転んで体が重なり合ったときに)魂が入れ替わってしまうというお話です。

つまり「女の子と体なのに男の子の気持ちになる」「男の子の体なのに女の子のようにふるまう」という現象が起きるんですね。

最初は嫌がっていた男の子も女の子も、それぞれの体の変化や、周りの状況を経験していくうちに「男の子(女の子)の苦労だったり、分からなかった気持ち」を理解していくようになり、最後は確か「相手のことを好きになる」エンディングだったんじゃないかと思います(ここは忘れてしまいました)

自分ではない誰かの体、しかもそれが異性の空だという違和感と面白さ、次第に理解していく異性の気持ちを面白かったり、切なく描いていて、子供ながらにすごく心に残っていました。

それから30数年後に新海誠監督のアニメヒット作「君の名は。」で似たような設定が出てきたとき「あれ?これ確か、昔見た記憶があるな~」と思っていたときに思い出したのが「俺はあいつで、あいつが俺で」だったんですよね。

【君の名は。感想】懐かしくも切ない気持ちになりました

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この本はタイムトラベルではないのですが「転生」という意味では「タイムトラベル」と似ていると思います。

本来は体験するはずのない出来事を体験しつつ、そこで男女の恋愛が絡むという部分。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はそんなノスタルジックな部分で「フィラデルフィア・エクスペリメント」「俺があいつで、あいつが俺で」と被る部分が大きいんです。

だからこそ、バック~やフィラデルフィア~での恋愛は心打つものがあるのでしょうし、どこかに「叶わぬ想い」という切なさが伴うので、そこが子供ながらに印象深かったんだろうなと思います。

ちなみにこれは余談ですが、先ほどの小学校時代の授業で「俺があいつで、あいつが俺で」の感想文の中で先生が気に入ったものを読み上げるというコーナーがあったのですが、私の感想文が読み上げられて嬉しかった思い出があります。

しかもこの感想文は当時小説で読んでいた「ゴーストバスターズ」の筋立てと合わせて勝手に「架空の面白ストーリー」に仕立てたもので、先生もクラスメートも皆爆笑していたことが今でも記憶に残ってますね。

この頃から「人を笑わせる面白い話を書きたい」という思いが強かったんだなと、今になっても実感しますよね。

コミカルなお化け映画『ゴースト・バスターズ』のテーマソング

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サントラとヒューイ・ルイスの登場に胸が震えた!

あとは何といっても「主題歌」のヒットでしょう。

バック~といえば同時に「パワーオブラヴ」が頭に鳴り響くほど、映画とサントラの関係は一蓮托生というイメージがありますよ。

とにかくあの50年代を彷彿とさせる「古き良きアメリカ」を表現したメロディーがいいです。

歌詞は「愛の力」なんですが、個人的には「古き良きアメリカ文化の力」と捉えているくらいですから!

これを歌っていたヒューイ・ルイス&ザ・ニュースは当時飛ぶ鳥を落とす勢いでヒットを飛ばしていましたね。

出すアルバムもシングルも売れていましたし、当時よく聞いていた洋楽番組でも彼らの歌が出てこない日はなかったくらいです。

あの独特のハスキーで絞り出すような声がまた味があるんですよね。

それでいてボーカルのルイスは当時すでに30を過ぎていて、これがまた例の絞り出すようなハスキーボイスで「若いヤツの愛を全力で応援するぜ!」的に頑張って歌っていたものですから、子供だった私もそんな彼に対して「年の離れた兄貴的」な頼りがいを勝手に感じていたもんです(笑)

とにかく明るくて前向きで、それでいてちょっぴり郷愁感を感じるサントラ「パワー・オブ・ラブ」抜きにバック~は語れません。

映画の中でも主人公のマーティがロックンローラーを目指していて、その大会の審査員にルイス本人が出てたりしていて、色んな意味で80年代のアメリカ文化の素晴らしさを伝えてくれる流れだったと思いますよ。

「パワー・オブ・ラヴ」 は80年代最強のサントラです!

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まとめ

バック・トズ・ザ・フューチャーは全部で3部作になっていて、パート2では現代と未来(2015年!すでに過去だ!)が舞台に、パート3ではさらに過去に戻って西部劇が舞台になっています。

普通は回を追うごとに面白くなくなっていくものですが、ことバック・トゥ・ザ・フューチャーに関しては、どれもハズレがないのが凄いですよね。

制作メンバーと出演者が共通しているのと、タイムトラベルという設定がいかに魅力的なものかを示してくれる好材料だと思います。

このシリーズは3部作で完結していますが、ぜひともさらなる続編を作って欲しいですね。

そしてまた再び憧れのリー・トンプソンさんの上品な御姿を拝見したい。

もう60才を越えているのですが、あの上品さと清楚さはまだまだ健在ですからね。

とはいえ、主演のマイケル・J・フォックス氏はパーキンソン病のため、2020年に俳優業を引退しています。

なので、もう彼が主演という形ではバック~の再シリーズ化は無理なんでしょうね。。。

残念ですが、それでもまだ彼は生存していますし、もし将来的にパーキンソン病を直す画期的な治療薬が出てきてくれば、それによって回復したフォックス氏が老齢になったマーティー役で出てくれることを願っていますよ。

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