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ガンズ・アンド・ローゼズのボーカリスト、アクセル・ローズが、2016年のツアー代役以降、再びAC/DCのメンバーとして活動を続けていく可能性が高くなった。
AC/DC、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズを迎えて活動を継続か | NME Japan
NMEによれば、バンドリーダーのアンガス・ヤングが、聴覚問題でバンドを休止しているボーカルのブライアンに代わり、アクセル・ローズをニューアルバムのレコーディングやツアーにも迎え入れるつもりだと、AC/DCの伝記作家マレー・エングルハートが発言したという。
アンガスとアクセルの蜜月時代、再び
かなり衝撃的なニュースだ。
アクセルが2016年のAC/DCのツアーの代役ボーカリストとしてだけではなく、ついに本格的にバンドの活動(レコーディング、ツアー)に参戦するだろうというニュースなのだから。
正式にアクセルやアンガスからコメントが出されたわけではないので、どこまで本気にしてよいのか不明だが、バンドに近しい伝記作家の「アンガスが言うには・・」という発言なのだから、アンガスの本意はまさにそこにあるのは確かだろう。
いずれにせよ、この発言がファンがどのように受け止めるのかを調べる「観測気球」的なコメントなのは明らかだ。
もしそれが良好なものだとすると、おそらく近い先にバンドとして公式に「アクセル・ローズをAC/DCのボーカリストに任命します」というアンガスの顔面アップなインスタグラムがアップされて、原理主義的ファンが「ふざけんな!!」と各地で暴動を起こし始めることは明々白々であろう。
しかしガンズファンの自分的には、アクセルがガンズ以外の活動で音楽を楽しくエンジョイするのは全然良いことだと思うし、多くのガンズファンも「いいんじゃない?」と好意的だと信じたい。
というのも、アクセルはどうやらアンガスのことを「兄貴」として慕っている風であるし、アンガス自身もアクセルのことを「弟よ」と可愛がっている風であるからだ。
それは2年前のこのブログで熱く語ったことでもあるし(→アクセルとダフがガンズ・アンド・ローゼズ再結成についてインタビューで大いに語る!)、この記事がいつの間にか2ちゃんねるに取り上げられていて「アホと違うか」とか「中二病みたいな記事だな」という批判を食らった一方で「その意見は分かる」「なかなかやるじゃないか」的な肯定コメントをもらったりして、ちょいとしたガンズ来日記念前夜祭的なノリになって楽しかったことが懐かしい。
もちろん、記事中でも言及したように、アクセルとアンガスの仲の良さはあくまでビジネスのラインが基本であって、そのほかの要素はあくまで「ファンの想像」にしか過ぎないということもよくわかっているつもりだ。
しかし、あえて想像したい。
アクセルはアンガスを兄貴のように慕っている、ということを。
そしてアンガスはアクセルを弟のように可愛がっているとも。
その証拠は・・・
これだけの写真を見れば明らかだろう。
どの写真のアクセル、アンガスにも男が心から満足したものだけが出せる「テストステロン」が体中の毛穴から無数に噴出しているのが見えるものには見えるし、この一枚なんかアクセルの「兄貴」に対する敬愛の眼差しがまぶしすぎるほどテカって見えるから、見ているこちらが恥ずかしくなるほどだ。
つまりは、だ。
前にも言ったように、アクセルはバンド経営の先輩としてだけではなく、自身のトラウマ(父親に虐待を受けた)からくる肉親愛への枯渇を埋めてくれるべき年上のアンガスを尊敬し、アンガスを心の師匠と呼ぶまでに至ったからこそ、アンガスも返す刀でアクセルを「弟」認定したということ。
そして耳が聞こえなくなったかつての盟友に存分なレスペクトを与えつつも、今後のバンドの収益・・じゃなかった「ファンへの愛」を優先するために、アンガスはバンド継続を決め、その新たなボーカルに自分とケミストリーの合ったアクセルを再登用したのだと。
(ガンズのファンも取り込めれば万々歳だな・・)
などとはミジンコも思わないのが、世界トップレベルのビッグバンドのリーダーの懐の深いところだ。
ファンへの愛、そしてアクセルへの愛(兄弟愛である)、この二つの愛が重なってできたのが、今回のアクセルAC/DC再加入ストーリーである。
いわば愛によって成しえた奇跡。
愛は最強。
愛こそすべて。
愛よこんにちは!
そんな劇空間「ラブストーリー」で始まる今年のアクセル IN AC/DCは一体どのような方向に進むのだろう。
それはアンガスの狙う「ガンズファンの取り込み・アルバム購入・ツアー動員」につながるというのだろうか。(たぶん俺は買うし、コンサートにも行く)
その一方で、残されたガンズのメンバーやブライアンはどのような気持ちでいるのか?
そこが知りたい暇な貴方は、ぜひとも次の章を続けて読んで欲しい。
スラッシュ、動物園のゾウの移送に反対意見を表明する
ガンズのメインギタリストであり動物愛護家でもあるスラッシュは、ロスの動物園での保護問題に大いなる疑問を呈している。
ガンズのスラッシュとシェール、ロサンゼルス動物園のゾウへの措置を巡って意見が対立することに | NME Japan
ロサンゼルス動物園で飼育されているゾウのビリーをより負担の少ない場所へ移送することを提案しているのを受け、現地時間1月24日にロサンゼルス市庁舎で開かれた委員会にシェールやスラッシュらは出席している。
委員らは最終決定を下す前にビリーの現在の居住環境や健康状態を検査することで合意に至っているものの、シェールは検査の時点でビリーが既に「とても苦しんでいる」ことは明白だと主張している。
「ビリーを私は何年も見てきましたが、彼はいつも前へ後ろへとフラフラするばかりで、それはビリーがとても苦しんでいることを意味しています」とシェールは委員会で主張している。
一方で、ロサンゼルス大都市圏動物園協会の評議員も務めるガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュは、ビリーの移送に反対の票を入れるよう委員会に提言しており、多くの人たちは「嘆かわしいほどに事実を把握していない」として、次のように語っている。「ここでは事実こそが重要だと僕は考えています。あなたたちはその事実やロサンゼルス動物園のゾウの飼育方法を支持すべきなのであって、この動きには反対票を入れるべきなのです」
このニュースのポイントはここである。
・ロスの動物園で暮らしているゾウの健康状態がおもわしくない
・そのゾウを移送して環境の良い場所で飼育するかどうかを話し合っている
・シェールはゾウの体のが良くなることを考えて移送に賛成している
・スラッシュはゾウの体に負担がかかることを考えて移送に反対している
・スラッシュがロサンゼルス大都市圏動物園協会の評議員も務めている
上の5つの中で、どれが全地球規模的動物保護愛に満ちた我がブログの話題的に最もふさわしいかといえば、もちろんゾウの体の負担に関する話し合いについてである。
スラッシュと同じく動物保護愛好家の私としても、今後のゾウの将来のことを考えて皆で実りある議論が深まればよいと心から願っている。
一方の本家スラッシュは以前にも多くの動物を愛するミュージシャンとともに、動物園関連のイベントに参加している経緯があり、その深き「動物愛」に関しては疑いの余地すらない。
ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、L.Aの動物園でパフォーマンス決定
問題はスラッシュが動物園協会の評議員を務めているというところだ。
一体スラッシュはあのトップハットで協会のクソ真面目な議論に真面目な顔をしてスーツを着て参加しているのだろうか?
それともいつものあのロッキンなTシャツと皮パンでギターをかき鳴らしながら会議に参加しているというのだろうか?
いずれにしても、上のどのポイントにもスラッシュがガンズアンドローゼズのこれからについて真剣に討議したという形跡はミジンコも観られず、したがってスラッシュがアクセルの今後の動向に興味を抱くことは、ゾウの移送問題以上になさそうだということが論理的にも形而上学的にもNME的にも明々白々なのは言うまでもないのである。
ブライアン・ジョーンズ、耳の悪化は音楽活動のせいではなかった!
今回のニュースの陰の主役であるAC/DCのボーカルを長年務めたブライアンについてだが、聴覚の悪化でバンド活動を退いたのは2016年のことだったが、その時は彼の聴覚の悪化は「長年のバンド活動の影響」と一般的には考えられていた。
AC/DCのブライアン・ジョンソン、完全な聴力損失の危険性を受けてツアーを延期 | NME Japanhttps://nme-jp.com/news/15896/
しかし同年の別の記事で彼の聴覚の悪化は実は「長年の趣味であるカーレース」からくるものであり、その主な原因は「右耳にイヤホンをつけずに出ていたことがきっかけ」と告白している。
REAL reason AC/DC's Brian Johnson has gone deaf is not rock'n'roll
つまりブライアンは趣味のカーレースによって耳の悪化を招いたのであり、それが積もりに積もって2016年の「Rock or bust」ツアーの途中リタイアにつながり、そしてそれがアクセルの代役になり、結果的にはブラインが抜けたままの穴をアクセルが埋める形で2018年もAC/DCは継続していくことになったというのだ。
ブライアン自身は引退を是としており、68歳という高齢であることや、これ以上のステージは聴覚を完全に失う危険を伴うこともあり「長い間、楽しかったよ」とすでに過去の素晴らしき思い出としてまとめつつあるというのが、今の彼を取り巻く現状ということであるらしい。
バンドの貢献度から考えて、今後も発生するバンド活動からの収益やその取り分はかなりなものになるだろうし、これまでに貯めたお金もあるだろうから、悠々自適で好きなことをして生きていけるはずだ。
ということは、もはやブライアンにはアンガスによるアクセルのバンドへの本格参加決定の件については、何も語るべきことはない、というのが本音ではないか。
このことは十分に関係者との間で話し合われたものであり、「俺っちはこれから車とバンドを組むからね!」ぐらいの吹っ切れ感と清々しさが写真からビンビンに感じられるくらいだから。
ブライアンさん、長い間お疲れ様っす。
AC/DCのボーカルとなった暁にアクセルが迎える結末は・・
一方で、AC/DCに人生の全てを賭けてきた「原理主義者」なファンたちは、このことをどう思っているのだろうか?
自分の周りにはそのような恐ろしい「AC/DC狂信者」は存在しないし、いても怖くて近づきもできないだろうから(本気で殴り掛かられそうだ)、想像もできないし、したくもない。
想像できるのは、これからブライアンの後を継いで3代目AC/DCボーカリストを襲名するアクセルの身の危険であり、前回のステージではあくまで代役としての参加だったため、数々の罵声をマネージャーのベータさんの返す罵声で抑えることができたが、次にくるのはブライアン無きあとの「AC/DCを守る聖なる戦い」であり、世界中のAC/DCマニアがこぞって武装し、アクセルの自宅の特定はもちろん、その日に立ち寄るトイレの回数すら把握しうる驚異の情報力でアクセルの居住空間を絶え間ない混乱に陥れることは明白である。
これによる狂信者の波状攻撃から守ってくれるのは、世界広しといえども米軍の最強特殊部隊デルタ・フォースかロシアの最強特殊部隊スぺツナズ、もしくは動物園のゾウを自在に操るスラッシュ先生しかおらず、アクセルに残された選択肢は限りなく少ない。
ということで、アクセルは今すぐトランプ大統領かプーチン大統領に電話して警護をつけてもらうか、スラッシュに電話して最強のゾウ部隊を護衛に回してもらうしかなくなるが、前者は彼のトランプ嫌いの公言のため拒否られる可能性が非常に高く、プーチンに至ってはトランプの当選を助けた輩としてアクセル自身が激しく拒否る可能性も高い。
ということは、残された選択肢のひとつ「ゾウ使いのスラッシュ先生」が唯一の望みということになる。
アクセルはロスの動物園に多額の寄付をしてなおかつ評議員の委員長にスラッシュが就任するように圧力をかける必要があるのだ。
そこまでしてようやくゾウが立ち上がり、スラッシュもトップハットを脱いでギター一つでアクセルの元に駆け付けてくれる可能性も・・・
すいません
また妄想が炸裂してしまいました
【アクセルへの個人的提言】
自分の身は自分で守れ
まとめ
最後の最後にまたきたかという感じだった今回のガンズ関連ニュース。
いやしかし本当にアクセルはAC/DCのボーカルになって大丈夫か?という気が濃厚にする。
それはAC/DCのファンという問題ではなく、ガンズの活動に影響するんじゃないかというガンズファンからの心配だ。
AC/DCとのコラボそのものは別になんとも思わないし、アクセルが気を良くしながらアンガスと楽曲つくりに没頭する姿をインスタで見るのも悪くないなと思う。
ただそのせいで、ガンズのオリジナルアルバムの制作の可能性がさらに低くなるのが哀しいし、そもそも本当にオリジナルを作る気があるのかという疑いが、このAC/DCボーカル就任の噂でさらに高まったのではないか?
いや、文中でも言ったけど、AC/DCで来日したら行くけど。
でもやっぱりガンズで再来日してほしい。
それもニューアルバムを引っ提げて。
だからどうかアクセル御大には、ぜひとも
アンガスをガンズに一本釣りする(ロックバンド初のスリーピースギター)
という荒技を成し遂げてですな、そのうえでガンズメンバー全員を全世界のAC/DC狂信者の敵意にさらしたうえで、スラッシュがゾウとバンドの守護神として鎮座しておわす姿をこの目で生きているうちに見てみたいと思うのじゃ。
荒ぶるべし!アクセル!
アクセル with 浮遊霊(右上)
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