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ガンズ・アンド・ローゼズ

【GNR】パワーバラードの名曲「ノーベンバー・レイン」

2016年11月17日

スタジオアルバム3作目の「use your illusion1」(1991)からのシングルカット。(シングルリリースは1992年)

ビルボードチャートで全米3位にランクインされた、ガンズの曲中、最長のパワーバラードだ。

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曲の魅力

実はこの曲は、昔はそれほど好きではなかったのだが、年明けにある来日ライブのために改めてアルバムを聴き直していると、意外に心に染み入ってくることに驚いた。

バラードなら「スイート・チャイルド・オブ・マイン」が最も好きだったんだけど、この20年で自分の中の感性がずいぶん変わったんだなと。

昔は「長ったらしい、ジメジメした歌だな」と忌避してたのだが、今はアクセルの情感のこもったボーカルスラッシュのエモーショナルなギターソロなど、曲の随所随所にドラマティックな感動を覚えてしまって、昔からのファンからは「今さらかよ!」と呆れられること確実の「ノーベンバーレイン信者」になりつつあるここ数カ月なのである。

昔のライブバージョンでは、アクセルが序盤のピアノソロを引き上げた後に、小さな声で「ディジー」とキーボードの演奏を促す部分が好きなのだ。

youtu.be

<歌詞の超要約>

永遠に続くものなどありはしない

人の心なんて変わりやすいものなんだ

君の瞳の奥に見える恐れ

それは俺だって同じさ

たとえ傷ついたとしても、愛が終わってしまったとしても

時がそれを癒してくれる

11月の冷たい雨も、いつか止む時がくるように

曲の歴史とミュージックビデオ

元LAガンズのトレージーガンズによると、アクセルは1983年からこの曲作りを始めたという。(ウィキペディア英語版「November Rain 」より。以下、記事中のネタ元は同じ)

2006年のチャイニーズ・デモクラシーツアーのときにアクセルは、「かつてのバンドメンバー(当時のスラッシュとダフ)がシンフォニック・バラードをアルバムに入れることに反対していて、自分が説得して挿入したんだ」ということをステージ上で話していて、「ノーベンバーレイン」に代表されるような自身のバラードへの思いが、他のメンバーよりも強かったことを暗にほのめかしている。(というか明白だが)

同じことは「パラダイス・シティ」(1989)のときにも起こっていて、このときもアクセルがシンセサイザーを曲中に取り入れることに、イジーらが反対したともいわれていていて、まさにバンドメンバーとアクセルとの間には越えられない「バラードの溝」が存在していたともいえる。

音楽的相違・・・それはロックバンドを崩壊に導く魔法のキーワードなのである。

ミュージックビデオは、当時のアクセルの恋人であったステファニー・シーモアが実際に出演し、アクセルと結婚するというストーリーになっている。

約1億円もかけられて制作されたこのビデオは、金がかかったことが幸いしたのか(?)、当時のMTVビデオミュージックアワードで最優秀映画撮影技術賞を獲得し、さらに「史上、最も金のかかったミュージックビデオ」の一つとしても有名になったから、この当時のバンドの勢いが、いかにすごかったかがよく分かる。

曲のコンセプトは、アクセルが自身の友人であるデル・ジェームスの「without you」という短編小説からインスピレーションを得たもの。

「恋人の死を悲しむロックスター」という設定の小説で、これは実際にアクセルと彼の元恋人であったエリン・エヴァリーをモデルにしたという。

この元恋人との間に何があったのかは分からないが、アクセルは「ターミネーター2」のサウンドトラックである「ユー・クッビーマイン」の歌詞にも、このエリンのことを罵倒して書いたともいわれているほど、アクセルの中ではトラウマになった女性のようだ。

しかし「ゲット・イン・ザ・リング」といい、アクセルは自分を巡る不満を赤裸々に歌詞にぶつけるのが本当に好きだな(笑)

まとめ

2016年11月の時点で(今じゃないか!)この曲は21世紀より前に作られたビデオとしてyoutubeで最も視聴されているらしい。

さらにガンズのビデオの中でも最も視聴されている曲でもあるとか。(6億9千万ビュー!)

いやあ、まったくすごいな、ガンズ人気は。

再結成してワールドツアーを開催してるってのもあるだろうけど、それにしてもこれだけ復活を望まれてたバンドというのも、ほかにはそうそうありはしないんじゃないだろうか?

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