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デビッド・ボウイ氏、死去のニュース

2016年1月12日

英国の世界的ミュージシャン、デビッド・ボウイ氏が10日、癌による闘病生活の末に亡くなった。

英国の伝説的なマルチミュージシャン、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)さん(69)が10日、がんで死去した。ツイッター(Twitter)とフェイスブック(Facebook)の同氏の公式アカウントで11日、明らかにされた。これによると、ボウイさんは1年半におよんだ闘病の末に、家族に見守られ安らかに亡くなったという。ボウイさんは、通算25作目のスタジオアルバム「ブラックスター(Blackstar)」を発売したばかり。1969年に「スペース・オディティ(Space Oddity)」のヒットで脚光を浴びて以来、英音楽界で最大級の栄誉を手にしてきたアーティストの人生に幕が降ろされたことになる。

AFPより)

英国の誇る巨星、ついに墜つ・・・・

氏の死去の報を知って最初に頭に浮かんだ言葉だ。

デビッドボウイといえば、ここで私などがあれこれ語ることもないほどに、あまりにも有名で、あまりにもショービジネス界に多大な影響を与え続けてきた、まさに「生きる伝説」だった。

私が生まれた70年代には、彼はすでにスターダムにのし上がっていて、グラムロックスターとしての地位を確固たるものにしていた。長じてリアルタイムにボウイを知ったのは、84年の「ブルージーン」のビデオクリップを洋楽番組で見たのが初めてだった。

GIオレンジやマドンナ、デュラン・デュランなどのアイドル的なミュージシャンを見慣れていた当時の自分からすれば(小学生です)、このビデオクリップでのボウイの風貌や流される音楽は、なんだかとても洗練されていて、大人びているように感じたものだ。

その後、チェックしていたビルボードチャートで耳にする以外は彼の音楽を好んで聞くことはなかったけど、成人して一人暮らしするようになると、ふと昔聞いた洋楽のことが懐かしく思い出されて、その中の一人としてボウイのアルバムを買って、部屋でよく聞いていた記憶がある。

個人的には好きだったティーン・マシーン時代や、「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」以降のボウイには、かつてほどのカリスマ的な輝きは失せていたように思うし、音楽的な影響力も減少していたようにも思う。それでも2000年代初頭から「heathen」など3枚のアルバムを世に送り出し、今年の初め(1月8日)には最新作「ブラックスター」をリリースさせるなど、精力的に活動を開始する最中の訃報だった。

youtu.be

癌を患っていたという。闘病生活が一年半に及んだというから、きっと心身ともに消耗していたのだろう。それでもアルバムを制作し、新たな作品を創作する意欲を最後まで失わなかったミュージシャン魂には敬服のほかはない。

最後に公開されたミュージックビデオも、見た目は年齢相応に老いてはいるものの、パフォーマンスや目の鋭さからは往時と変わらぬ熱さを感じれた。(パントマイムが復活しているのは嬉しかった)

ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズ氏が、自身のツイート・アカウントに父であるデビッド・ボウイ氏の訃報を投稿すると共に、ボウイと彼との(と思われる)子供時代の親子ショットを公開している。(以下の文章と共にBARKSで取り上げられている)

ボウイの息子ダンカン・ジョーンズもその直後、「こう言うのは、とても残念で悲しいが、本当だ」と、Twitterで、それが事実であることを認めた。

(BARKSより)

先月の初めに元ベルベット・リボルバーのスコット・ウェイランド、年の暮れにはモーターヘッドのレミー・キルミスターが亡くなったことに続いて今回のボウイと、世界的なミュージシャンが相次いで亡くなる悲しき年末年始を迎えることとなってしまった。

いずれも亡くなるだけの年齢的、体力的条件が重なってしまったといえば話はそれまでなのだけど、それでもそこに何か時代の流れとか運命的な意味を感じてしまう。

偉大な才能の逝去に心から哀悼の意を。

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