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【スキッド・ロウ】ロック史に残る至極のバラード「アイ・リメンバー・ユー」

2010年2月25日

スキッドロウといえば、ボンジョヴィの弟分として、80年代後半にデビューしたハードロックバンドの一つ。

その華やかなルックスと相まって、日本でも人気があったバンドだ。

今回はそんな彼らの熱いロックチューンの中でも、特に名曲と呼ばれるバラードを紹介したいと思う。

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名曲「I REMEMBER YOU」を語る!

この曲の収録された「skid row」(1989)はたちまちヒットし、チャート6位にまで上り詰めた。

当時こういったハード/メタル系ロックバンドは全盛期の終焉を迎えつつあり、90年代前半からニルヴァーナ等のグランジがシーンを席巻するにつれて、彼らのようなバンドは次第に下火になっていった。

若手ハードロック系の代表格だったガンズアンドローゼズが91年のオリジナルアルバムを発表して以後、08年のチャイニーズデモクラシーで奇跡の復活を遂げるまで長期の沈黙を続けていたこともあってか、長らくHRは冬の時代を迎えることとなった。

まあ時は移り変わるで、80年代ハードロックに止めを刺したグランジもカートコバーン死後、瞬く間に消え去ってしまったのだが(グランジファンの方、ご容赦あれ)。

ちょうどこの「I Remember You」がヒットした頃、私は中学生だった。

ハードロック全盛のこの頃は、本当にチャート上に多種多様なHRバンドが狂気乱舞していたものである。

ウォレント、ポイズン、シンデレラ、バッドイングリッシュ・・・・多感な頃に触れたものは一生涯残るというが、音楽に関してはまさに80年代ポップ&ロックが私のそれだろう。

そしてその一幕を飾るこの曲、これは時代を超えた名曲であると間違いなく断言できる。

熱い歌詞、魂を込めた歌声、涙を誘うギターライン・・・・

全てが完璧だった・・・・

キングオブロックバラード。

そして何よりも歌詞がドラマチックすぎるではないか。

かつて愛し合った女性の写真を片手に、街をさまよう一人の男。

ホームレスとして過酷な毎日を生き抜きながら、愛した女性との思い出を忘れられずにいる男。

どうか思い出して欲しい、あの頃のことを、手に手をとって歩いた日々を。

どうか一言、言ってほしい。

「あなたのことを忘れない」と・・・・泣かせるぜ!!

PVでは最後は写真を捨てるシーンで終わるが、これは彼女との思い出から決別できたことを意味するのだろう。

新しい人生の出発。人生は長く苦しいものだが、わずかな希望さえあれば人は生き抜いていけるのだ。

主人公の新たな門出に乾杯。

まとめ

スキッドロウは今も活動を続けている。

といってもボーカルのセバスチャンはすでに脱退して、今はまったく違うメンバーになっているが・・・

このバンドはセバスチャンの色があまりにも濃すぎるので、新生スキッドロウがどういう音楽活動をしているのか正直まったく興味が無い。

セバスチャンはその後ミュージカルに出たり、ソロを出したりと順調にキャリアを重ねている様子で、特にその中で面白いと思ったのは、彼がガンズのアクセルととても仲が良いということだ。

ガンズのアルバムやツアーに参加したり、アクセルの相談に乗ったりしてるらしい。

意外に人生の達人なのだ。

やるなセバスチャン。

ほんのちょっとうらやましいぜセバスチャン。


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