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ジーン・シモンズのツイッターから生きた英語を学ぶ!

2019年10月4日

老舗ロックバンドの雄、キッスのベーシストであるジーン・シモンズ氏が、ツイッターで以下のような発言をされていました。

これは何かというと、シモンズ氏は腎臓結石を患っており、手術をした際に取り出した石のことについて述べています。

このツイートの続きは文中にもあるように、奥さんのシャノンさんが彼女のツイッターで書いていて、実際に取り出した石の写真もアップしていました。

腎臓結石は自分の周りでもかかっている人が何人かいるので、とても他人ごととは思えず、なぜか敏感に反応してしまったという^^;

英語的にも、このときのやり取りで使われている内容はなかなか興味深かったので、早速チェックし、色々と勉強させてもらいました^^

そんな感じで今回は自分的に「使えるかな」と感じたフレーズや単語を取り上げていきたいと思います。

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シモンズ氏の腎臓結石にまつわる英語

まずはシモンズ氏のツイートから。

Ok. Here’s the scoop. All is well, but Shannon wanted you all to know...and see for yourself...Here it is!

この文章を分解して、それぞれを簡単に説明していきましょう。

英語表現「Here is~」

「~だよ、さあこれだ」的なニュアンスの文頭フレーズです。

英語でも割合によく使われます。

続けて使われている「scoop」は「すくい集める⇒ニュースの目玉」的な意味をもってます。

よくテレビや新聞でも「大スクープ!」というのがありますよね。

ああいう感じの意味です。

ここでは「scoop」という名詞の前に「the」がついているので、「特定の」という意味がつき、つまりは「取り出した石のことだな」と類推することができます。

英語表現「All is well」

「全ては順調だ」という意味です。

分解すると、

All(全て)+is(は)+well(良い)

という感じで簡単な文章構造です。

特にフレーズというわけではないのですが、意外に自分が使ったことがない英語だと感じたので、ピックアップさせてもらいました。

英語表現「Shannon wanted you all to know」

「シャノン(奥さん)が皆に知ってほしかった」という意味です。

参考にしたニュース翻訳では「シャノンが皆に報告したかった」となっています。

文章の構造的には、

Shannon wanted(シャノンは望んだ)+you(君ら)+all(全て)+to(ということを)+know(知る)

ポイントは「you all」というところ。

これも不特定多数の人数や大勢の人に呼び掛ける際によく使うフレーズで、もはや慣用句のような感じといえます。

どうしても文法から入る学校英語上がりの私のような日本人は、大勢の誰かに何かを伝える時でも「you」だけで済ませてしまいがちですが、あちらの人はその後にallをつけることで「君らすべてに」を強調するようです。

こういう「細かい言い回し」が英語の使いこなしに微妙に関係してくるので、ちょっとしたことですが、覚えておいて損はないと思います。

英語表現「see for yourself」

「君たち自身で見てくれ」という意味です。

ニュース翻訳では「君らの目で見てくれ」となっています。

奥さんのシャノンさんが皆に知ってほしいということを、シモンズさんが自分で示すのではなく、ファンの人たちが自分で確認してくれ、という流れです。

英語を分解すると、

see(見てくれ)+for yourself(君たち自身で)

となっていて、特に分解するまでもない簡単な構造です。

とはいえ、こんな簡単な言い回しも、実際の英会話で自分で使ってくれといわれたら、サッと出てくる自信は全くありません(笑)

せいぜい「see by yourself」と言ってしまうんじゃないですかね?

学校英語や受験英語で「yourself」の前にbyをつけると「自分自身で」という意味になる的なことを叩きこまれてきましたから(自分だけか?)

でも実際のネイティブはここで「for yourself」を使うという冷徹な事実^^;

前置詞の使い方って、意外に難しいですよね、日本人にとっては。

日本語で言うと前置詞は「助詞」みたいなもので、「~を」「~で」「「~が」とかを自由に言いまわせるのは、小さいころから無意識のうちに日本語を覚えてきたから。

外国人がそのあたりの「助詞」を使いこなせずに「これ取ってください」を「これ取ってください」というのと同じことだと思います。

何か不自然ですよね?

つまりはニュアンス。

言葉なんて空気感ですから。

だから覚えるしかありません。

徹底的に。

あちらの人のフレーズをシチュエーションで理解しながら。

そういう意味の「for yourself」としてピックアップしてみました。

では次にシャノンさんのツイートからの英語です。

英語表現「now that the cats out of the bag」

先ほどのシモンズ氏のツイートを受けて、奥さんのシャノンさんが「秘密が漏れたわね」と発言しています。

では英文を分解してみましょう。

now that(今や~だから、もう~なんだから)+the cats out of the bag(秘密が漏れる)

最初の「now that」は文字通り「今やthat以下の内容なのだから」と、次にくる発言の前準備になっています。

その内容とは「うっかり秘密を漏らす」という慣用句の「the cats out of the bag」です。

つまり「秘密が漏れちゃったから言うけど」的なニュアンスなります。

この次にシャノンさんは「これはシモンズの腎臓結石の写真よ。それはね・・」と説明する英文を続けています。

ちょっと日本語に転換しづらい英文になっていますが、雰囲気的には日本語でも全然よくあるシチュエーションなので、会話や文章では前後の文章で流れを理解するとスムーズにいくと思います。

now that~で始まった文章は、次に続く文章があるということ、そしてそれは「前振り⇒オチ」があるということですね。

それがnow that~になります。

英語表現「so he can move on with rockn' roll」

「(そうすることで)彼はまたロックの世界に戻れるわ」的な意味の英文です。

これは前の文章を受けていて、前文で「腎臓結石の石を取り除くのに必要な処置を行う予定」を説明していて、その後に冒頭の英文が続いています。

分解してみます。

so(だから)+he(彼は)+can(できる)+move on(進み続けること)+with(~と一緒に)+Rockn' Roll(ロックンロール)

Soは前文を受けているので「手術を受けると」の「そうすることで」を意味します。

「move on」も英語ではよく出てくるフレーズですね。

moveだけだと「動く」だけの固定的なイメージですが「on」をつけることで「車輪をつけて動き続ける」的なニュアンスが生まれます(onの形も輪のように見えますよね?)

つまり「動き続けること」「進み続けること」になるでしょうか。

最後の「with rockn roll」はシャノンさん流のファンへの気遣いを見せた表現で

「夫シモンズはきっと手術で良くなるだろうし、そうなったら必ずロックの世界に戻ってロックするから、ファンのみんなは待ってて!」

的なニュアンスを含ませていると思います。

さすがは第一線で活躍し続けているモンスターロックバンドのメンバーの奥さん。

ファンあってこそのエンターテイメント・ビジネスを熟知したツイートはさすがというべきですね!

まとめ

キッスのベーシスト、ジーン・シモンズ氏の腎臓結石のツイート英語を分解して紹介させてもらいました。

どれも簡単で特に勉強にならなさそうなフレーズばかりでしたが、これと同じニュアンスの英語を前知識なしに「書け!」と言われたら、少なくとも自分自身では絶対に出てこないものばかりだったと思います。

簡単だけど難しい。

シンプルに見えるものこそ奥が深い。

中華料理で言うと焼き飯の如きもの。

日本料理ならご飯の炊き方のようなもの。

フランス料理だとすればソースの味付けに匹敵するもの。

特に前置詞の使い方は改めて勉強になりましたね!

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