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ハードロック

モトリークルーのキック・スタート・マイハートと危険すぎる過去

1989年の「ドクターフィールドグッド」からのシングル。

ドラッグ、アルコール中毒から立ち直りつつあったバンドメンバーの渾身の一枚。

アルバムタイトルもそこから来ていると思われる。

全米チャートで上位にランクインしたシングルが数曲にも上る、このバンド史上の名作の中で僕が一番すきなのが「kick start my heart」だ。

バイクを思わせる、冒頭のギターリフと全編を貫く低音とボーカルの疾走感がたまらなく良い。

後年にアメリカンバイク(V-TWIN MAGNA)に乗り出したときも、走りながらよくこの曲をウォークマンで聞いていた。

映画に憧れて購入したアメリカンバイク「マグナ250」の思い出話

もうノリノリでしたね。格闘技をやっていた知人も練習中にこの曲を使っていたというから、とにかくアドレナリンを分泌させるにはもってこいの熱いナンバーなのだ。

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メンバーの危なすぎる経歴

さてモトリークルーといえば、ロケンローの代名詞のようなバンドで有名なのだが、それぞれに素晴らしすぎるキャラ話をWikiで見て「おおっ!」と感銘を受けたので、いくつか取り上げていこうと思う。(「モトリー・クルー」参照)

ヴィンス・ニール(ボーカル)

酒の飲みすぎで運転してた車を衝突させて、対向車と同席してた他のバンドメンバーをそれぞれ重傷、死傷させているのだから、筋金入りだ。

笑い事ではない証拠に、ヴィンスはすぐ裁判所からアルコール更正施設に入所を命じられ、出てからしばらくしてすぐに事故の罪を問われて刑務所に数日間収監されたのだ。(模範囚のためすぐに出所)

またこれ以外の問題行動で(趣味にかまけすぎたりとか)、数度にわたってバンドを解雇されてきたにも関わらず、持ち前のパワーボーカルに助けられてメンバー復帰を勝ち取ってきた。

現在ではバンドと自身のソロのかたわら、航空会社を経営しているというから、この人本当にタフである。

タフといえば、女性関係も相当に激しいようで、ポルノ女優やモデルなど派手なネーちゃんたちと浮名を流しては別れるを繰り返し、品行方正な若手アーティストが蔓延する昨今のショウビジネス界で、これぞロックスターでんねん!ばりの強者ぶりを発揮しているのは実に頼もしい限りである。

ニッキー・シックス(ベース)

ヘロインの過剰摂取で、心臓が2分間停止した事がある。

スティーブン・アドラー(元ガンズ・アンド・ローゼス)によって発見される。

周りが慌てている最中、張本人のニッキーは幽体離脱していたが、救急車で運ばれる瞬間に『誰かに足をつかまれるような感じがして、それに引っ張られて自分の体に復帰した』という。

しかし、蘇生した直後、あまりの激痛により、また気を失う。

次に目を覚ましたのは病院であり、そこに事情聴取に来ていた警察と口論になり、また失神。

次に目を覚ました直後に病院を脱走。

病院まで心配で駆けつけていたファンと出会ったニッキーは感動、『二度とドラッグはしない』と約束し家まで車で送ってもらう。

しかし、周りはニッキーが死んだと思っており、家に沢山のマスコミが駆けつけていたため、バレないように裏口から家に入る。

そしてその光景がなんとも愉快だったニッキーが最初にしたことは留守番電話のメッセージを「やあ、こちらニッキー。死んじまったんで、家にはいません。」に変えることだった。

そしてバスルームに行き、電話から鳴っている「やあ、こちらニッキー。死んじまったんで、家にはいません」というメッセージを聞きながら、ヘロインを打ち、また気絶。

ニッキ―シックス本人が声入れした自伝オーディオブックを取り上げてます↓

洋楽ミュージシャン自伝オーディオブックおすすめ7選

トミー・リー(ドラム)

当時の妻パメラ・アンダーソンとのプライベート・ビデオ(性行為を映したモノ)が流出したことがある。

あるツアー中滞在したホテルで、ドラッグとアルコールで正体を失ったトミーは全裸で廊下を走り回った。

しかし逮捕されたのはなぜかミック(バンドのギタリスト)だったと言う、ウソのようなホントの話がある。

ミック・マーズ(ギター)

ミックはそのルックスから「悪魔」や「食人鬼」とあだ名されているが、実はシャイな性格であり、強直性脊椎炎を患っていることから、他のメンバーのように派手なパフォーマンスは出来ない。

一時期のアルコール依存は酷く、当時のマネージャー曰く「ミックはこの業界で最も優しい男だ。ただしアルコールが入ってなければ」 だとか・・・

ううむ・・
どうみても全員クレイジーですな笑(でも、そこがロックなのだ!)

まとめ

このバンドがワルそうなのは見た目からしてすぐに分かるが、実際にその行状を事細かに知って想像以上にクレイジーな奴らだということを認識できた。

特にニッキ―シックスのお薬への耽溺ぶりは「ええええ」と驚いてしまったが、他のロックミュージシャンの伝記などを読んでいると、この程度のことはごく普通のことだということが後に分かってくるので、いやはや芸能界というのは洋の東西を問わず常識外の世界なんだなということが良く分かって凄い。

ミックマーズの「食人鬼」には笑ってしまったが(苦笑)、彼の病気のことは知らなかったので、こちらもちょっと驚いた。

一見、自己中でハチャメチャに見える彼らだが、病気をもったミックとともに長くバンドを続けている背景を想像してみると、きっと外からには見えない「仲間愛」というのがモトリーにもあるのだろうと優しく思いを馳せたい。


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