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洋楽の英語

ア・ハの動画コメントで生きた英語を学ぶ!

2019年10月3日

80年代の洋楽MTVチャートで人気を博したポップトリオです。

ノルウェー出身の彼らの音楽はとてもキャッチ―でノリやすく、映像も映画的で、当時小学生高学年だった私も一発でハマってしまいました。

今回はそんなA-haの代表曲である「テイク・オン・ミー」のミュージックビデオについた動画コメントから英語をチェックしていきます。

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「テイク・オン・ミー」の英語コメントを紹介

公式動画からのコメントです。

数ある世界中のファンからのコメントの中から、特に気になったものをピックアップしてみました。

簡単なものが多いですが、ビデオの内容と合わせて読むと色々と面白いです。

まずは動画を見てから、続いてコメント英語をご覧ください。

英語表現「shouldn't」

「~すべきではない」という意味です。

コメントでは

she shouldn't date him

となっています。

日本語の意味で言うと「彼女は彼とデートすべきではない」となります。

語法的には、

She(彼女は)+「should」(~すべき)+not(ではない)+date(デートする)+him(彼と)

となります。

この場合の「彼女」はビデオに出てくるヒロインの女性のことで、「彼」はアニメーションのア・ハのボーカルのことですね。

ビデオのストーリーは「カフェでコミックを読んでいた女性が、漫画の主人公の男性に誘われてコミックの世界に入っていく」というもの。

コメントした人はなぜか「あの子は彼とデートすべきじゃないよ」と言っているのですが、それはなぜなのでしょうか?

英語表現「sketchy」

「怪しい」という意味です。

コメントでは、

he looks kinda sketchy

となっています。

これが先ほどのコメントを書いた人が続けて並べていた「彼女が彼とデートするべきではない理由」になります。

語法で読み解くと、

He(彼は)+ looks(~に見える)+ kinda(~のような)+ sketchy(怪しい)

訳すと「彼は怪しそうだからね」ということです。

kindaは「kind of」を崩した形です。

会話的な表現ですね。

このフレーズと先ほどのフレーズを合わせると、

あの人とデートすべきじゃないわね、だって怪しそうだもの

みたいな感じになるでしょうか。

ア・ハのボーカルがそんなに怪しいのですかね(笑)

まあビデオの設定上の雰囲気で言われたのでしょうが。

英語表現「Spot on」

「まさにその通り、ドンピシャ!」という意味です。

コメントでは

The art style for a music video from the 80s is spot on

となっています。

語法で読み解くと、

The art style(芸術のスタイルは)+for(~への)+a music video(それぞれのミュージックビデオの)+from(~からの)+the 80's(80年代)+is(は)+spot on(ドンピシャだ)

となります。

全体的な意味としては

80年代のミュージックビデオのアートスタイルは(自分の)ツボだね

的な感じになります。

spot onが「ドンピシャ」というのであれば、誰にとって「ドンピシャ」なのか?ということになるのですが、おそらく文章から考えるとコメントを書いた人本人かなと思いますね。

もしそうであれば、できれば is spot on の次に「for me」(私にとって)と付けて欲しかったですが^^;

私も当時のMTVの作品はどれもがSPOT ON!だったので、このコメントを書いた人と全く同意見ですよ^^

英語表現「gives me」

「私に~を与えてくれる」という意味になります。

先頭に主語がつくと、それが「与えてくれる存在」になりますね。

giveは非常に使い勝手の良い動詞で、単純に「物を与えてくれる」意味から、「経験」「機会」「時間」など無形のものまで「与えてくれる」神のような存在です。

コメントで書きこまれた場合だと、

This video gives me a very special feeling

となっています。

読み解くと、

This video(このビデオは)+gives(与えてくれる)+me(私に)+a very special feeling(とても特別な感情を)

となっていて、まさに「感情を与えてくれる」意味合いを持っていますね。

このビデオは私にすごく特別な感情を与えてくれる

もちろんgiveはあくまで主語の誰か(人であったㇼ、物だったりする)と、与える対象を結びつける「天使」のような存在なので、正確には「神」ではありません(笑)

コメントでいうと、この人はこのミュージックビデオを見るたびに「特別な感情」を呼び起こされるんでしょうね。

おそらく私と同世代の人だと思いますが、思春期に印象深い映像を見た後は、成人してからもその思い出は長く残るものなので、まさに私もこのビデオを見るたびに「a very special feeling」「give」される感覚になりますよ。

英語表現「Hidden scene」

映画の後に流れる「エンドロール後の映像」のことです。

長いスタッフロールが流れ終わった後に出てくることもありますし、最近では短いエンドロールのすぐ後に流れる場合もあります。

いわゆる「おまけ」的な映像ですね。

このコメントを書き込んだ人は、この言葉の続きに簡単な文章を続けていますが、これが面白くて思わず取り上げてしまいました(笑)

The Hidden Scene Is...The Girl Fell In Love To The Character And She Doesn't Paid Her Coffee

それぞれを分解して読み解いていきましょう。

The Hidden Scene is..(エンドロール後の映像では・・)

⇒The girl (あの女の子は)+fell in love to(~と恋に落ちて)+The character(あの登場人物=ア・ハのボーカル)

⇒And(そして)

⇒She(彼女は)+does not(~しない)+paid(~の代金を払う)+her coffee(彼女が飲んだコーヒーの)

全体を訳すと、

最後は彼女は彼と恋に落ちて、そしてコーヒーの代金を支払わないままだ

ということ。

店から飛び出して家に帰った後に再びボーカルと会うことが出来たのですが、そのあと彼女は漫画の世界に彼と入っていって、そのままコーヒーショップで飲んでいた自分のコーヒー代を踏み倒してしまうというの流れなので、まあその通りだと思います(笑)

というか、店出る前に払えよ!というツッコミもありですね^^

英語表現「I was born at the wrong time」

「生まれる時代を間違えた」という意味です。

この場合のwrongは日本語的には「悪い」ですが、同じく「悪い」の意味をもつ「bad」とはニュアンスが異なります。

badは「悪い」「良くない」「悪党」というマイナスイメージが伴いますが、wrongは「間違える」という「選ぶときのミステイク」的なニュアンスがあります。

なので、冒頭のフレーズはまさに「時代を間違えた」という意味での「悪い」意味合いになっているのが分かります。

そしてコメントで書かれていたのは以下の文章。

I think I was born at the wrong time. the 80's was the golden age of music

分解していきましょう。

I think(私は思う)+ I was born(私は生まれた)+at the wrong time(間違えた時代に)

The 80's(80年代は)+was(~だった)+the golden age(黄金時代)+of(~の)+music(音楽)

全体を訳すと、

生まれた時代を間違えてしまったよ。80年代は音楽の黄金時代だった。

となります。

つまりこのコメントを書き込んでいる人は、リアルタイムでア・ハのこのビデオを見ていない若者世代ということになりますね。

少なくとも映像を見て心を動かされる年齢にまでは、まだ達していなかったのかもしれません。

私はちょうど小学校高学年で、思い切りのこのビデオを見て、この世界観にほれ込んでしまっていました。

決して越えられない境界線上にいる二人が恋に落ちて旅立つという設定は、同時期に観ていた「フィラデルフィアエクスペリメント」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですごく感動したので、このビデオにはそれを彷彿させる色んな要素がありましたから(このビデオもそういった映画に触発されて作られたのでしょう)

そんな意味では、このビデオや当時の音楽をリアルタイムで見ていなかったコメントの主はまさに「You were born at the wrong time」(君は生まれる時代を間違えたね)

どうかたっぷりと80'sビデオを見て、当時の世界観にハマりこんでくださいな。

まとめ

ア・ハの代表曲「テイク・オン・ミー」のビデオクリップに寄せられた英語コメントの中から、特に気になったものをピックアップしてみました。

どれも英語自体は簡単ですが、使う際のタイミングやジョークを交えた用法など、海外の人たちのリアルなコミュニケーションがコメントを通じて見えてきます。

私は英語コメントでけっこう日常英会話を勉強していますが、口に出して練習をしていると、本当に生の英語に接しているような気分になれるのでかなりおすすめですよ。

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