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ロボットシェフがレストランの雇用と未来を変える英語学習

2021年12月29日

欧米のレストラン業界で話題になっている「ロボットシェフ」についての英語ニュース(BBC)です。

イギリスのあるレストランで採用されているロボットが「本物のシェフ」そっくりの動きで調理をするというもの。

The robot chefs that can cook your Christmas dinner

人間型のロボットではないのですが、天井に吊り下げられたロボットアームが5000に上るレシピを料理できるというのです。

このロボットは業務用と家庭用の両方で開発が進められており、記事ではレストランの厨房で活躍している様子が描写されています。

このロボットがレストランや家庭でどのような働きをするのか、そしてそれが雇用に影響することはあるのか?

そういったことを取り上げた英文記事から「特に役立つ」と感じた部分を和訳しつつ、英語表現を学んでいきたいと思います。

ロボットシェフの凄さを伝える英語表現

ロボットアームの働きを描写した部分です。

英文をいくつかに分けて、箇条書きにして解説していきます。

・Attached to rails fitted to the ceiling

Attached to rails :レールに取り付けられた

fitted to the ceiling:天井に埋め込んだ

・two robotic arms hang down over your oven and hob

two robotic arms:2本のロボットアーム

hang down:吊り下げられた

over your oven and hob:オーブンやコンロの上で

・can cook more than 5,000 different recipes

can cook:作ることができる

more than 5,000:5000以上の

different recipes:異なったレシピ

・pick the dish in question on a touch screen

pick the dish in question:料理を選ぶ

on a touch screen:タッチスクリーンで

・add the ingredients it tells you to the built-in containers, and it does everything else

add the ingredients:材料を加える

it tells you:指示された

to the built-in containers:内蔵の容器に入れる

, and it does everything else:そして全てやってくれる

ここでいったん区切ります。

ここまでの訳です。

天井に取り付けられたレールに2本のロボットアームがぶら下がり、オーブンやコンロの上で、5,000種類以上のレシピを調理することができるのです。タッチスクリーンで料理を選び、指示された材料を内蔵の容器に入れるだけで、あとはすべてやってくれます。

では続きの英文にいきましょう。

・It can turn on the oven and hob, pick up and put down saucepans and spatulas, stir, whisk and flip

It can turn on:スイッチを入れる

the oven and hob:オーブンやコンロの

pick up and put down:手に取って置く

saucepans and spatulas:鍋やフライパンを

stir:かき混ぜる

whisk and flip:泡立ててひっくり返す

訳してみます。

オーブンやコンロのスイッチを入れるのも、鍋やフライパンを手に取って置くのも、かき混ぜるのも、泡立てるのも、ひっくり返すのも、全部やってくれるんですよ。

こちらは何もしなくてもロボットアームが全てこなしてくれるということ。

英語的には「it tells you(指示された)」「to the built-in(内蔵の~)」の2つが「英語表現」らしいと思います。

日本語の思考ではなかなかパッと出てこない形ですからね。

説明されているロボットアームについても、「どうせぎこちない動きなんでしょう?」と思っていましたが・・

同社のロボットアームはyoutubeでも動画が公開されていますので、詳細はこちらで確認してみてください。

どうです?

すごいですよね!

動きが凄く滑らかで、まるで本物のシェフが調理しているような錯覚を覚えますよ!

実際にプロの調理人の動きをプログラミングして覚えさせたということで、まさに「ロボットクローン」といえますね!

「ロボットシェフは業界を変えることが可能」な英語表現

そんな素晴らしい動きをするロボットシェフが流通すれば、レストラン業界の革命になる可能性があります。

それに関する英文記事が以下です。

These robots could reduce viruses in food, improve and maintain cleanliness and hygiene. They could turn the industry on its head

分解してみましょう。

These robots could reduce:こうしたロボットは減らすことができるだろう

viruses in food:食品中のウイルスを

improve and maintain:改善し維持する

cleanliness and hygiene:清潔さと衛生を

They could:ロボットは~するだろう

turn the industry on its head:業界の常識を覆す

全訳してみます。

これらのロボットは、食品中のウイルスを減らし、清潔さと衛生を改善し維持することができます。彼らは、業界をひっくり返すことができるのです

couldはcan(できる・可能だ)の過去形だけでなく、「~するだろう」という仮定法の働きをもっています。

文章に過去の時制が入っていないときに「could」が使われていれば、「できた、可能だった」よりも「~するだろう」という仮定法的な使い方がされます。

ほかにも「turn~on head」で「常識を覆す」になるのも要チェックですね。

次の英文です。

they could result in job losses, and people having to reinvent themselves

分解してみましょう。

they could:ロボットは~するだろう

result in:~という結果をもたらす

job losses:失業

and people having to:そして人々は~しなければいけない

reinvent themselves:自己改革する

ここでのcouldは先ほどと同じく「仮定法」になります。

主語がロボットということで、result inは「ロボットの存在によって~という結果になる」という流れになりますね。

和訳をしてみましょう。

ロボットによって雇用が失われ、人々は自己改革をする必要に迫られるかもしれません

ロボットが素晴らしい働きをすればするほど、人間の手が必要ではなくなっていくということ。

それが意味するのは「人間の失業」になります。

ロボットと雇用問題の永遠の課題というやつですね。

やはり今回もそこの部分がネックになって、過去と同じように実用不可な流れになってしまうのでしょうか?

ロボットシェフが仕事を奪わない職域についての英語表現

優秀なロボットシェフの存在で、いずれは全ての人間のシェフの仕事が奪われることになるのでしょうか?

それについての回答を専門家が述べています。

それぞれ分解してみていきましょう。

The changes and variations of produce would not allow a robot to adjust or change a recipe according to their flavour characteristics

The changes and variations of:~の変更やバリエーション

produce:農産物

would not allow:~することはできないだろう

a robot to adjust:ロボットが調整すること

or:もしくは

change a recipe:レシピを変更する

according to:~に応じて

their flavour characteristics:農産物のフレーバーの特性

would は「推測」「予測」的な意味をもちます。

続く「allow」は「許す」という意味ですが、主語が「農産物の変更やバリエーション」という「物」「状態」なので「~することが許されない」よりも「~できない」と訳し変えます。

訳してみましょう。

農産物の変更やバリエーションでは、ロボットがフレーバーの特性に応じてレシピを調整または変更することはできません

ロボットは決められた作業は可能だけれども、現場の判断や調整は不可能だということ。

ただ「決められた動き」をスムーズに、ときに自律的に行うことで、過去のそれとは違って「限りなく」人間に近づいたといえるのかもしれません。

では最後に専門家の意見としての「締め」の文章を。

Robotics will help with the efficiency and consistency of menial jobs, but let's not forget that someone will still need to program it and stock it with produce

分解していきます。

Robotics will help:ロボット工学は役立つだろう

with the efficiency and consistency of:~の効率と一貫性において

menial jobs:単純な仕事

but let's not forget that:しかし~ということを忘れてはならない

someone will still need:誰かがまだ必要としているだろう

to program it:それをプログラミングすること

and:そして

stock it with produce:農産物をストックする

withは「一緒に」だけではなくて「~について「~において」というニュアンスにもなります。

stock~withは「~をストックする」の熟語になります。

訳してみましょう。

ロボット工学は単純な仕事の効率と一貫性に役立ちますが、誰かがそれをプログラムして農産物をストックする必要があることを忘れないでください

現場での臨機応変の技術は、まだまだロボットには難しいということですね。

もしできたとしても、事前の情報を入力するのは人間だということで、ロボットが人間の仕事を完全に奪う日は近い将来ではなさそうです。

まとめ

ロボットシェフの便利さと、単純作業の仕事がそうしたロボットに奪われる日はすでに来ているという主旨の記事から英語を勉強してみました。

ハイレベルの現場になると、まだまだ人間の知識や臨機応変の動きには敵わないという現実を考えると、今後のの職域市場で必要になるのは「高度な技術と知識の習得」という結論になったのも興味深かったです。

とはいえロボットシェフ自体はすごく便利なので、将来的に家庭用で安く手に入るようになれば、家事の時短に大きく役立つことになると思います。

共働きのご夫婦や家庭、独身男女にとっては、かなりお役たち感の高いアイテムになるのではないでしょうか。

英語的には「Robotics(ロボティクス)」「autonomous (自律)」などのAIコンピュータ用語がいくつか出てきたのが勉強になりました。

ロボット分野はこれからますます伸びていくフィールドですので、この分野の英語をしっかり学んでおくことで、経済・産業分野の情報をいち早く入手できるようになるかと思います。


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