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ロックバンド

マイケル・ハッチェンスが悪魔のように囁く!インエクセス「デビル・インサイド」

2016年5月29日

1988年リリース「kick」からのシングルカット。

バンド史上最もアメリカのチャートで成功した曲だ。

ビルボードホットチャートで2週連続の2位を記録した。

このアルバム「キックス」からは結構いい曲がシングルカットされていて、「ニュー・センセーション」や「ニード・ユー・トゥナイト」が有名だ。

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楽曲との出会い

この曲は当時私が愛聴していたFM大阪(全国的にはFM東京)放送のアメリカントップ40(アメリカ本国のチャート番組で、生の時間で日本でオンエアしていた)で初めて耳にして、一発で気に入ったもの。

すでにバンドのことは87年の「ニードュートゥナイト」で知っていて、当時流行っていたポップス中心のチャートミュージックの中でも異色な曲調に「おお!」と思ったものだ。

88年と言えば、ビルボードチャート全盛の時代で、ロック、ポップ、ブラックミュージック、アダルトコンテンポラリー・・・などなど、様々なスタイルと楽曲がチャートをにぎわしていたものだが、この「デビル・インサイド」は、そんな楽曲群の中でもかなりのパンチ力を保持していた。

代表曲「ホワッチュー・ニード」や「ニード・ユー・トゥナイト」も良かったんだが、20数年の時を経て今なお耳に残るといえば、ぜなか「デビル・インサイド」なのである。

理由は分からない。

たぶん、曲の中で頻繁に繰り返される

「デビルンサ~イド、デビルンサ~イド」

のサビフレーズが呪文のように私の頭の中からトイレに入っても離れなかったからだろう。または曲の合間に流れるブラック・テイストなリズムセクションがダークな歌詞と相まって、私の中の悪魔な心を今なお刺激し続けているゆえかもしれないな。

INXSとはどんなバンド?

1977年にオーストラリアで結成されたインエクセスは、キーボードのアンドリュー・ファリス、ドラムのジョン・ファリス、ギターのティム・ファリスの3兄弟を中心に、華のあるマイケル・ハッチェンスのボーカルで1987年から1990年代にかけて発表されたアルバムの成功によって、一躍スターダムにのし上がった。

一見してアイドル風の雰囲気を持つバンドだったが、その繰り出される楽曲は予想以上にロッキンであり、パンチの効いたリズムセクションとエッジの効いたギター、キーボードの繰り出す近未来な雰囲気が単なるロックミュージックの域を越えていて、加えてボーカルのハッチェンスの色っぽい骨太な歌声が女性の心だけでなく、ガンズやモトリークルーにはまったロックキッズだった当時の私の心をもわしづかみにしたといえる。

1997年にボーカルのハッチェンスが亡くなったことで、バンドの栄華は一旦ストップしてしまうのだが、そのあたりの事情は前回インエクセスの記事であれこれ書いたので、興味がある方はリンク先記事をご覧いただきたい。

⇒【インエクセス】世界を熱狂させたヒットチャートの常連バンド!

まとめ

ちなみにこの「デビィル・インサイド」のビデオクリップはバンドには不評だったようだ。 その理由は、

あまりにアメリカ的すぎるから

だという。

正直意味がよく分からないのだが、オーストラリア出身のバンドとしての矜持なのか、それともアメリカのミュージックビジネスに疑問を抱いたが故の反発だったのか。(いや単に安っぽい作りが気に食わなかったというだけなのかも!)

一体どんな歌詞なんだ?と調べてみたら、悪魔が絡んでいたのはサビ部分だけでした(涙)以下に訳の大意をまとめてみたので、よければ。

あの女が来たぜ、レザーをぴったり身に着けて、頭の中は男のことだらけ

あの男が来たぜ、プライドの固まりみたいなやつさ、目つきで分かるぜ

落ち込んだり、元気になったり、皆そうさ

新しい世界がやってくる

鐘の音に耳を傾けな

俺達には必要なんだ

地獄という名の居場所がな

信じられるかい?

心の中に悪魔がいるぜ

心の中に

誰の中にも必ずいるのさ

悪魔が

訳して見たものの、英語歌詞の文化的背景がいまいちピンとこないので、思い切り直訳調になってしまった。こういうのは言葉と言葉の間に記されている単語以上の意味が大事で、ネイティブの文化圏の人はそこを読み取って、頭の中で再構成して歌の意味を楽しむものなんだろう・・・・でも少なくとも・・・

悪魔が心の中にいるということだけは

深く胸に刻ませていただきました。

悪魔よ去れ!みたいな気持ちを込めて(笑)

これからも「でびぃるいんさぁ~いど」と口ずさませてもらいます。

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