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ジョン・デンバーの「カントリーロード」で生きた英語を学ぶ!

2019年11月21日

アメリカのカントリーソング界の大御所、ジョン・デンバーの代表曲です。

故郷への郷愁感を歌い上げたナンバーは時代を越えた共感を多くの人に届けています。

最近では映画「キングスマン:ゴールデンサークル」(2018)でイギリスの俳優マーク・ストロングが演じるマーリンが、敵地に乗り込んだ時に自らの命を犠牲にしながら作戦を続行するときに歌った曲としても、映画ファンの間でもよく知られていますね。

他にも日本のジブリアニメの主題歌であったり、先日のラグビーワールドカップ日本代表が歌う曲としても有名です。

そんな多くの人の心に響く名曲の日本語の意味と気になった英語を取り上げていきます。

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洋楽歌詞全体の英文和訳

タイトルの「カントリーロード」は英語でもそのままで「country roads⇒故郷への道」。

歌の舞台になっているのは歌詞にも出てくる「ウェストバージア」です。

アメリカ東部にある州で、アパラチア山脈の中に位置する「山岳州」です。

山の中にある地域だけあって、自然がすごく豊かで、歌の中でも「ブルーリッジ山脈、シェナンドー川」などの固有名詞が出てきます。

歌の大意は「懐かしい我が故郷に至る道よ、どうか私をあの山や川のある思い出の場所に連れて行っておくれ」という感じになっています。

歌い手のジョン・デンバー自身はアラバマやテキサスに子供の頃から住んでいたようですが、それらの州も自然が豊かなのでバージニアへの思いを歌い上げるのに困難はなかったでしょう。

では歌詞の中で使われた英語で気になったものをピックアップしていきましょう。

英語表現「~よりも」

比較の表現です。

歌詞の中に複数出てきます。

Life is old there, older than the trees

Younger than the mountains

上の英語で赤い色にチェックしたところが「比較」を表す部分です。

文法的にいうと「動詞+形容詞+er」(~より~だ)になります。

和訳は「ウェストバージニアの寿命は古く、木々よりも古い、山よりは若い」になります。

分かりやすく文を区分けしてみると、

life is old there

life is older than trees

life is younger than mountains

主語は全部が「life」になっていますね。

lifeは命、生命という意味ですが、ここでは故郷の山々の大自然そのもののことを指しているのではないでしょうか。

雄大で美しい自然の姿が目に浮かんでくる美しい比喩表現ですね。

英語表現「~を知らない」

日本人英語的には「I don't know」「I have no idea」と考えがえがちですが、ほかにも同様の意味の表現があります。

歌詞で出てくる表現は以下です。

~stranger to blue water

~の部分は主語になります(歌詞では「坑夫の淑女」となってます)

strangerは見知らぬもの、他人という名詞です。

これを「AはBを知らない」という表現にすると、

A is stranger to B

になります。

is stranger to~(~を知らない)

けっこう洒落た表現だと思うので、日常英語でも使いたいですね。

英語表現「~がいた場所」

歌詞のメイン部分の英語です。

Country roads take me home to the place I belong

最後の赤い部分が「~がいる場所」になります。

belongは「~に属する」という意味。

故郷の道(country roads)

自分を連れて行ってくれる(take me)

~に(to)

その場所(the place)

僕が属した(I belong)

言いたい単語を先に表現して、その後に自分の立ち位置を説明する表現を持ってくるのは英語の特徴ですね。

the place I don't want to go(行きたくない場所)

the place I remember(覚えている場所)

みたいな感じで他の表現でも使えるので、意外に便利です。

英語表現「思い出させる」

歌詞では「ラジオが遠く離れた故郷を思い出させてくれる」の部分で使われています。

Radio reminds me of my home far away

赤い部分が「~を私に思い出させてくれる」になります。

英語の歌詞ではよく見かける表現の一つですね。

A reminds me of B

=AはBを私に思い出させてくれる

定型文のような決まり文句なので、このまま覚えておくと便利ですよ。

英語表現「~するべきだった」

実際にはできなかったのですが、そう望んでいたという場合に使われる表現です。

歌詞では「道を下りながら思いを馳せる 昨日家にいれたらよかったのに」の部分で使われています。

 I should have been home yesterday

赤い部分が「~すべきだった」になります。

この次に「~すべきだった」対象の表現を置くことで文は完成します。

ここでは「been home」で「家にいるべきだった」。

should haveの次に来るのは「現在完了動詞」になるため、その語形を覚える必要があります。

英語を習いたての初心者には難しいかもしれませんが、一度覚えてしまうと楽に文章を作れるようになります。

I should have eaten the cake(私はそのケーキを食べるべきだった)

I should not have done the same thing(私は同じことをすべきではなかった)

まとめ

以上が「カントリー・ロード」の歌詞の中で使われていた「これは使えるかな」と感じた英語表現です。

簡単ですが、含蓄のある表現が多くて、歌の歌詞はこうあるべきだなあということを実感できる英語になっていました。

良い歌には良い歌詞がついてくるものですね。

カントリー・ロードは本当に良い曲なので、ぜひとも色んなアーティストがカバーして色んな形の「カントリーロード」を聞いてみたいと思います。

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