バンドの屋台骨を支えるベース。
その低い安定感のあるサウンドはギターの華やかさを陰でサポートし、聞きごたえのある骨太な音色は魂の鼓動を感じさせてくれます。
ギターの艶やで華麗な音色は人の心を湧き立たせてくれて、ベースの落ち着いた大地の音色は聞くものの耳にズシリと響いてくる重量感が魅力ですね。
そんなベースで有名なブランドの紹介と、ベースについての超個人的な感想を以下にまとめてみました。
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エレキベースのブランドおすすめ5選
フェンダー
1951年にレオ・フェンダーにより開発された世界初のエレクトリックベースです。
ロックの世界でもギター同様に世界中のベーシストに愛用されているブランドで、あらゆるサウンドに対応した優れたベースモデルを多く出しています。
その中でも代表的なモデルである「ジャズベース」はエレキベースの定番で、滑らかな感触でベースの完成形に最も近いオールラウンドなサウンドを提供してくれます。ロック、ブルース、メタル、ジャズと何でもこいです。
もう一方の「プレシジョンベース」はよりパンチの効いたサウンドが特徴的で、大きなサウンドを生み出すにはベストなモデルになっています。ピックで演奏するロックには最適なベースといえますね。
リッケンバッカー
創業が1931年と老舗ブランドのリッケンバッカー。
ザ・ビートルズのベーシストであるポール・マッカートニ―が愛用していたことから、その名を一気に世界に轟かせました。
ポールが愛用している「4001」モデルが最もスタンダードで、ハードで突き抜けた音色がロックにも良く合います。
故レミー・キルミスターの愛用モデルにもなっていて、持っているだけでも様になるシャープでゴージャスなスタイルは、まさにロックアイコンの一つにふさわしいベースだと思いますね。
シェクター
1970年代にアメリカ・カリフォルニア州で部品販売ショップからスタートしたブランドです。
パーツ販売から楽器業界に参入しただけに品質へのこだわりは強く、そのハイクオリティなモデルはプロのミュージシャンにも高く評価されています。
フォルムはノーマルですが、パンチのあるサウンドがロック系に特に人気で、メタルやハードロックのサウンドで愛用されています。
アイバニーズ
日本の楽器メーカーです。
設立当初はフェンダーやギブソンギターのコピーモデルとしてスタートしましたが、独自モデル開発により認知を高め、オリジナルのスタイリッシュな多弦ギターモデル「RG」で高い評価を得るようになっています。
アイバニーズのベースはスリムで軽く、初心者でも扱い易いのが特徴。
ギター同様にクセのない使いやすさと、どんな音楽にも馴染む幅広さがポイントです。
ロックでは特にメタル系プレイヤーに人気です。
スペクター
1976年にニューヨークで設立された楽器ブランドです。
80年代後半には他社による買収&経営破綻を迎えますが、1998年に創業者のスチュアートによってブランドが復活。
以後、完全なオリジナルフォーマットでのベース制作と販売を継続して行っています。
木目で丸みを帯びた美しい仕上がりが特徴的で、メタルやジャズなど、さまざまなジャンルのミュージシャンに支持されています。
プレイヤーの体にフィットして、ノイズの少ないクリアなサウンドが特徴的です。
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女性プレーヤーが似合う楽器
自分の中ではギターは「女性」、ベースは「男性」という位置づけになっています。
女性になぞらえられることが多いギターは、その女性の相手役としての男性プレーヤー、骨太なサウンドが男性をイメージしやすいベースは、その相手役としての女性プレーヤー、そんな設定が私の中で確立しているんですね。
実際に若い時に遊びで参加していたバンドでは女性ベーシストが活躍していて、目立たないけれども曲全体に立体感をもたらす独特の存在感は、まさに私の中での「安定の母性」というイメージを強めてくれました。
そんな個人的な視点からの「ベースは女性が似合う楽器」という評価は、自分の好きなロックミュージックの中でも特に顕著。
女性ロックバンドのヴィクセンや、有名なソロベースプレーヤーのタル・ウィルケンフェルドなど、職人的な男前風テイストが男性以上に「カッコいい!」と感じさせてくれます。
音そのものもそうですが、自分的にはステージで黙々とべースを演奏する女性プレーヤーのフォルムそのものがセクシーなんですよ。
すごくすごく個人的な感覚になってしまいますが、「ベースの相棒には女性が一番しっくりくる」というのが、自分の中で変えることのできない絶対感覚になっています。
まとめ
ベースのおすすめ有名ブランドと、個人的なベース感を語ってみました。
バンド時代に一度弾かせてもらいましたが、腹に響くサウンドで自分的には「合わないな」と感じたことがあります。
聞く分にはベースは最高に心地よいんですが、自分でプレイするとなると苦手なんですよね。
体の中に重低音が直接伝わってくる感覚がして、ちょっと酔ってしまう気分になるんですよ。
なので同じ弦楽器をプレイするのならば、ギターの軽いサウンドが体質的には合うとは思ってます。
バンド時代の女性ベーシストにその良さを聞いたら「お腹に入って来る感覚がたまらなくセクシー」と表現していたので、ひょっとしたら女性だけに響く音の魅力があるのかもしれませんね。
以来、自分の中ではベースは「女性が演奏するにふさわしい楽器」という位置づけになっていて、たまに女性ベーシストが出ている動画やメディアを目にすると引き付けられてしまう自分がいます。
どこまでも男性的であるがゆえに(音色や佇まいが)、それを持つに値するのが女性。
なぜなら男女はお互いに補完し合う存在だから。
最近はそう考えるようになりました。
これからもカッコいい女性ベースプレーヤーを求めて、色んな音楽を聴いていきたいと思いますよ。