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マンダロリアン「シーズン3」エピソードあらすじと感想まとめ

2023年4月26日

マンダロリアン「シーズン3」視聴レビューです。

前作であるシーズン2(2020年)から3年少し。

待ちに待った新シリーズをようやくディズニープラスで見ることになりました。

マンダロリアンの寡黙で誠実なキャラクターと、相棒であるグローグーの可愛さと裏腹の秘めたパワーに惹かれたシリーズの最新作。

ハラハラ、ドキドキに満ちた冒険の旅の魅力は多くの世界中のスターウォーズファンと虜にして、今や数あるSWスピンオフ作品の中でも正史9作品に次ぐベストバウトな人気を誇っています。

そんな魅力あふれるシーズン3の鑑賞後の感想は「やっぱりグローグーとディン・ジャリン(主人公のマンダロリアンの名前)のコンビはいいなあ」という思い。

最後のシーンは幸福感すら感じましたから。

そんな興奮と感動と安らぎのシーズン3のエピソードのあらすじと感想を、以下にそれぞれまとめていくとします。

*ネタバレが普通に含まれていますので、読まれる方はご注意ください。

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マンダロリアン「シーズン3」あらすじと感想まとめ(エピソードごと)

1話「背教者」

マンダロリアンのアジトに主人公とマンド―とグローグーが訪れるストーリー。

マンド―はマスクを外したことでマンダロリアンの掟に反してしまい、そのための償いを約束することに。

償いのための故郷の星の泉を求めて、大粛清で汚染されたはずの星に向かうことになった。

マンダロリアンの武器師アーマラーが、肯定の返事をする代わりに「我らの道(This is the way」で答えるのが、西部劇っぽくて様になるなと。

グローグーの可愛い奇声が「赤ちゃん」ぽくて可愛すぎますな~

亜空間を高速移動中に巨大イカみたいな生物のシルエットが横に並んでいるのを見て、グローグーが怖がってマンド―の元に戻る様子も可愛かった。

グローグーより体が小さいアンゼラ人に抱き着くシーンも(ペットのつもりで)グローグーファンへのサービスカットというやつかな。

IGー11の回路を探す航路の途中でマンド―が、グローグーにマンダロリアンの心得の一つ「戦闘術だけでなく航海術を学べ」が後に役立つことになるとはこの時点では知る由もなかった・・・

2話「マンダロアの鉱山」

冒頭でスピードバイクが走る様子を俯瞰で映している描写はかっこいい!

修理工場のおばさんの「金儲け」優先な「食えない感じ」が相変わらずいい味出してます(しかも前歯が抜けてるし!)

ここで修理工のおばさんにもらったアストロメクは、オリジナルシリーズでも出てきたらしい(自分は覚えてないが)

大気分析でビビるドロイドという「間抜けさ」がスターウォーズらしくて面白いと思う。

マンダロアの地下都市に入るのだが、そこで出没する「謎の地底人」っぽいのがなかなか不気味だった(日本の一つ目の鬼のような)

アストロメクに大気の安全確認をさせる前に、ノーガードで外に出て活動するマンド―のマンダロリアンスーツは無敵なのかとちょっと不思議に思うところ。(与圧とはいっていたので、おそらく安全のためのシールド加工がされているのだろう)

謎の生物に捉われたマンド―を助けるために、宇宙船に乗ってアストロメクに指示を出すグローグーに成長を感じた(これこそが後で紹介するマンダリアンの言葉の実践なのだ)

救援を呼ぶために、地底から一人で脱出するグローグーの大冒険は見ていてワクワクしましたね。

地底人をフォースで吹き飛ばす姿は「さすがはジェダイの末裔」というべきか!

マンダロリアンの格言

「マンダロリアンは星図と航路を熟知するもの。そうすれば迷うことはない」

「教義を信じないなら俺たちの存在意義は?」

3話「改心」

マンダロアから帰還途中で、帝国軍の生き残りから攻撃を受けるマンド―とボカターン一行。

タイファイターより手ごわいとマンド―が称した敵機との交戦は、背景の自然溢れるボカターンの居城付近の風景と相まって、かなり見応えがあった。

マンダロリアンに装着しているジェットパッグは空中での移動に便利だし、直下行にも役立つのでぜひ一つ欲しいと感じるとこと。

居城を壊されたボカターンとマンド―一行が「チルドレン・オブ・ザ・ウォッチ」のアジトに向かう前に、帝国軍の生き残りの博士と元将校の話に急に映る。

女性の将校は実はモフギデオンが送り込んだスパイで、新共和国のために働こうとする博士を使い物にならなくするための罠を仕掛けて成功するという流れだった。

これが実に面白くなくて、途中で何度も見るのを辞めようかと思ったくらいだ。

その超絶面白くない帝国残党の裏話編の後でようやく本編にカムバック。

マンド―一行がアジトに到着し、鉱山の泉を示すことで「掟破り」の罪が晴れることになった。

同時にボカターンも仲間入りすることになり、マンダロリアンの再興への道がこれでまた一歩近づくことに。

しかしあのアーマラーというマンダロリアンは謎が多い人物だと思いますね(いずれ彼女のストーリーだけでも一つのエピソードにふさわしいくらい)

4話「孤児」

マンダロリアンのアジトで「子供の訓練」が行われるシーンで始まるストーリー。

浜辺でカニと遊んでいたグローグーをマンド―が声をかけて、他の孤児とのトレーニングに参加させる流れになる。

体も小さいグローグーに、それなりに大きくなっている子供のマンダロリアンの格闘練習に「次の挑戦者だ」と紹介するマンド―は、なかなか酷な保護者だなと(笑)

とはいえ、グローグーはこれまでの冒険で様々な戦闘を経験してきているし、何よりもルークによるジェダイの訓練も受けているので、並みの子供とはわけが違うのだ(そして実際に相手の子供に勝った)

このときのセリフ「未知のことは口にせず」は、意味は紹介されなかったけど、不思議に心に残る言葉だった。

勝利後にマンド―を見上げる「グローグの誇らしげな表情」もまた可愛いところ。

だがその後でアーマラーのもとで専用のアーマーを作ってもらう時に、かつてのジェダイ聖堂での出来事を思い出す辛そうな表情が切なかった。

ちなみにその時にグローグーを助けたジェダイ役の人が、EP1のジャージャービンクスの中の人だったという情報もあり(南部なまりを叩かれて俳優人生を棒に振りかけていたけど、この役で復活を遂げたという話)

救出されて脱出する一連の流れは、かつてのオリジナルシリーズ(エピソード1~3)を思い出すような描写でかなり見応えがあった。

アーマラーが渡した円形のアーマーは、グローグーには大きすぎるし、動くのも大変そうに見えたが、きっとそれが後に彼の命を救うことになるのだと秘かに予感した(外れたけど苦笑)

第5話「海賊」

カルガ監督官が収める惑星ネヴァロに海賊が襲来し、マンダロリアンらが協力して退治するストーリー。

このときの退治を通じて、マンダロリアンの再結集の希望が出てくる流れだ。

退治を依頼されたマンダロリアンらが、洞窟内で話し合いのシーンに心動かされた。

一番「良いな」と思ったのが、以下の一人のマンダロリアン戦士の言葉。

今まで頼みを受けて体を張って戦い続けてきた。

今回もそうだ。

我々はその理由を考えなければいけない。

なぜ戦うのか?

それは俺たちがマンダロリアンだからだ!」

*このセリフを言った反マンド―&ボカターンの男は、息子を二人に助けられた恩義があった

こうして士気を爆上げしたマンダロリアンらは見事に海賊を撃退し、そのお礼に土地を分けてもらうことになる。

マンダロリアンの新たな根城になったこの流れは、「7人の侍」に似てるなと。

さらに最後のシーンで、アーマラーがボカターンに「お前は2つの世界の懸け橋になれる」と告げる。

正当なマンダロリアンと、一度道を外したマンダロリアンの「2つの世界」。

一度はリーダーとしての地位を失ってやる気をなくしていたボカターンだったが、数々の試練を潜り抜けることで、マンダロリアンとしての誇りを取り戻したのだ。

エンディングではモフギデオンの護送栓が襲われたシーンになり、シーズン3最終章への火ぶたが切って落とされていく。

第6話「傭兵」

かつてボカターンの配下だった部下と旗艦を再び傘下に収めるため、マンド―らは冒険の旅に出る

配下が傭兵として雇われていたのは、あのジャック・ブラックが知事を務める問題を抱える星だった。

ジャック・ブラックは個人的に好きな俳優で、スクールオブロックやトロピックサンダーで散々笑わらせてもったので、きっと今回もコメディタッチなのだろうと思ったが、意外にそうではなかったのでちょっと落胆でござる。

一方でマンド―らは知事の依頼するトラブルを解決することで、かつての配下アックスと面会するチャンスを得る。

その結果、アックスとの差しの勝負で勝利したボカターンは再び部下と旗艦を取り戻したのだ。

肝心の「グローグー」の可愛さだけど、もちろんここでも炸裂する。

グローグーが出合い頭に知事の奥さんに気に入られて、食べ物をちらつかせるとジャンプして抱かれるグローグーの節操のなさに笑った。

最後に星を去る時に、グローグーだけが「名誉の儀式」を受けていたシーンは妙に感動しましたけどね(理由は分からない)

第7話「スパイ」

「スパイ」とは博士を罠に陥れた元帝国軍将校のことだと思われ。

女性の将校だけど、確かにシーズン1や2では配下として動いていた描写もあったかなと。

その流れでマンダロリアンの動きを探知し、上司であるギデオンに連絡する。

それを受けて参集した帝国軍の残党幹部による会議では、マンダロリアンが敵に回ったことを明らかにして、最終決戦への幕開けを宣言したのだ。

一方で惑星ネヴァロに帰ってきたマンド―らは、監督官カルガから改造を施したIGー11をプレゼントされる

それは人が乗って操縦するスタイルになっていた。

ちょうど体の小さいクロ―グーにぴったりだったのだ。

「彼には操縦は無理だ」というマンド―を尻目に、嬉しそうに乗り込んで「ノー、ノ―、イエス、イエス!」と声を出すボタンを押しながら部屋中を歩き回るグローグーが愉快だった

その後、マンド―らは故郷を取り戻すため、マンダロリアンの戦士と共に再びマンダロアに戻る

現地で生き残りの戦士たちを見つけ、本格的な星の探索を開始。

しかしそこにはマンダロアを本拠地にしようと企むモフ・ギデオンらの軍隊が待ち受けていたのだった・・・

第8話「帰還」

いよいよ最終決戦のストーリーだ。

マンダロリアンの本拠だった場所でモフ・ギデオンの軍隊と戦いになり、不運にも捕らえられたマンド―。

しかしIG-11を操縦するグローグーによって助けられ、離れ離れになったボカターンらと連絡を取り合いながら、形勢の逆転を狙う。

このときのグローグーの救援シーンだけど、マシンに乗っているとはいえ、マンド―と同じような身長になって相棒を助けるグローグーは嬉しそうであり、誇らしげに見えたのが面白かった。

倒れたマンド―に水を吹きかけるのも意味不明で笑ったなあ。

そんなこんなでグローグーに助けられたマンド―はグローグーに「ギデオンを倒すことでしか、ここから逃げることはできない。覚悟はできているか?」と話しかける。

それに対してグローグーも不安そうな顔をしながらも、小さく頷いて賛意を示すのであった(きっとマンド―と一緒なら怖くないのだ!)

ベスカーによって超強力なアーマースーツを身につけたギデオンが登場し、戦いを挑むマンド―。

しかし新たに出現した深紅のロイヤル・ガードらによって窮地に追い込まれる。

陰で見ていたグローグーが助けに入るが、彼も逆にガードらに追い詰められてしまう。

IG-11に乗ったグローグーが3人のガードに追いかけられていくシーンは、なぜか少しスローモーションになっていて、BGMも悲壮だったのですごく切なげで心苦しかった(可哀そうに見えたから)

それを見て「やめろー!」といって追いかけようとするマンド―をギデオンが阻止。

再び立ち上がって追いかけようとするマンド―の姿にグローグーへの愛情の深さを感じて、ここでも少しホロリと来た。

そこで到来したボカターン。

マンド―にグローグーを救うように伝えると、自らがギデオンと対峙する。

一方でガードたちにIGー11を破壊されたグローグーは、フォースジャンプで逃げながらも追い詰められていた。

もはやこれまでというとき、間一髪で駆け付けたマンド―に助けられ、2人でガードらを倒す。

こうして再び集結したボカターンとマンド―、グローグーらが3人で戦うも、圧倒的な強さでギデオンは対抗する。

ボカターンがもつダークセーバーも手で破壊してしまうほどの強さをもつバトルスーツなのだから、すでにこの時点でギデオンは最強の存在なのだ。

しかし激闘の末、基地を破壊するために突っ込んできたボカターンの旗艦シップの炎でギデオンは滅した。

同時に炎に巻き込まれた3人も滅したかと思いきや、グローグーが作ったフォースのバリアで救われる。

このシーンとBGMはすごく荘厳で神々しくて、まさにフォースが「命の源」だと感じさせるにふさわしい役割を果たしていたと感じさせられる名シーンだった。

ギデオンを倒し、故郷の星マンダロアを取りもどしたマンダロリアンらは民族の再興を果たす。

地下の宮殿で新たなマンダロリアンの少年戦士の儀式を行った後、孤児だったグローグーをディン(マンド―)が弟子であり、養子にし、正式にグローグーは「ディン・グローグー」としてマンダロリアンの一員になった。

このときのグローグーの表情は落ち着いていつつ、心なしか安心していたように見えた。

きっとようやく自分のいる場所を見つけた安心感を持てたのだろう。

その後、ネヴァロに戻ってカルガから家と土地をもらい、ひとときの休息を得る2人。

椅子に座って体を休めるマンド―と、池の前でカエルをフォースで浮き上がらせて遊ぶグローグーの姿が、これまでの冒険譚の終わりを告げるのであった・・・

感想まとめ

マンダロリアンとグローグーとの旅の物語に加え「民族の再興」がテーマになっていたシーズン3。

そしてそれは見事に実現し、長い流浪の旅は終わりを迎えたのでした。

同時にマンド―とグローグーの「自分探しの旅」も一旦区切りをつけることになったのです。

償いも果たし、戦士としてのアイデンティティを取り戻したディン。

グローグーも過去を失った孤児としての「ザ・チャイルド」から、共に戦い成長することでマンダロリアンの一員と認められたということ。

ディンの養子そして弟子になって、いずれは彼の意志を継ぐ戦士に変貌を遂げていくことでしょう。

あの可愛い奇声といたずらっ子な振る舞いからは想像もできませんけどね。

シーズン3はエピソードを重ねるごとに、物語の密度の濃さが増していったように思います。

マンダロリアンとグローグーの「子連れ狼」な旅の物語がメインテーマでありつつ、失った故郷やアイデンティティーを取り戻す「自分探しの物語」でもあったといえるのかなと。

自分の中ではグローグーの可愛さが何よりもの「見応え」だったのですが、それ以上に彼の戦士としての成長ぶりにも目を細めて喜んでしまいました(まるで親のように)

何よりも親代わりであるマンド―への信頼と愛情の深さが光ったシーズン3でもありましたね(IG-11に乗り込んでマンド―を助ける流れは最高だった!)

最後は2人ともに安住の地を見つけたかのような終わり方でしたが、それもカルガが言ったように「ゆっくりしていけばいい。冒険の合間に」の一こまなのでしょう。

ディンが新共和国のパイロットに酒場で言った「共和国が手を出せない部分の仕事をくれ」を執筆中のシーズ4では描いてくれると思います。

何よりもグローグーの成長が楽しみですしね。

このシリーズはきっと長く続くと予感しています。

映画化の噂も聞くので、それも実現すればすごく楽しみですね。

ということで、マンダロリアンとグローグーの旅はいったんここで終わり。

我々ファンも彼らと同じようにひとときの休息をとり、次なる冒険に備えて英気を養うことにしましょう!

では最後に一言。

 

May the Grogu be with you!(グローグーと共にあらんことを!)

 

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