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オリヴァー・ネルソン「ストールン・モーメンツ」レビュー

2013年5月21日

オリバー・ネルソンのキャリアは、ルイス・ジョーダンのビッグバンドから始まる。

その後、海兵隊に入隊し、そこで出会ったモダンミュージックによって作曲家としての生き方が決まった。

彼にその決意のきっかけを与えたのは、日本滞在時での東京フィルハーモニーオーケストラのコンサートである。

First time that I had heard really modern music, for back in St. Louis I hadn't even known that negroes were allowed to go to concerts, I realised everything didn't have to sound like Beethoven or Brahms...It was then that I decided to become a composer" 

それがモダンミュージックとの初めての出会いだった。それまでセントルイス時代では、黒人がコンサートに行くことなんて考えられなかったんだよ。東京でのコンサートで初めて、全てがベートーベンやブラームスのように奏でる必要はないって気が付いたんだ。そのとき作曲家になろうと決めたよ

その後、NYに移住し、そこでアースキン・ホーキンスやワイルド・ビル・デイビスらとプレイを重ねる。

さらにハーレムのアポロシアターの総合アレンジャーとしての仕事も精力的にこなし、1960年から61年までクインシー・ジョーンズとともに、アメリカ、ヨーロッパツアーでテナーサックスを演奏した。

ネルソンが一躍有名となった曲が「ストールン・モーメンツ」で、この曲はカバーソングであったにも関わらず、現在ではネルソンのバージョンがスタンダードとなっている。

この成功によって、ネルソンは作曲家、アレンジャーとして認められることとなり、その後多くのビッグバンドアルバムに関わることとなった。

1975年に心臓発作により死去。

43歳の若さだった。

稀代の作曲家にしてサックスの名手に、日本が深い影響を与えることができて非常に光栄である。

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