ゴルフをするときに普段とは違う感覚を足に感じませんか?
そう。
「滑りやすい」
ということです。
基本的に「芝生」で構成されるのがゴルフ場です。
なのでそこを歩く時は、舗装されたアスファルトを歩く時に思う以上の「滑りやすさ」を感じ取ると思います。
転倒するとケガをすることになりますし、ちょっとしたスリップがプレーに影響を及ぼすこともあります。
なのでゴルフシューズの大前提は「滑りにくい」仕様であることが最低条件なんですね。
そこを前提にしたうえで、今回は40代の初心者ゴルファーにおすすめのモデルを紹介していきたいと思います。
40代以上の初心者ゴルファーに向いた靴の条件
言いずらいことですが、大抵の場合、40代以上になると足腰が少しずつ弱ってくるものです。
40代前半なら、まだまだ筋力もしっかりしていて30代までの年齢と変わらない動きができますが、40代後半、50代、60代と年齢が上がるにつれて、思うような足さばきができないことを体感するはずです。
私自身も30代後半から40代中頃にかけて、明らかに若い頃より足の筋肉の衰えを感じることがランニングやウォーキングでありました。
ましてや40代後半、50代になれば、ますますその傾向が増すばかりでしょう。
そのため、40代以降のゴルファー、特に初心者の方におすすめしたいポイントは、
・グリップがしっかりしている(滑りにくい)
・フィット感がある
・軽量である
・通気性がしっかりしている
の4点に注目すべきだと考えています。
グリーンでの足元をしっかりサポートしつつ、長時間歩いても疲れないための軽量性やフィット感を持ったモデルがベストな相棒になると思います。
そんなコンディションに合った「おすすめのゴルフシューズ」を5点、以下に紹介していきましょう。
40代以上のゴルフ初心者におすすめのゴルフシューズ5選
アディダス「ツアー360 22」
ドイツが誇る世界的スポーツブランドのゴルフシューズです。
ツアー360シリーズは長年に渡って、アディダスを代表するゴルフモデルになっています。
ソール部分はソフトスパイクになっていて(取り外し可能な樹脂製のスパイクがついたモデル)、滑り止め効果はかなり高め。
履いた時の「快適さ」「フィット感」の評価が非常に高いモデルでもあります。
幅広の靴底が地面を踏みしめたときに「芝生との一体感」を感じさせてくれており、それが地面への優れたグリップ力につながっていると評判。
耐久性のあるアウトソール、通気性など、全ての面で総合的な高いパフォーマンスを誇っています。
クッション性にも優れているため、プレーでの長時間の歩行にも疲れにくいのもポイント。
中高年プレーヤーの大敵である「疲労」を軽減できる仕様がおすすめですね。
渋野日向子プロが履いているモデルであることから、女性ゴルファーにも対応するモデルといえますね。
プーマ「アルファキャット」
ソールにスパイクが施されていない「スパイクレス」仕様です。
スパイクがあるタイプに比べて地面のグリップに劣るというのが一般的な見方ですが、最近のスパイクレスシューズは「スパイクがある」タイプに劣らないグリップ力をもっており、アマチュアゴルファーが履く分にはほとんど変わらないかと思います。
その中でこのシューズの最大の特徴は「非常に高い運動サポート能力」をもつモデルだということ。
高いクッションと耐衝撃性ポリマーを組み合わせた独自の調整力、衝撃に対する耐久度や跳ね返す力、優れた接地感を提供するなど、プレーと歩行の両方で高いパフォーマンスを見せてくれると高評価です。
とくにクッション性は抜群で、他のスポーツ(テニスやジョギング)に履いても通用するくらいということ。
足元のサポートは筋力の衰えつつある中高年プレーヤーには有難いですよね。
海外プロではリッキー・ファウラー選手が履くモデルとして有名です。
フットジョイ「フューエル」
米国の老舗ゴルフブランドによる高機能ゴルフシューズです。
その最大の特徴は「頑丈」「軽量」「防水」機能が非常に優れていること。
防水性のある合成アッパー、軽量のフォームクッショニングを採用して「快適さ」と「歩きやすさ」の両方を保証しています。
かかとの周りにパッド入りの履き口があり、足をしっかりと固定しながら快適性を高めてくれます。
ケガをしないように、安心してプレーに臨めるシューズといえますね。
海外プロでは、マックス・ホーマ、ウィル・ザラトリス、ジェシカ・コルダ選手が履くモデルになっています。
アシックス「ゲルエースプロ」
国産スポーツブランドが提供するゴルフシューズです。
このモデルの最大の特徴は「防水」「軽量」であることです。
とくに防水性には高い機能を備えており、土砂降りや霧雨、寒い気温の元でも臆することなくプレーを継続できると高評価になっています。
インソールには高いクッション性と通気性が補償されているため、軽量モデル以上の運動性と快適性を保証。
シューズの軽さ・防水性の高さは「足の疲労を防ぐ」「悪条件でもプレーしやすい」ということ。
ただ濡れたアスファルトなどの舗装路面では滑りやすいとの報告もあり。
カートが通る道路では雨の日は気を付けて歩行する必要がありそうですね。
国内プロでは松山英樹選手が履くモデルになっています。
スケッチャーズ「ゴーゴルフドライブ5」
米国のフットウェアブランドです。
スパイクレスタイプ(スパイクなし)になります。
日本ではウォーキングやランニングシューズで有名ですね。
お洒落な外観が特徴のブランドですが、ゴルフシューズも同様です。
どちらかというと「もっさり」したスタイルが目立つゴルフシューズの中でも、スケッチャーズはよりカジュアルな見栄えの良さが特徴的です。
もちろんゴルフシューズとしての機能も高いです。
最も特徴的なのは「快適さ」でしょう。
他のブランドに比べても「足のケア・サポート力」は抜群です。
フットケアの医師認定のアーチサポートを採用した特許取得済みのインソールを使用。
ゆとりのある履き心地になっているところも、エクササイズシューズメーカーとしての矜持を感じますね。
ソール部分はタイヤメーカーのグッドイヤー社が開発した素材を採用しており、コース上のどの状況(乾いた状態や湿った状態)でも、しっかりした足場を見つけることができます。
長時間の歩行やプレー中の筋肉痛などが心配される中高年プレーヤーにとって、足元の安全性と快適性はなによりも重視すべきものです。
その意味でこのスケッチャーズタイプは「快適な歩行性」という意味で、疲労を和らげたり筋肉の痛みを軽減してくれるモデルと言えますね。
海外プロ選手では、同系モデルの「プロ5ハイパー」になりますが、マシュー・フィッツパトリック選手が採用しています。
まとめ
国内外のゴルフシューズブランドを紹介させてもらいました。
40代以上の中高年プレーヤーに必要な要素を備えていると判断して、それぞれのモデルを取り上げています。
とくに長時間のプレーに慣れない初心者にとっての大敵「歩行時の疲れ」に優れたパフォーマンスを発揮してくれると思いますよ。
体力やゴルフの腕前などを図りながら、今回の記事も参考にしつつ、ご自分に合ったシューズと出会えることを願っていますよ。
-
-
初心者がゴルフを始めるための基本的な知識
続きを見る