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ディカプリオ主演のスパイ映画「ワールド・オブ・ライズ」感想

2021年2月3日

レオナルド・ディカプリオ主演のスパイムービーです。

ボンドのようなアクション系スパイ映画とは異なり、機械的な方法で諜報作戦を展開するアメリカらしい手法と、それに違和感を感じるエージェントの葛藤を描いた作品になっています。

英国スパイ映画はあくまで国家の命に忠実に従う(反抗はしつつも)諜報員が主人公で、国家の命はしたがって当然だし、それは正しいことだという思考法で進められてきた面があります。

しかしこの映画は冷戦を経て世界一強の超大国になったアメリカの「テクノロジー信奉」的な諜報作戦と、現地で人間相手に泥臭く情報をとり、命のやりとりをするエージェントとの葛藤が描かれていて、そこがまた「アメリカらしいな」と感じました。

基本的にアメリカ人は「自由」を何よりも大事に思うものだと思いますし、強いものに反抗して独立独歩でいくんだ!という性格がアメリカの国家の成り立ち(イギリスやヨーロッパの王制を嫌がって逃れてきた子孫)が影響していて、それが現在のアメリカ文化を成り立たせているのだと思うんです。

この映画もまさにそれが表れていて、アメリカ本国の安全な場所で指揮をとる上司(ラッセル・クロウ)と現地で汗をかいて情報を部下(レオナルド・ディカプリオ)の相克は、まさに権力に反抗するものとしての存在がディカプリオ演じるフェリスに表わされているように強く感じました。

映画は中東での作戦を中心に描かれていて、テロ組織のボスを追いかけていくストーリー展開を主軸に、現地で知り合った中東の女性との恋や砂漠でのカーチェイスの妙などが強く印象付けられました。(衛星からの監視を逃れるために、車をサークル上に走らせて砂煙をあげて視界をくらます方法)

ディカプリオの泥臭いけど人間味のある演技が心に強く残った作品だと思います。

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