サスペンス映画まとめ

一つの場所で物語が完結する「サスペンス映画」おすすめベスト3(one-placed strory completed movie best3)

投稿日:2019年5月16日 更新日:

複数もしくは一人の登場人物が一ヵ所で物語を進行させていく映画が結構好きです。

先日、そういうタイプの作品「ザ・プレイス」を劇場鑑賞し、「一ヵ所ムービー」(表現が分からないので)の面白さをたっぷり堪能してきました。

この手の作品の良さは、映画の舞台が一ヵ所にとどまっているために、基本的にその先にある物語や事件などを観客の我々が想像できることにあるんですよね。

たとえそれが残虐な犯罪や哀しい物語であっても、言葉でしか描写されないので生々しい描写は目にしなくて済みますし、逆に想像してしまうからこそ、果てしない想像が広がってしまうといいますか。

まるで小説を読むような心の臨場感、ハプニング、意外性を堪能できるという感じがします。

今回はそんな「一ヵ所ムービー」の中で今まで見て特に印象に残った作品を紹介しようと思います。

「一ヵ所ムービー」マイベスト3

ザ・プレイス 運命の交差点

2017年のイタリア映画です。

メリカのドラマ「The booth~欲望を喰う男」をリメイクした作品。

カフェの一角に陣取る一人の男のもとに、何人もの男女がその前に座り、自分の叶えたい希望を伝えていきます。

それを聞いた男は手元に置いた一冊のノートをめくり、その中から依頼人に適切な指示を与えていくというストーリーです。

依頼人の希望は「命を救いたい」「女性と付き合いたい」「金を取り戻したい」など様々ですが、それに対する男の指示がすごい。

「人を殴れ。血が出るほどひどく」

「女を犯せ」

「爆弾を仕掛けろ」

「金を盗め」

などなど、それって希望と関係あるの?というトンでもない方法を次々と提示していくのです。

これ実行しても本当に依頼者の希望が叶えられていくのだろか?と思ってしまいますが、その結果は想像通り、いや、想像以上の結果を伴って実現されていくことになります。

まるで神のような知恵の持ち主と驚くかもしれませんが、そんな男でも予想を超えた依頼人の行動までは読めず、やがてそれが・・・といった感じの展開に発展するのですね。

シーンはカフェの一角のみという描写、次々と訪れる依頼人の数人は実はお互いに関係があったという衝撃。

最後までどうやって男が依頼人の将来を読んでいたか?という部分が解明されないまま終わるのもミステリアスで良かったかなと思います。

ただ依頼シーンが両者のみのやりとりになるので、少々ダレてくる感はありました。

ラストはウェイトレスのお姉さんと二人で姿を消した的な流れになっていましたが、個人的にはあのお姉さんにノートが引き継がれて新たな「カフェの女」が誕生する続編を描いてほしい気もします。

ともあれ、飽きることなくドキドキしながら最後まで見ることができました。

レビューを書いています。詳しくはこちらで⇒【ザ・プレイス 運命の交差点レビュー】カフェの片隅で客の願いを叶える男とノートが凄すぎる!(The place movie review)


映画『ザ・プレイス 運命の交差点』予告編

ギルティ

2018年のデンマーク映画です。

舞台は警察のコールセンター。

電話交換手の警官が市民からの通報コールを対処していくうちに、ある事件の通報を受け、それを電話の指示のみで解決しようと試みる、という流れになります。

警官はもともと現場で働いていましたが、ある事件で誤って少年を撃ってしまったせいで現場任務を解かれ、コールセンターといういわば閑職に廻されてきました。

そのせいか全体的にやる気がなく、周りの同僚とも話をしないという雰囲気。

そんな中で受けた一本の電話が警官の正義感に火をつけるのです。

本来はやってはいけない事件の調査を同僚の警官に電話をかけて頼み、さらに被害者を載せた車を追跡するようにハイウェイパトロールに依頼、被害者と思われる女性とたびたび連絡をとって、事件の概要を把握しようと試みます。

そうした懸命の調査の結果に至った先は・・・

結末はけっこう衝撃的でした。

途中から「そうかな」と想像はできましたが、やはり・・という感じで。

悲しいというか、切ない結果になってしまい、警官は茫然として立ち尽くして部屋を出ていくシーンで作品は終わります。

自身の人生と、警官生活で犯してしまった罪。

それらが事件と重なって警官の判断を狂わせたともいえるかもしれません。

物語はすべて完全にコールセンターの内部だけで完結し、警官とコールセンターに勤務する同僚以外は姿を一切見せません。

事件に関わった人たちや、現場で捜査に協力してくれた仲間の警官は全て電話の声だけという徹底ぶり。

それだけに逆に緊迫感は半端なく、見ていて正直疲れてしまった感もありましたね^^;

そのぶん見ごたえはすごくあり。

密室サスペンス好きにはおすすめですね。


映画『THE GUILTY/ギルティ』予告編

フォーンブース

2002年のアメリカ映画です。

当時レンタルDVDで借りてみました。

話の流れは、コリン・ファレルが演じる自称メディア・コンサルタントがプロデュースしようと考えている女優(トム・クルーズの元奥さん)に公衆電話から電話をかけるところから始まります。

途端にピザ屋が間違えてピザを持ってきたりして、すでにそのあたりから違和感がスタート。

下心があってプロデュースをもちかけていたファレルは、口先三寸で上手く話を終わらせます。

その後、電話を切って出ようとすると再び鳴ったので気になって取ったのが運の尽きでした。

「この電話を切ったらお前は死ぬ」

その証拠に銃のレーザー照準が自分に当てられたり、近くのものが撃ち抜かれたりして、それが本当のことだと気づきます。

まったく何のいわれもないまま受話器を握っていると、電話を使おうと街の娼婦がファレルに苦情を言いますが、当然受話器を置くと殺されるため拒否。

その後娼婦の用心棒がやってきてファレルを中から引きずり出して殴りつけますが、このときに電話の声の主が「撃つか?」と聞いてきたので思わず「イエス!」と答えてしまい、用心棒が本当に銃撃されて死んでしまうのです。

ここからは完全に事件になり、周囲をたちまち警官に囲まれてしまいます。

そして犯人の要求は一つ「お前の罪を暴露しろ」。

そしてファレルは・・・

という感じです。(ネタバレはしませんよ)

80分強という非常に短めの映画でしたが、かなり見ごたえがありました。

なによりコリン・ファレルの表情がいいです。

怒り、驚き、悲しみ・・・

まさに七変化ですね。

映画の描写は全てこのフォーンブース(公衆電話)とその周りで行われていて、最後にちょっとだけ真犯人の姿は映しだされて「おおお」となります。

有名な俳優さんでしたよ、ええ。

どうやって解決するんだろう?と思っていたら、最後はやっぱり電話が役立ちました。

それも携帯電話。

2000年当時は公衆電話、携帯電話ともに両立していた古き良き時代でしたが、今となってはスマホ一本ですべて何でもできてしまう時代です。

懐かしいなと思うと同時に、今のスマホもいずれは別の何かに置き換えられて、スマホを使った映画も数年後には「懐かしいねえ~」と言われる時がくるのかもしれません。

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まとめ

以上が一つの場所で物語が進行するサスペンス映画マイベスト3でした。

ほかにも「コーヒー&シガレッツ」や「キサラギ」など、サスペンスでない作品や邦画のサスペンスものなどがあるのですが、特に印象に残った3つが今回取り上げたものという形になります。

ここ最近は動画に押されて映画予算が組めないのか、こうしたアイデアものの作品が増えてきているように思えます。(フォーンブースは少し前ですが)

映画好きとしてはプロットに工夫を凝らしたり、俳優の演技で魅せる作品がどんどん出てくる方が有難いので、こういうタイプの映画がこれからも増えて欲しいなと思いますね。

またそうした映画があれば紹介していきましょう!

I like the movie situation of actors playing only in just one place to act with their face and body without relying on any visual or sound effect to cheer up the scene.  I think such effects sometimes ruin the movie and today's 3 films tell me charm of acting.

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