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映画の英語

感動のボクシング映画「ロッキー」で英語フレーズをチェック!

2022年4月25日

シルベスタースタローン主演のスポーツ感動ムービーの「ロッキー」シリーズで英語を学ぼう!の回です。

1976年に第一作目が公開されて世界的にヒットし、次々に続編が作られていった大人気作品ですが、そこには男のプライドや男同士の友情、愛する女性への想い、親子愛や葛藤など、人間ドラマとしても十分に魅力あふれる要素を詰めているところが、最初の公開から50年近く立つ今でもなお多くのファンを擁する理由になっていると思います。

今回はそんな熱いスポ根ムービーで使われたセリフの中から特に「これや!!」と心が熱くなった英文を紹介していきたいと思います。

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ロッキー1の英語表現

1976年公開の第一作目です。

しがない3流ボクサーだったロッキーがチャンスを得て世間に自分自身を証明する物語です。

降ってわいた無敵のチャンピオン、アポロとの一世一代の大勝負。

人生をかけた戦いを前にこれまでにないトレーニングで自分を追い込み、鍛え上げるシーンは映画史上でもまれにみる胸に迫るものでした。

試合はアポロが僅差で勝利しましたが、敗れながらもロッキーは「ボクサーとしての誇り」「エイドリアンの愛」を得たのです!

Go for the ribs, don't let that bastard breathe.

ろっ骨を叩け。奴に息をさせるな!

let=~させる

Your nose is broken.

鼻が折れてるな。

How does it look?

どんな感じだ?

Ah, it's an improvement.

そうだな、前より男前になったよ

improvement=改良、改善

“Apollo Creed vs. the Italian Stallion. Sounds like a damn monster movie.”

アポロ・クリードvsイタリアの種馬。怪獣映画のタイトルみたいに聞こえますね。

sound like=~のように聞こえる

Why do you wanna fight?

どうして戦いたいの?

'Cause I can't sing or dance.

歌ったり、踊ったりできないからさ。

ロッキー2の英語表現

1979年公開の第2作目です。

前作での勝利を「本当のものではない」と感じていたチャンピオンのアポロはロッキーに再戦を申し込みます。

しかしエイドリアンや周りからの反対にあい、一時はボクシングから身を引くロッキー。

しかし過労で入院したエイドリアンからの激励で再びリングに立つ覚悟を決め、最後は死闘の末、勝利をもぎとります。

栄光とその裏にある現実の厳しさ、そして愛する者への思い。

前作と変わらぬ激しさと優しさを見せてくれる「人間臭さ」に溢れた作品ですね。

I want you to chase this little chicken.

この小さな鶏を追いかけるんだ

Hey yo, Mick, what do I got to chase a chicken for?

おいおいミック、何でそんなことをしないといけないんだ?

First, because I said so. And second, is because chicken-chasing is how we used to train back in the old days. If you can catch this thing, you can catch greased lighting.

第一に俺がそう言ったからだ。第二にこの方法が古いトレーニング方法だからさ。もしこの鶏に追いつくことができたなら、どんなものでも捉えられる。

What~for=何のために~する

how=いかに、どうやって

used to~=かつて~してきた

back in the old days=かつて古い時代に

Why do you have to wear that stinkin' sweatsuit?

なんでそんな汗臭いウェアを着る必要があるんだ?

It brings me luck, you know?

幸運を運んでくれるんだ。

Brings you luck! I'll tell you what it brings, it brings flies!”

幸運を運んでくれるだと!教えてやろうか。そいつはハエを運んでくれるよ!

bring=~をもたらす

luck=幸運

I just got one thing to say... to my wife at home: Yo, Adrian! I DID IT!

一つだけ言いたいことがある。家にいる妻にだ。エイドリアン、やったぞ!

got(have)one thing to say=一つ言いたいことがある

ロッキー3の英語表現

1982年公開の第3作目です。

前作でアポロを破って名実ともに世界チャンピオンになったロッキーはその後も連勝を続け、10度の防衛を果たします。

しかしそれはトレーナーのミッキーがロッキーを勝たせるために(守るために)わざと弱い相手をマッチメイクした結果でした。

そして新たな挑戦者との戦いに敗れ、失意のどん底に陥るロッキー。

彼を支えてくれた名トレーナーのミッキーの死で沈み込むロッキーの前に、かつての宿敵アポロが現れ、ロッキーのトレーナーを買って出るのでした。

激しいトレーニングで復活を遂げたロッキーは見事勝利し、チャンピオンに返り咲くのです。

そして試合後、アポロは「俺がお前を鍛えたのは、強かったお前を取り戻させ、そのお前と戦うことだ」と誰もいないジムで二人だけで戦うのです・・

映画はここで幕切れというなかなか胸熱な展開。こういう少年ジャンプ的なノリは大好きですね!

He's just another fighter.

彼は普通のファイターだよ

No, he ain't just another fighter! This guy is a wrecking machine! And he's hungry! Hell, you ain't been hungry since you won that belt.

いいや違うな。あいつは決してそのへんのボクサーじゃない。やつは壊し屋だ!そして飢えている!ああ、お前だってベルトを掴むまではハングリーだったよ。

What are you talkin' about? I had ten title defenses.

何を言ってるんだ?俺はもう10回もタイトルを防衛してるじゃないか。

The worst thing that happened to you, that can happen to any fighter: you got civilized.

お前に起こってる最悪のことは、どんなボクサーにもあり得ることだよ。やわになっちまうのさ。

just another=ただの、その他大勢の

since=~して以来

The worst thing=最悪のこと

You ain't so bad, you ain't so bad, you ain't nothin'. C'mon, champ, hit me in the face! My mom hits harder than you!

そんなに悪くない、いい感じだよ。だからもっと打ってこい!俺のママのほうがお前よりいいパンチを打つぞ!

~er than=~より~だ

ロッキー4の英語表現

1985年公開の4作目です。

世界チャンピオンに返り咲き、国民的ヒーローになったロッキー。

家族とともに幸せな生活を過ごしている中、ソ連のボクサーが訪米してエクスビジョンマッチを申し込みます。

ボクサーとしての血が騒いだかつての英雄アポロがそれを受けますが、ドラゴの猛攻の前に帰らぬ人となったのでした。

親友の死と、ボクサーとしての誇りをかけてロッキーはモスクワに乗り込み、ドラゴとの対戦に挑みます。

科学トレーニングで合理的に鍛えられた戦闘マシーン、ドラゴのトレーニングシーンと、山の中で自然を利用して鍛えるロッキー。

試合はドラゴが優勢に戦いを進めるも、何度倒しても起き上がって来るロッキーがついにドラゴを撃破。

当初は敵意むき出しだったソ連の観客もロッキーのガッツに感動し会場中が「ロッキー!」コール一色になるのでした。

アポロの死、親友への思い、ボクサーとしての誇り、そして変わらぬ家族への思い・・・

全てが完璧なほどに「熱い」最強の一作ですね!

There's a lot I could say about this man, but I don't know if it matters now. I guess what matters is what he stood for, what he lived for, and what he died for. You always did everything the way you wanted it. And I didn't understand that, but now I understand. I'll never forget you, Apollo. You're the best."

彼に関して言えることはたくさんある。だけどそれは今言うべきことじゃない。今言いたいことは彼が何のために立ち向かっていたのかということ、どうやって生きてきたかということ、そして何のために死んでいったかということだ。お前はいつも自分のやりたいようにやってきた。そのときは俺には理解できなかったけど、今になってようやく分かる。君のことは忘れないよ、アポロ。お前は最高だった。

matters=問題にする

guess=思う

what matters=大事なこと

what for~何のために

“I fight to win, for me. For me!”

俺は勝つために戦う!自分のために!

"I Guess What I'm Trying to Say, Is That if I Can Change, and You Can Change, Everybody Can Change!"

俺が言いたいのは、もし変わろうとすれば変わることができるということだ。皆変わることができるんだ!

ロッキー5の英語表現

1990年公開のシリーズ5作目です。

会計士の不正とそれまでのボクサー人生で受けた傷が原因でボクサー人生を終えたロッキーに「育てた新人ボクサーの裏切り」「息子の反抗」が重なります。

新人ボクサーがロッキーを裏切ったのは悪徳プロモーターの暗躍があったからですが、その様はまるでスターウォーズでダークサイドに陥ったアナキンと皇帝パルパティーンの関係を彷彿とさせるものがありました。

最後は師弟対決になるのですが、その決着はリングではなく路上のストリートファイトでつけたというシリーズ史上でもまれなもの。

映画的にも中途半端な出来栄えで、当時は映画館に観に行ったのですが、ほとんど印象に残っていません(笑)

トラブルの原因を作った悪徳プロモーターもパルパティーンほどの大物感はゼロで、「俺を殴ったら訴えるぞ!」とロッキーに脅しをかけて結局吹っ飛ばされるという「小物ぶり」を発揮。

最後は息子との仲直りでジエンドでしたが、映画というよりは「ドラマ」感が強い内容でしたね。

You don't see what's happening.

何が起こってるのかあなたは分かってないのよ。

Yeah, I do see! He's twisted around by Duke.

分かってるさ!あいつはデュークに騙されてるんだ。

Come on, it's you. It's not him. You can't live backwards or turn back the clocks. We live now. We live here.

違うわ。彼のことじゃない。あなたのことよ。過去に生きることはできないし、時計の針を戻すこともできないのよ。私たちは今を生きてるのよ。今ここで。

twist=曲げる

backwards=反対方向に

turn back the clock=時計の針を戻す

I'm as good as Balboa ever was and I'm tired of being called a damn robot!

俺はロッキーと変わらない実力をもっている。だけど皆俺のことをやつのロボットという。それに飽き飽きしたんだよ。

Listen, Tommy. You can't fight the press. I can't fight them. As long as they got Balboa on the brain, he's champ. He fought wars in the ring. Tommy, face facts. You're in his shadow.

いいかトミー。マスコミと戦うことはできないぞ。俺もできない。彼らの頭の中にロッキーがいる限り、彼はチャンピオンなんだよ。リングの上で戦い抜いてきた歴戦のね。トミー、事実と向き合え。お前は彼の影にすぎないんだよ。

as good as=~と同じように良い

tired of=~に疲れた、飽き飽きした

As long as=~である限り

Touch me and i'll sue.

触ったら訴えるぞ。

Sue me for what?

(殴った後で)何を訴えるんだ?

sue=訴える

ロッキー・ザ・ファイナルの英語表現

2006年公開の作品です。

前作が「最後の~」という副題でしたが、事実上のシリーズ完結編はこちらです。

ボクシング人生を引退してレストランを経営していたロッキー。

妻エイドリアンもすでにこの世になく、息子も独立したため、寂しく思いつつも過去の栄光を懐かしむ日々が続きます。

そんなときに現役最強チャンピオンとのバーチャル試合で自身のマッチが組まれたテレビ番組を見て、かつての血が湧き、現役復帰を決めたロッキー。

人気獲得のためにロッキーとの試合を希望するチャンピオンとのマッチが決まり、再び激しいトレーニングに励むロッキーでしたが、そんな彼の前に息子が訪れ「恥ずかしいからやめてくれ」と懇願されます。

そのときに語ったロッキーの言葉がものすごく胸に響きました。

試合は激闘の末、現役チャンピオンが勝利しますが、老齢になっても頑張れることを証明したロッキーには「かつての誇り」が戻っていました。

ラストはお馴染みの美術館の階段を駆け上るシーンが流れて「胸熱」になりましたよ。

まさに感動のフィナーレでしたね!

The older I get, the more things, I gotta leave behind. That's life.

年を取るほど、多くのことを失う。それが人生だ。

The  ~er, the more~=~すればするほど、~する

leave behind=後ろに置いてくる

" Let me tell you something you already know. The world ain't all sunshine and rainbows. It's a very mean and nasty place, and I don't care how tough you are, it will beat you to your knees and keep you there permanently if you let it. You, me, or nobody is gonna hit as hard as life. But it ain't about how hard you hit. It's about how hard you can get hit and keep moving forward; how much you can take and keep moving forward. That's how winning is done! Now, if you know what you're worth, then go out and get what you're worth. But you gotta be willing to take the hits, and not pointing fingers saying you ain't where you wanna be because of him, or her, or anybody. Cowards do that and that ain't you. You're better than that! I'm always gonna love you, no matter what. No matter what happens. You're my son and you're my blood. You're the best thing in my life. But until you start believing in yourself, you ain't gonna have a life.”

世界はいつも光り輝いてるわけじゃないってことは、お前も知ってるだろう?人生は厳しいもんだよ。お前をひざまずかせ、二度と立ち上がらせないように殴りかかって来る。人生ほど重いパンチはない。でもどんなにハードなパンチを喰らっても、どんなに叩かれても前に進み続けるんだよ。そうやって勝利を掴んでいくんだ!自分の価値を信じるなら、前に出てつかみ取れ。パンチを受けることを恐れるんじゃない。他人を指さして、自分の弱さを誰かのせいにするな。そんなことは卑怯者のすることだ。お前は違う!俺はいつもお前を愛してきた。たとえ何があっても。お前は俺の息子であり血を分けた家族だ。お前は俺の人生の宝物なんだよ。でも自分を信じることから始めなければ、人生はつかめないぞ。

mean andnasty=ひどくて不快な

beat you=あなたを叩く、殴る

keep~=し続ける

permanently=永続的に、永遠に

let=~させる

as hard as=~と同じくらい厳しい

how hard=どんなに厳しく

keep moving forward=前に進み続ける

get what you're worth=あなた自身の価値を得る

be willing to=喜んで~する

pointing fingers=指をさす

Cowards=卑怯者

better than=~より良い

no matter what=たとえ~しようと関係ない

have a life=人生をつかむ

まとめ

ロッキー全シリーズの中から、それぞれのセリフの中で良いと思うものを取り上げて英文和訳をしてみました。

ロッキーを育てた老トレーナーであるミックや愛する妻エイドリアンとのやり取り、強力なライバルとの戦い、親友の死とその弔い合戦、引退後の弟子との確執と成長した息子への激など、一話ごとに熱い人間ドラマが込められていて、どのセリフも深かったように感じます。

特に最終作の「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006)で出てきたプロライセンス審査会でのロッキーの振舞いや、親父の七光りと言われ続けて自己嫌悪に陥っている息子との会話は全シリーズ中でも屈指の名場面でしょう。

英語で読み聞きするとロッキーの熱い想いがよりダイレクトに伝わって来るので、ぜひ映画字幕で語彙やフレーズを増やしていってもらいたいなと思いますね!

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