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ガンズ・アンド・ローゼズ

ガンズのバイオグラフィーCD【非公式】紹介とバンドの気になるニュース

2019年8月30日

ずいぶん前、それもまだガンズの公式最新アルバム「チャイニーズ・デモクラシー」(2008)がリリースされる以前に、当時ガンズの情報に飢えていた私はアマゾンのガンズ関連のグッズを見ていて一枚のCDを見つけたのです。それは、

マキシマム・ガンズアンドローゼズ

アクセルが大きな口を開けてマイクに向かって歌っている写真をカバー写真にしたそのCDは、それまで見たことのないライブ感とレア感をビンビンに出していました。

一瞬「ライブCDか?」と思いましたが、サブタイトルに「The unauthorised biography of guns and roses」と銘打たれていて(非公式のガンズバイオグラフィー)、さらに「A CD-AUDIO BLOG」とも追記されていたので、これはきっとメンバーの生インタビューが収録された貴重なブートレッグの一種に違いないと勝手に判断し、そのまま「ポチッ!」と購入クリック。

バイオグラフィーは英語で「伝記、人物の記録」で、そこに「auto」をつけることで「自伝」になるので、このCDはあくまで他人がまとめた「伝記」の範疇に入るのでしょう。

そんな「伝記ものCD」についてレビューしていきたいと思います。

それに続けて、今年発表されたガンズ関連の気になるニュースを取り上げていきます。

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マキシマム・ガンズアンドローゼズの中身はこれだった!

これがCDのカバー写真。

どうです?

けっこうなレア感が出てるでしょう?

これは外側の箱で、スライドさせて取り出したCDも同じカバー写真が入ってます(同封のパンフの表紙)

中身を開けるとこんな感じ。

スラッシュの若々しさが良いですね。

この頃は可愛げがあった・・(今は半分おばはん化している)

CDケースの裏写真とパンフのそれも同じスラッシュ素材が使われてます。

でもって、パンフの中身。

見開き3ページ、計6ページのミニパンフになってます。

CD全体のコンセプトと収録されている音源チャピタ―についての簡単な説明が英文で載っているくらいで、あとは全盛時のアクセルとスラッシュの写真が3枚ほど。

肝心のCDの内容ですが、まずイントロにノリの良いBGMが入って一瞬期待させるのですが、続いて流れてきたおっさんの英語のCD紹介が、いかにも「英語教材」に使われてそうなカチカチの録音ナレーション。

自分的にはのっけからガンズメンバーの声がもっさり入っていて、そこにガンズの曲がガンガンに使われているみたいなイメージを持っていたものですから、しょっぱなのこの「お堅さ」はかなり「ガツーン!」と別の意味で鼻をへし折られた気分になりました。

すると次にメンバーのインタビューが出てきて「おおおっ!これだよこれ!」といきなり期待値はマックスに。

しかしそのインタビュー音源はすぐに終わって、今度は女性のスタジオで録音しました的な、これまた「カチカチ」のナレーション。

おっさんよりも耳触りは良いのですが、英国なまりの聴き取りづらい早口の発音になっていて、ただでさえ英語だけのオーディオCDなのに、半分以上何を言ってるのかさっぱり分からない状態になりました(涙)

まあこのへんは自分の英語力の無さに原因の90%はあるのですが、それでもなんとか聞き取って理解した限りでは、どうやらメンバーの家庭環境から音楽の道に行くまでをざざっと解説してる風な感じで、「これはウィキペディアを見た方が早いのでは?」と思わせてくれたほど。

チャプターは全部で8つに分かれていて、最初にまずメンバーの短いインタビューが入り(このCD用に録音されたものではなく、どこかの音源を引っ張ってきた感じ)、続けて女性のナレーションでチャプターのタイトルに沿った説明を続けていきます(以下チャプター)

1・THE BUDDING OF THE ROSE

2・HOLLYWOOD ROSE

3・GUNS A BLAZING

4・SIGNED AND SEALED

5・ON THE ROAD

6・THE WILTING OF THE FLOWER

7・IT'S ALL AN ILLUSION

8・THE ROSE HAS DIED

登場するメンバーは、イジ―⇒アクセル⇒ダフ⇒スティーブン⇒スラッシュの順で、それぞれの家庭環境や 音楽環境が説明されていきながら、そこに故郷の町を出てロスにきたこと、ミュージシャンになるまでの経緯とかをナレーションしてる感じです。

⑤以降のバンド結成から解散に至るまでの内容は、けっこう色んなメディアで語られてきたので、それほど目新しいことはなかったのですが、前半チャプターでのガンズ結成に至るまでの逸話や関係したミュージシャンの名前とかは、かなり詳細で「おおお」と思わされた面があると思います。

かなり少ないのですが、自分的に印象に残った話は、

イジーがロスに旅立つとき、故郷ラファイエットに向かって「荷物をまとめて中指立てた」こと

・バンドで食えないためにメンバーがバイトしてたこと、スラッシュが時計製造工場、スティーブンが皿洗い、アクセルはタワービデオの従業員(ダフはどこに?)

・メンバー全員が一日3ドル75で生活していたこと

・どうしても金がない時はス、ラッシュとアクセルがUCLAの治験バイトに出かけたこと

ですかね。

メンバーのバイトの話は自伝とかで知ってましたが、そのあとの具体的なお金の額は初耳だったので「一日400円程度で5人が暮らしてたのかよ・・そりゃハードだな・・」と感心したり、スラッシュとアクセルが治験バイトに行ってたことも初耳で軽くドン引きしてしまいました笑(治験バイトは貧乏生活でもかなり最終段階のレベル)

あとは先ほども書いたように、バンド周りのミュージシャン関係者の名前の幅広さですかね。

LAガンズやポイズン、モトリークルーなんかも出てきていて、そのころのロスの音楽業界の雰囲気が立ち上ってくるようなビッグネームばかりでした。

ちなみにイジ―とアクセルが組んでいた最初のバンドの音楽の方向性は「グラムロック」「パンク」で、そのイメージは「ハノイロックス」。

後年(1988年)にアクセルがハノイのマイケル・モンローのソロビデオに出ていましたね。

このビデオの曲で使われてるブルースハープ(ハーモニカ)の音が結構好きで、ガンズのサードアルバム「ユーズユアイリュージョン」収録の「バッド・オブセッション」がお気に入りの曲の一つなのも、その理由から。

なんか好きなんですよね、あの郷愁感と切なさを誘う音色が。

ハーモニカくらいなら練習次第ですぐに吹けそうなので、一度チェレンジしてみようかなと。

少し話が脱線してしまいましたが、オーディオCDの内容はそんな感じです。

まだバンドが空中分解状態にある2000年に出版されたものなので、メンバーからの情報提供があるわけでもなく、それまでのインタビュー記事や自伝本からの情報をまとめて業者がリリースしたものだから「非公式」になっているのでしょう。

メンバーの生の声は短いものの、約60分たっぷりとバンドの歴史や背景をプロのナレーターが語っているので、それなりに聞き応えがあるのは確か。

正直にいって、ガンズ情報よりも、業界用語や軽いスラングを含めたミュージシャン英会話の教材としてお役たち感はあるかなと思いました。

この業者は他にもミュージシャンものの音声CDを出しているので、英語の勉強をしたい人ならおすすめかもしれません。

かなりのナチュラルスピードなので、リスニングの訓練にはもってこいですね。

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ガンズの気になる最新情報まとめ(2019年1月~8月まで)

では最後に今年に入ってからのガンズ情報の中から、特に気になったものをまとめてみたいと思います。

ソース源はバークスとロッキングオンから。

2019年1月

ガンズのアクセル・ローズ、新曲を公開! 『ルーニー・テューンズ』にキャラクターとして出演しパフォーマンス

人気アニメにアクセルがアニメキャラで登場して、MVで歌声を披露するというもの。

動画で見てみましたが、かなりスラっとしたアクセルで声もいい感じで「アクセル」してました。

アニメにしては悪くないロックな曲だと思いましたね。

2019年2月

ガンズ・アンド・ローゼズ「新作を出して、ツアーに戻る」

リチャード・フォータス談で「スラッシュのツアーが終わる8月ごろにはレコーディング予定」とのこと。

ほかにもスラッシュ本人も新譜制作の可能性について前向きのようですが「ガンズのことなのでプラン通りにはならない」とも。

フォータス氏は以前からガンズのニューアルバムに関するスポークスマンのような立場にいて、新作の噂が出るたびに「アクセルは本気だ」「その日は近い」的な発言をしてきて、実際には噂だけだったりと、ファンとしてその都度がっかりさせられてきた感じがあります。

今回もその可能性が高いと思われましたが、その後のニュースではどうやらバンド側の本気度は割と高いようですね。

ようやくスポークスマンの信用度も上昇するのか?!

2019年3月

ガンズ・アンド・ローゼズ、10月にツアー決定か? スラッシュが発言「ツアー後は新作に集中する」

10月の小規模ツアーは決まっているようで、それが終わり次第、新作の製作にかかる予定だとか。

しかしスラッシュは相変わらず慎重で「まだ何もやってない。ガンズ次第だけど、とりあえずコンスピレーターズの再結集で、それ用の新作集めかな」と語っているので、ここでいう「新作」はスラのバンド用なのかも。

コンスピレーターズのライブはすごい良かったので、自分的にはそれでも十分良いですが(笑)

2019年4月

スラッシュ、今週末、アクセル・ローズのスタジオでレコーディング・セッション?

4月27日にマリブにあるアクセルのスタジオに入るとか。

スラッシュのスタジオ入りに合わせて、ガンズのプロデューサー、カラム・コスタンゾがスラッシュのアンプをスタジオに持ち込んだ写真を投稿したことで、次の作品のプロデュースもこの人ではないかとの推測も上がっているよう。

チャイニーズ・デモクラシーと、アニメ「ルーニーチューン」で使われたアクセルの新曲「Rock The Rock」のプロデュースも行っているので、その可能性は高そうですね。

2019年5月

スラッシュ、ガンズ・アンド・ローゼズの新作に取り掛かっていることを認める

これまで色んな音楽ニュースで取りざたされていたガンズの新作情報を、ようやくスラッシュ先生本人が認めた形です。

米デトロイトのラジオ局101 WRIFに出演した際に「今まで何もやってなかったから、はっきりしたことは言えなかったけど、秋にはガンズの公演も決まっているし、新曲の製作にも取り掛かっている」と心強いメッセージを全世界のガンズファンに贈ったよう。

ついに1990年以来、およそ20年ぶりになるオリジナルメンバーによるオリジナルアルバムのリリースが目の前に迫ってきたということなのですね!

2019年6月

スティーヴン・アドラー、腹部に刺し傷で病院へ搬送される

アメリカの芸能サイトで、元メンバーのスティーブン・アドラーが腹部に刺し傷を負って病院入りしたというニュース。

このあとバークスでは3連続で同ニュースを取り上げていましたが、結局スティーブンが自分で刺したものではないかという話になっており、他のメディアでも「薬物乱用とうつ病で苦しんできた」という情報もあって、かなり自傷行為の可能性が高そうな感じです。

ガンズ一のスマイルを誇っていただけに、あの笑顔が見れなくなるとなんだか寂しいので、ぜひとも復帰して元気にまたドラムを叩いて欲しいものですよ。

元ドラマーのスティーブン・アドラー、バンド復帰を願うも叶わず!

2019年7月

スラッシュがトレードマークの黒い帽子を被り始めた理由とは? 「群衆の前では少しナーバスになっちまうんだ」

「帽子をかぶって髪を下ろせば顔が見えなくなるから、群衆の前に出ても恥ずかしくなくなるし、自信がつく」的な発言をしているスラッシュ先生ですが、以前にもこの発言を何度かしてるにまたか?と思ったら、2010年のインタビューを元にしてイギリスのメディアが再び取り上げたというニュースです。

正直に言って、スラッシュの前髪下ろし&帽子スタイルはステージや写真撮影でこそ映えるものの、これを一般の歩道やスーパーとかコンビニとかカフェとか家庭で再現したら、かなりの程度で恐怖の対象になることは間違いないですね。

コンビニの店員がこの格好で無言で立ってたら怖いし、家庭教師の先生でこの格好で来られたら、間違いなく派遣元に電話して追い返しますから(子供は言うこと聞くだろうけど)

ほかにも家に帰ってホッと一息ついたときに壁際のカーテンの後ろに隠れて立っていたら「ぎゃーーーー」とパニくるでしょうし、終電で自分一人のときに目の前にこのスタイルのスラッシュが座っていて、こちらをサングラス越しにじっと見ていたら、かなりの程度で地縛霊を想像して「南無阿弥陀仏」を延々と唱え続ける自信がありますから。

色んな意味で想像力を掻き立てるスラッシュ先生の帽子とヘアスタイルは素敵すぎます。

というか、この帽子、欲しいです(アレンジ加えて被りたい)

2019年8月

ダフ・マッケイガン、自分を演じるのは「ブラッド・ピットしかいない」

モトリークルーの「ダート」やエルトン・ジョンの「ロケットマン」のような、ミュージシャンの自伝映画をガンズで作るとしたら、ダフ自身は「ブラピかな」と冗談交じりで答えたという記事。

ただ本人自体はあまり自伝映画には興味がないようで「だってリアルにロックの世界で生きてきたから。まだ歴史の本を読むほうが良いね」と知的でクールな発言をかましてくれています。

まあ自分自身が生きてきた業界のことでしょうから、その裏側も表も知り尽くしているでしょうし、特に目新しさは感じないのでしょうね。

それよりももっと大きな視点で世界を見てみたい。

だからこそのビジネスであり、歴史なんですよ。

ダフさん、一緒に北方健三の「水滸伝」を読みましょうか!(歴史もの小説ですが)

まとめ

懐かしい20年近く前のガンズCDレビューと最近のガンズニュースをまとめてみました。

私のガンズとの出会いも1989年に「パラダイスシティー」のミュージックビデオを見て「かっけー!」と衝撃を受けた以来の30年越しの長きになります。

あのときはまだ10代の中学生だった私も、今や40越えの堂々としたおっさんです。

今回取り上げたCDの懐かしいメンバー写真と今の彼らを比べて「そりゃー、20年以上も経ったら顔も体も変わるわなー」と自分のお腹の辺りを撫でながら、アクセルとスラッシュに深い共感を覚えたのは言うまでもありません。

そんな中でダフだけは進化を続けているのですがね。

男たるもの、やはりダフを目指さなければならないか?!

ということで、今宵は北方健三の水滸伝を片手にローデッドの新作とアペタイトを交互を聞きながら、渋い憩いのひと時を過ごすとしましょう!

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