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ベリンダ・カーライル「ヘブン・イズ・ア・プレイス・オンアース」で英語を学ぼう

2020年4月30日

1987年に世界的にヒットしたベリンダ・カーライルの「Heaven is a place on erath」は、今なおメディアBGMで耳にすることのある名曲です。

洋楽ビルボードチャートにハマっていた当時の私(中学生でした)もこの曲にハマった口ですが、何よりも歌手のベリンダの美貌に惹かれてしまいまして。

しかも当時は片思いの真っ最中だったものですから、愛について歌ったエモーショナルな楽曲とベリンダの美貌が色んな形で自分の感情に絡み合うという、思春期特有の「意味不明な感傷と妄想」をこじらせていたわけです(笑)

そんな色んな意味で思い出深いベリンダの楽曲は英語的にも分かりやすく、英語特有のコロケーション(よく使われる単語の組み合わせ)にも満ち溢れています。

そんな「天国の愛の歌」の英語フレーズをチェックしていきましょう。

「Heaven is A Place On Earth」の全体の意味

まずは歌のPVを見てから、全体の日本語の意味をまとめてみます。

【全体の意味】

天国では愛が先に訪れるといわれている

そんな天国を地上に作りたいし、そうあって欲しいわ

あなたが私のもとに訪れて、すべてが生き生きとしてくる

私達は抱き合いながら星空の下で愛を確認しあうの

どんなに孤独で途方に暮れていても、あなたは私を導いてくれる

もう何も怖くはないわ

かなりざっくりとですが、歌の意味を超要約してみました。

基本的にはラブソングですが、何かもっと大きな「愛」の存在を歌詞に感じます。

きっと「あなた」というのは、西欧世界の「キリスト」的なものを示唆しているのかもしれませんね。

では次に気になる歌詞の英語チェックです。

気になるフレーズに焦点を当ててピックアップしてみました。

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 heaven is a place on earth

「天国は地上にある場所」が直訳です。

place(場所)という名詞の前に「a」をつけているので、

色々ある中の”一つ”

というニュアンスを含んでいます。

これが

heaven is the place on earthになると、the place(唯一無二の場所、たった一つの場所)になるので「天国イコール地上」になってしまうという違いがあります。

元の英文の意味を前後の歌詞を含んで訳すと「天国は地上にもあるべきだわ」的な感じになると思いますね。

They say in heaven love comes first

「天国では愛が先に来ると言われている」という訳です。

この文で注目すべきポイントは2つ。

「They say~」と「~comes first」です。

前者は「彼らが言っている⇒~と言われている」になり、後者は「~が先にくる、優先される」の意味を持っています。

不特定多数の人の発言や噂を表現するときは「It is said that~」や「They say~」がよく使われますね。

「Comes first」はトランプ大統領の「America comes first」でも使われているので、今最もホットな英語表現の一つかも?

意味はもちろん「アメリカの利益が最優先される」ということですね。

We'll make heaven a place on earth

直訳すると「私たちは地上に天国を作るだろう」になります。

分解すると、

We(私たちは)will(~するだろう)make(作る)heaven(天国を)a place on earth(地上にある一つの場所の)

という感じです。

歌詞の流れから言うと「天国は地上にもあるべきものだから、一緒に作りましょう」というニュアンスになっています。

ここで注目したいのが「make」。

これもまたトランプ語録の一つ「Make America great again」(アメリカを再び偉大な口にしよう)と被りますよね。

ベリンダも同じで、彼女はheavenをmakeすると宣言しているのです。

「天国を作るわよ、分かった?」的な(笑)

悪が栄えるこの地上に天国を建設するというのですから、その理想は高いものがあります。

さすがは清教徒が作ったお国柄!

*Makeは「変化を引き起こす言葉」という意味があります。以前に挙げた記事で取り上げているので、よければそちらもどうぞ。

⇒英会話に役立つ!変化を引き起こす頻出表現「make」フレーズ20選!

pull me close

「抱き寄せる」の意味です。

歌詞の中の架空の男性(と思われる)がヒロインに行う仕草ですね。

pullは「引き寄せる」で、closeは「近く」という意味なので、間にme「私を」を挟んで「私を抱き寄せる」になります。

start to move

「動き始める」の意味です。

ここは全歌詞中で最も「エロチック」だと感じた部分。

流れ的には「You pull me close and we start to move」となっていて、訳すと「あなたは私を抱き寄せて動き始める」ですから、あまりにもストレートな表現じゃないかと(笑)

いや、実は全然違うのかもしれませんが、この流れ的には「あのこと」を想像してしまいますよね。

まあ色っぽい表現かどうかは置いておいて、英語の構造的には至極シンプルで使い勝手が良いフレーズになってます。

「start to~」が基本で、~の部分に動詞を入れるだけで「~し始める」が出来上がります。

we're spinning with

「私たちはぐるぐると周りながら」の意味です。

歌詞では続けて「the stars above」(上空の星)がくるので「星空の下をぐるぐる回る」になる感じですね。

ここでのポイントは「spin with」(回る)。

ぐるぐる回るという表現は日本語でも意外に使っているという印象があるので、ここであえて取り上げてみました。

歌詞では進行形になっているので「are spinning with」ときますが、実際の生活で使う時は進行形の形のほうが多い感じですかね。

 lift me up

「抱き上げる」の意味です。

lift upで持ち上げる、間にmeがつくので、歌詞の流れ的に「私を持ち上げる、抱き上げる」になります。

こうした動詞と前置詞の組み合わせがコロケーションと呼ばれる「よく使われる単語と単語の組み合わせ」表現の一つで、単純に単語一つだけで「lift me」というよりも、よほど言葉のリズムをつけるのに適していると思いますね。

しかも「up」(上に)がつくのでイメージがしやすいですし。

日常英会話ではこういうコロケーションが多用されるので、こういうのはこまめに覚えておくと後で役立つと思います。

 bring me home

これもコロケーションの一つです。

意味は簡単で「私を家に連れていく」になります。

bringは「持ってくる」「もたらす」という意味があって、似た日本語の意味をもつ「take」が「他のところに持っていく」という響きがあるとすれば、bringは「あなたと私の関係の中で持ってくる」という、より二者間の密接なニュアンスを含んでいます。

なので、ここのbring me homeは親しい関係にある「連れていく」になりますね。

afraid

「怖がる」の意味です。

歌詞では「 I was afraid before」と「 I'm not afraid anymore」の2つが対比で使われていて、いかにも「歌詞」的だなあと思わされました。

歌の中でヒロインは「生きることの意味を理解し始めて」いて、それが「怖くなくなった」につながります。

上のafraidはそのときの心理描写の違いで使われていて、語尾に付けられた2つの接続詞がそこを上手く表現しているなと感心しました。

二つを並べてみると

・I was afraid (私は怖かった)before(以前は)

・I'm not afraid (私は怖くない)anymore(これ以上は)

意味的には見たままなのですが、これを声に出して言うと、いかにも英語独特の小気味良いリズムが感じられますね。

まとめ

ベリンダ・カーライルのヒット曲から英語フレーズを取り上げてみました。

英語を始めとする欧米の言語は音声を基に作られているので(アルファベットが口や舌の形)、自然の物を文字で表現した東洋の漢字文化とは異なった言語体系をもっています。

なので欧米語を学ぶときは「声に出して話す」ことが大切で、英語の詩や歌で学ぶと上達が早いというのは、そういった言語学的な背景があると思います。

東洋の文字は象形文字として主に絵から発展してきているので、目で見て覚える文化というのでしょうか。

だからこそ絵画や書動が発達したといえなくもありませんね。

そんな文化的背景をもとにした考察を交えつつ、ベリンダのヒット曲は英語のコロケーションをふんだんに取り入れた内容になっていて、すごく勉強になるなと思いました。

曲も良いですし、言葉もスッと入ってくるので、そこがヒットした理由の一つなんでしょうね。

今なお美しいべリンダ・カーライルの大ヒット曲「ヘブン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」

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