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【洋画で英語学習】「トロピックサンダー」問題作の爆笑コメディで単語やフレーズをチェック!

投稿日:2018年11月1日 更新日:

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2008年の戦争パロディ映画です。

俳優陣にベン・スティラー、ロバート・ダウニーJr、ジャック・ブラック、ニック・ノルティ、トム・クルーズ、マシュー・マコノヒーなどの錚々たるメンバーが揃った娯楽大作でもあります。

【トロピック・サンダー/史上最低の作戦】トム・クルーズの剛腕プロデューサーぶりに大爆笑!自分史上における最強のコメディ映画がこれだ!

中でも剛腕プロデューサーのグロスマンを演じるトム・クルーズの怪演が当時、話題を呼びましたね。

携帯を持つ手も変化、頭髪も見事に変化した「いかにも」なプロデューサー役・・

驚くほどハマっていたトムクルーズ御大に最初は気づかない観客も多かったという(笑)

そんな予想を越えた怪作「トロピック・サンダー」で使われた英語はどのようなものなっているのでしょうか?

早速、その中身を見ていきましょう!

日常生活で使いたい&使えない「トロピック・サンダー」英語

【maggots】

ウジ虫の意味。

相手を愚弄したりバカにしたりするときに使います。

映画では冒頭の映画の製作シーンで頻繁に使われていました。

というか、この映画全般にスラングが多いのですがね^^;

【It's good to finally meet you at last】

ようやく会えて嬉しい、という意味。

英語を分解すると「it is good to~」で「~して嬉しい」、「finally」は「ようやく、ついに」「meet you」は「あなたと会えて」、「at last」は「ついに」という意味ですが、最初に使われた「finally」と被るので、「ついに」というニュアンスを強調する言葉の響き的な感じで使われていると思います。

このように言葉の意味は丁寧ですが、使われているシーンはかなり愚弄的です(笑)

悪徳プロデューサーの(敏腕ともいう)グロスマン(トム・クルーズ)が、映画製作が遅々として進まない現状にイラついて、アメリカの豪華なオフィスからテレビ中継でカンボジアの撮影現場に集まったスタッフのうち、監督に向けて放った最初の言葉。

この後に監督にとって災難が訪れます(苦笑)

【get some face-time】

顔と顔と合わせる、の意味。

先ほどの「it is good to~」の続きの文章なので、「it is good to get some face-time」の意味になります。「顔合わせできて嬉しい」。

これも先ほどの流れの中で使われるので、プロデューサー、グロスマンが怒りの鉄拳を振り下ろす直前の枕詞として丁寧な意味で使われています。

【key grip】

映画スタッフの呼び名です。

撮影機材や資材を運んだりセッティングしたりする助手たちのことを「グリップ」といい、そのグリップたちを仕切る現場監督のことを指します。(日本では大道具)

これも先ほどの流れの中で使われた言葉で、プロデューサーがテレビ中継で「会えて嬉しいよ」と監督を見て言った後に、視線を動かして「キーグリップは誰だ?」と探すときの言葉になってます。

【Hit that director in the face, really ×××××× hard】

監督の顔を殴れ、本気で殴れ!!、の意味。

「Hit」は「殴る」で、文頭に動詞を持ってくることで「命令形」になります。

「that director」は「その監督」、「~in the face」は「~の顔の中を⇒顔を」となります。

その後に続く「really ~hard」は「本当に激しく」となり、~の部分は汚い四文字言葉なのであえて省略しました(ご想像にお任せします)

つまり敏腕プロデューサーのグロスマン(何度もいいますが、トム・クルーズが演じています)が、画面越しに大道具のスタッフに「俺の代わりに監督の顔を思い切り殴れ!」と命じているところで、さらにそのスタッフは「すいません」と謝りながら、監督をその場で思い切り殴ったという笑

ここはかなり大笑いしました。

【With all due respect~】

恐れながら、失礼ながら、お言葉を返すようですが、の意味。

相手の発言に対して丁寧に反論する際に使われるフレーズです。

映画ではプロデューサーのグロスマンが大道具に監督を殴らせた後、「お前は金を無駄にしている」と指をさして非難し、その続きで横にいたグロスマンの側近が「失礼ながら、プロデューサーはジャングルを破壊しないと決めました」と宣言したときに使われています。(余談ですが、「決めた」という英語の時制表現にdid notという過去形が使われていたことがポイント。つまり「すでにグロスマンの決定は実行された」という意味になり、監督の意思が完全に無視されていることが分かります)

ここまで苦労して撮影してきたのに爆破はなしかよ!的な監督の悲壮な顔と、容赦なく上から目線で現場を仕切るプロデューサーとの上下関係を誇張して描いていて、かなり笑えました。

【Fear makes him a man】

恐怖は人を作る、の意味。

Fearは「恐怖」で、makeは「作る」「~させる」になります。

makeの後ろのsは、「He, she, その他の人の名前」が主語につく動詞の後ろにつけられる文法的な決まり事です。

manの前につく「a」は、「多くの中の一人」である「a」の意味で、一般的な意味の場合に使われます。

manの前に「the」がつく場合は、「~という」「ほかに存在しない唯一の」的なニュアンスで使われます。

manという単語だけではなく、her, him, you, them, 物の名前など、様々な人や物の代名詞や名詞を表現するときに使われます。(これを冠詞といいます)

英文構造では「A make B C」⇒「AはBをCにする」となります。

つまりここでは「恐怖が彼(映画では俳優を指します)を強くする、男にする、人を成長させる」というニュアンスで使われています。

これもグロスマンの剛腕プロデューサー的な人材育成法の一つで、「俳優たちが私の指示通りに動いてくれないんですよ」と言い訳をする監督に対して「逆らうやつは容赦なくケツを叩け、それがお前の仕事だ!」と叱咤した後に「Fear makes him a man」が使われていました。

【You wanna make this movie right?】

「お前はこの映画をちゃんと作りたいか?」という意味。

「wanna」は「want to」の省略形で、「make~right」は「~を正しくする」という感じで使われます。

映画では、先ほどのグロスマンの「俳優をちゃんと動かしたいなら、ヤツらのケツを叩け!」と監督に叱咤したあとに(激励はありません)、このセリフを発言します。

【owes ~ a huge debt】

「~に大きな借り[借金]がある」という意味です。

映画では、グロスマンが監督に「言うことを聞かない俳優の扱い方」を熱く語っているときに、その場にいたベトナム戦争の生還兵の英雄で映画の原作者のフォーバックが、二人の会話の間に入ってきた際に使った言葉です。

「きみは素晴らしいアメリカ人だ。我々は君に大きな借りがある」とその功績と名声に敬意を示した直後に、以下の言葉を返すのです。

You owe me a huge debt

君は僕に大きな借りがある

【shut the fuck up and let me do my job】

「黙って俺に仕事をさせろ」という意味。

shut upは「黙れ」で、「let me~」で「私に~させろ」になります。

映画では、剛腕プロデューサー、グロスマンが先ほどの原作者のフォーバックに対して使った言葉になります。

彼の功績をたたえると思いきや、すぐさま「いいからお前は黙ってろ!」と切り返したグロスマンの男ぶりに感服です。(フォーバックはグロスマンの勢いに押されて黙ってしまいました)

【retarded】

知恵遅れ、という意味で使われます。

侮蔑的な意味を含むので、おすすめできない言葉です。

そしてこの言葉を映画の中で頻繁に使った「トロピック・サンダー」の監督&主演俳優のベン・スティラーは、実際にアメリカ国内の関係団体から抗議を受けたと言われています。

劇中では、主人公のタグ・スピードマン(ベン・スティラー)が劇中映画の「シンプル・ジャック」で知恵遅れの役を演じ、そのことを相棒役のラザラス(ロバート・ダウニー・ジュニア)が突っ込まれた時に出てきます。

「お前はretardedを真剣に演じ過ぎた。そこが他のretardedの映画「レインマン」「フォレスト・ガンプ」の特技のあるretardedとの大きな違いだ。お前はretardedをretardedに演じただけなんだ。だから観客はドン引きした」と冷静に語るところが結構笑えました。(本当は笑ってはいけないのですが・・)

このように「使ってはいけない」英単語の一つといえるでしょう。

日本語と同様に、英語にも「地雷」的な言葉やフレーズが多くあるので、普段からそういった言葉を知っておくことも必要だと思います。

言葉の意味を深く知らずに「映画やドラマで見た」というだけで、上のような言葉を使ってしまうと、見識を疑われるだけでなく、時には不要な軋轢を生む可能性もあります。

英語を学ぶ際には言葉を覚えるだけでなく、文化的な背景を勉強することも大切ですね。

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まとめ

戦争映画のパロディとしては大作で、海外では評価の高かった作品「トロピック・サンダー」。

個人的には「パルプ・フィクション」(1994)に並ぶ「スラング英語」の宝庫であり、あちらの笑いのツボを押さえるのにも良い映画ではと思います。

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