ジャミロクワイが帰ってきた!
といえば、まるで長年ジャミロクワイをウォッチしてきた手練れのジャミロクワイ好きに思えるかもしれないですが、実は全然そうでもないので、ヘビーなファンの方、ごめんなさい。
とはいえ、このミュージシャンのことは1997年当時から知っており、2001年前後まで本当によく聞いてましたね。
そのエレクトロニカミュージックにも関わらず耳に心地よいボーカルのジェイ・ケイの声が、何とも言えず癒しの効果があって、車に乗りながらBGMとして流していると本当に気持ちよくドライブができたものですよ。
今回はそんなジャミロクワイのライブ情報と最近の活動について取り上げます。
ジャミロクワイが新譜を出していた!
学生時代から、あまり聞かなくなって10数年たちますが、ようやくBARKSでその名を目にすることになりました。
「えっ?追加公演?ということはすでに来日が決まってたの?というか、この人、アルバム新しいの出してたの?」
くらいに全くジャミロ不通になっていた私はあわてて、記事の最後にある関連記事をクリックしたのです。
なるほどと。
すでに先行で新譜出てたのだな、と。
記事の内容をまとめてみると、
・7年ぶりとなるニュー・アルバム『Automaton』を発表
・5月に5年ぶりとなる来日公演が決定
・『Rock Dust Light Star』(2010年)以来、8枚目のスタジオ・アルバム
・A.I.やテクノロジーの隆盛にインスパイアされて作ったとのこと
というか、すでに2010年にアルバムが出ていたのかよ・・としばらく画面を見つめながら口をあんぐり開けていたジャミロ未開人な私でした。
この人の音楽の良さは、先ほども述べたが、エレクトロニカミュージックにも関わらず、その無機質さや冷たさを感じさせない柔らかいボーカルが非常に特徴的で、ゆえになんだかある種の恍惚感を感じさせてくれるところが人気を得たのだと思います。
もちろん音楽の専門家や評論家に言わせれば、もっと技術的なこととか、音楽的知識を駆使した解説が可能なのだろうけど、そういうのを全く抜きにして、あくまで自分個人が魅力を感じ続けていた彼らの音楽の良さはそこにあると感じたわけですな。
さらにジェイケイは言います。
「A.I.やテクノロジーが隆盛を極めるいまの世界、僕らは人として、人生および他人との関わりを含めた環境における楽しみ、シンプルさ、バイタリティなんかを忘れ始めている」(同記事より)
なるほど、ということは、かなりエレクトロニカ的な要素を排したかなりシンプルなロックポップ的な仕上がりになってるのか?と思ったところ・・
Jamiroquai - Automaton
普通にエレクトロニカやがな!と思わず突っ込んでしまいました。
それも往時の曲風とあんまり変わってないし。
この人のことをウィキペディアで調べたところ、けっこう言行に矛盾がある人のようですね。
彼は熱心な環境活動家で知られており、ジャミロクワイの曲などでも環境破壊について憂う歌詞が多く見受けられる。しかし、フェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーを何台も所持しており、よく言行の矛盾を指摘されている。
ジェイソン・ケイ - Wikipedia
まあでも相変わらずいい声出しているし、心地の良い音楽を流しているので、やっぱり良いミュージシャンだと思いますよ、正直。
一時期のデペッシュモードに曲の雰囲気は似てるかなと。
80年代のエレポップの雄!デペッシュ・モードの「ストレンジ・ラブ」
このアルバムはちょっと買おうと思いますね。
ついでに来日公演に行ってもいいかなと思ってしまうほど、トランスな感じの曲にずずいと惹きこまれてしまいました。
ジャミロクワイの簡単なヒストリー
ここでジャミロクワイについてあまり詳しくない人のために、簡単にその経歴をまとめておこうと思います。
・1992年にボーカルのジェイソン・ケイによって結成された
・バンド名はインディアンの部族の名前にちなんでつけられた
・93年に「ジャミロ・クワイ」でデビューし、94年に「スペースカウボーイの逆襲」をリリース、続くサードアルバム「トラベリング・ウィズアウト・ムービング~ジャミロクワイと旅に出よう」が全世界で700万枚、日本で140万枚を超えるセールスを記録し、一躍時のバンドとなった
・日本のCMにも多数出演している(ソニーのMD等)
・2006年にベストアルバムをリリース後、活動が緩慢になる
・2010年に8枚目のスタジオアルバム「ロック・ダスト・ライト・スター」をリリース
・2017年に「オートマトン」をリリース
私がこのグループと出会ったのが90年代後半のことですから、たぶんスペースカウボーイの逆襲とかトラベリング~あたりが最も旬だったのでしょう。
その後活動をあまり聞かなくなったのは、次のようなことが原因だったと言われています。
2001年に『ファンク・オデッセイ』プロモーションのためマンハッタンに滞在していた彼がまさに体験してしまった9・11。ショックを受けた彼はしばらく休養を取ると、創作の過程で癒されながら曲作りを開始。
かなり繊細な人なんですな。
まああの現場にいれば、色々考えてしまうのは仕方ないでしょう。
そんな感じのジャミロクワイの近況でした。
とにかく再び彼らの音楽を耳にすることができて非常に嬉しい瞬間ニュースでした。