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グレイス・ポッター特集!パリスからソロアバム「Midnight」まで

2016年7月24日

美人ボーカリストのグレイスポッターを中心としたアメリカの混成ロックバンドです。

グレイスのパワフルでセクシーな歌声がかなり魅力的なのはもちろん、ルックスも相当に素晴らしいので男性的には「美しい・・」と見入ってしまいます。

曲の素晴らしさもハイレベルで、グレイスの歌と絶妙にマッチしたゴージャスなロッキンなサウンドが何度聞いても飽きさせない輝きを放っていますね。

そんな彼女・彼らのアルバム「グレイスポッター・アンド・ザ・ノクターナルズ」からの「パリス」と次作の「ライオン・ビースト・ザ・ビート」、そしてグレイスのソロアルバムについてレビューしていこうと思います。

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美人過ぎるパワー・ボーカリストが熱唱する!「パリス」

Grace Potter and the Nocturnalsのサードアルバム「Grace Potter and the Nocturnals」(2010年)から。

タイトルを日本語書きするとき、途中で止めてサウナにでも出かけようかと思ったくらい、長い名前のバンドなのである。

2002年に結成し、2006年に「Nothing But the Water」でメジャーデビューしたGrace Potter and the Nocturnalsは、飛びぬけてグルーヴィーな声を持つポッターのボーカルを最大の魅力として、2006年にはJammy Awardのベスト・ニュー・グルーヴを受賞、2008年には大物バンドのブラッククロウズのツアーサポートを行うまでになった。

このバンドを初めて知ったのは、ブラック・クロウズのファンから教えてもらったのがきっかけだ。

「めっちゃええで!」

と大きく目を見開いて、僕の額に「ええで」と刻印した太鼓判を押してくれたのはいいけれども、そのあと家路につくまで衆目を浴びまくったのは今となっては懐かしい。

さてこのバンドの売りは、やはり一にも二にもポッターの声に尽きるだろう。

グレイスの見た目と違った骨のあるシャウトは聞くものを恍惚とさせるエネルギーを持つし、そのパワフルなボーカルパフォーマンスは見る人がみれば、まるでミック・ジャガーか、はたまたスティーブン・タイラー、もしくは和田アキをほうふつとさせるに違いない。

同様にギターも素晴らしいの一言。

うねるようなギターに限りなく快感を覚える僕としては、ポッターのほとばしるようなシャウトに続くグルーヴィなソロパートを聞くたびに、思わず「ヨシキーッ!」と叫んでしまう自分がいるのだ。

なぜX-JAPANなのかはあえて聞かないでいただきたい。

とりあえず「いいから黙って聞けよこの野郎!」と思わず胸倉を掴まずにいられないほどの、ボリューム満タンで、聞き応えのあるロックアルバムであることは確かなのである。

レディ・ガガなんてクソ喰らえ!と叫ばずにはいられない、ロックファン待望の大型バンドの降臨に惜しみない拍手を!!

相変わらずカッコいい!「ライオン・ザ・ビースト・ザ・ビート」

グレイス・ポッター・アンド・ザ・ノクターナルズの通算4枚目のアルバム「ライオン・ザ・ビースト・ザ・ビート」(2012年)から。

前回に書いたこのバンドの記事でも触れたが、今回も長々しいタイトルを書いているうちにまたサウナに行きたくなってきた(笑)

グレイスポッター(あまりに長いのでこの呼び方に統一する)は2006年のデビュー以来、派手な活動にかまけることなく地道にライブやフェス参加でキャリアを築いてきた。

ボーカルのグレイスはその派手な見た目とは異なって、非常にパワフルな声量と、全身を使ったエナジーなパフォーマンスで各メディアから「全米で最もロックンロールな女性ボーカリスト」との評価を得ている。

2012年に発表されたこのアルバムは、それまでのどちらかといえばスワンプな(サザンミュージック的な)ノリから一歩抜け出て、非常に多様性のある仕上がりになっているように感じる、とあえて評論家風に語ってみる。

それでもロックなテイストは全然健在なのですが。

それにしてもこのアルバムタイトルソングにはたまげた。

なにしろアフリカの大地を思わせるような原始風のイントロから急旋回、ポッターお得意のロックテンポに変調。


Grace Potter And The Nocturnals - The Lion The Beast The Beat

なにしろグレイスのパワフルなロックボーカルも魅力的なのだが、それ以上に、彼女のライブパフォーマンスがあまりにもアクティブすぎる。

全身を使った、まるで何かのミュージカルのように地に這い、天を仰ぎ、あらんかぎりに叫ぶさまは、まさにロックの地に降り立ったミューズ(女神)のようだ。

全身をくまなく使うステージングという点では、全盛時のガンズのアクセルのパフォーマンスを彷彿とさせるが(もちろん若かりし頃の、だ)、アクセルの場合はその声とやることなすことが完全にデビル(悪魔)だったから、ちょうど正反対ですかね.。

そんな非常に美人で魅力的なグレイスなのだが、その印象をさらに強めるのが彼女のあの短いスカートと長い脚。

男なら皆、目が釘づけだろう!

でも不思議と必要以上にセクシーとは感じないのが謎といえば謎。

やっぱりロックな魂が全身を貫いてるからかな?

スージークアトロ並みのロッククィーンを目指すのか、グレイスポッターよ・・・・

ソロアルバム「Midnight」レビュー

ご存知「Grace Potter and the Nocturnals」の美人すぎるパワーボーカリスト、グレイス・ポッターのソロ・アルバム。

このアルバムが彼女のファーストソロ作品にあたるのかどうかは、インディーズ時代からの詳細を知らないために、はっきりとしたことは分からないのだが、調べた限りの情報ではお初っぽいように思えます。

今回はボーカルのみのソロ作品ということで、ブログタイトルを書く時も、バンド名をフルで日本語書きしなければならなかった過去2回に比べれば、字数的には格段に楽になっているようで。(サウナに行かなくて良くなったということだ!)

そんな彼女の作品「Midnight」をサーッと聞いて見たけど、なんというか、H&Mに服を買いに行ったときによくかかってそうなBGMっぽいというか・・・

いや、別に全然悪くなくてですね、ただバンドの曲よりも、コンピューター処理っぽいサウンドが増えてるというか、もっぱらグレイスのボーカルをフューチャリングするために書かれた曲っぽい印象を受けて、やはりこのあたりがバンドサウンドとの明確な違いがあるんだなあと思いましたね。

おそらく現時点でアルバム中、唯一ビデオ化されてる曲「empty heart」では、ノクターナルズのメンバーがバックで演奏しているのを見ましたが、このビデオでのサウンドは完全にバンドサウンドになっていて、生々しい音が大好きな自分としてはビデオバージョンのほうが好みです。

この人のボーカルは本当にパワーがあるというか、ソウルが入ってるというか、音楽の専門家じゃないので適当な言葉が思いつきませんが、とにかく聞かせる味のある声をお持ちです。

単に美味いボーカルということではなくて、ロックなしわがれ声(?)、いやハスキーボイスが非常に魅力的で、それでいて時折「ハッ!」と掛け声をかける辺りなんか、往年の和田アキ子さんを思い出させるようで、とにかくロックしてるんですね~(一番最初のバンドレビューの時も同じようなことを書いてた記憶があるw)

そんな長々しい名前を持つ彼らの誕生と歩みを簡単にまとめてみました。

セントローレンス大学在学中にグレイスの歌を聞いたドラマーのマット・バリーが彼女にバンド結成を提案。

後にギターのスコット・ツアーネットが加入し、ほぼ現在のラインナップに。

2003年にバリーが大学を卒業したことで、バンドは音楽の道で食べていくことを決め、グレイスの両親が所有していた故郷ベルモントの土地に活動の拠点を移し、本格的な音楽活動を始める。

2004年にデビューアルバム「オリジナル・ソウル」をセルフ・リリース。

このアルバムがノラ・ジョーンズやボニー・レイットの目に留まり、メジャーレーベルがバンドに関心を示し始めた。

しかしバンドはライブ活動を重視、ツアーを定期的に行ったり、音楽フェスティバルに積極的に参加する方向で音楽活動を進めた。

バンドのライブが話題を呼びつつ、セカンドアルバム「nothing but a water」(2005)がリリース。

この直後にバンドはハリウッド・レコードと契約を結び、サードアルバム「This is somewhere」(2007)、4枚目の「Grace Potter and the Nocturnals」(2010)のリリースを経てブレイクし、世界的に名を知られる存在となった。 

その後もツアーを中心に置いた音楽活動をこなし、さまざまな賞も獲得。

5枚目のアルバム「The lion the beast the beat」(2012)はビルボードチャートで最高位17位まで上り詰めた。

このアルバムはバンド史上、最も注目を浴びた作品となった。

そしてボーカルのグレイスは2015年にソロアルバム「Midnight」を発表する。

ちなみにボーカルのグレイスは、2013年にバンドの創立メンバーでドラマーのマット・バリーと結婚。

いかにもミュージシャン然としたマットの風貌とグレイスの派手な顔立ちが合いすぎますね。

グレイスは歌もルックスも抜群にいいけど、写真を撮るときのポーズの決め方にいちいちセンスを感じてしまうんだよな。

そんな感じで、スター性と女性らしからぬパワー&ハスキーボイスを持ち合わせた、奇跡のボーカリスト、グレイス・ポッターとその仲間たちのツアースケジュールは、アメリカを中心にこの夏も激しく繰り広げされそう。

ぜひとも来日して、直にグレイスのボーカルに酔いしれてみたいものです。


Grace Potter - Empty Heart (Live from La La Land)

まとめ

グレイス・ポッターのお気に入りの曲をまとめてみました。

とにもかくにもグレイスの魅力が際立ってますね。

ハスキーでパワフルでミューズな風貌。

最高です。

ぜひこれからも男性ファンの心を溶かしてくださいな。

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