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テイラー・スウィフトはカントリー歌手なのか?それともポップ歌手なのか?

2015年5月8日

いまや本国アメリカのみならず、アジアやヨーロッパでも多大な人気を誇るカントリーポップスター、テイラー・スウィフトに対する記事タイトルのような疑問の投げかけは、動画サイトで彼女の曲を聞いた誰しもが考えることだ。

今回はそんな「テイラー・スイフトってどっち側の人間?」という疑問を個人的に提起したいと思う。

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テイラースイフトの立ち位置とは?

同様にネットで「テイラー・スウィフト カントリー ポップ」と検索しただけでも、多くのその類の疑問や、質問回答を載せたサイトが羅列されている。

私がこの歌手を知ったのは知り合いの家にいったときに、彼女のCDが本棚に飾ってあったので、中身を見て「誰?この綺麗な人?」と訊ねたのが最初。

知り合いは「テイラー・スウィフトだよ」と言って、そのままCDをオーディオに入れて聞かせてくれたのだが、このときは「ああ、ポップシンガーなのかな」と思っただけだった。

その後に家に帰って、このときのことを思いだして彼女のことを検索してみると、なんとカントリー畑出身だったことが分かってビックリ!

「ええー!思いきりポップロックやったやん!!」

ディクシーチックスでも、もうちょっとカントリー風味は残してたで!!と、けっこう隠れたカントリーファンである私はひそかに憤慨して、もはや彼女はカントリーに対する魂は失ってしまったのか!?と、取り立ててテイラーの長年のファンでも現在進行形のファンでもない私が、「ゴルァッ!」と大口をたたく厚かましさというか、なんというか。

実際にカントリー業界からも批判がきているよう。

テイラー・スウィフト、カントリー界から強烈にディスられる

リンク元記事の冒頭では、

「テイラーの初期のアルバムはカントリー一色であったのに、枚数を重ねるごとに段々とポップス寄りになっていき、最新アルバム「1989」では“もはやほとんどカントリーの要素が無くなってしまった”と様々な反響を呼んでいる。テイラーが今年The CMAアワードに出席しなかったことも彼女の転身を示唆していると言えるだろう」

と書かれていて、まさに私が知人の家で感じたことを、カントリー業界の専門家たちも普通に感じていたようだ。

とはいえ、彼女は若者を中心に絶大な人気を誇るシンガーソングライターで、日本でいうと浜崎あゆみや宇多田ヒカル(すいません、たとえが古くて)にあたる売れっ子ミュージシャンであり、そして売れれば官軍のエンタメ業界では、たとえ冠のジャンルが異なっても、それはそれで問題ないのかもしれない。 でもなあ・・・・ と思いつつ、おじさんはテイラーの過去のアルバム曲を動画で検索してみたわけですよ。

すると・・・

⇒Taylor Swift Youtubeチャンネル

結構カントリーっぽいのがありますねえ。全部を調べたわけではないのだが、少なくとも、アルバム「Speak now」「RED」に収録の曲に関しては、上にあげた「Mean」「Begin Again」「Everything Has Change」などの楽曲が、古き良き郷愁を感じさせてくれる曲調のよう。

ともあれ、さきほどのカントリー業界からの批判では、

「最新作はポップアルバムだけど、初期のは普通にカントリーだった」

と言ってるので、デビューアルバムやセカンド、サードあたりをもっと聞き込んでみれば、テイラーの本来のオリジン(起源)に触れることができるのかもしれない。 おじさん、がんばって聞いてみます(笑)

カントリーミュージックとテイラー・スイフト

まあアーティストというのは、いろいろな自分の可能性を試したいというのが常で、彼女もそういう時期に来ているのだろうとは思う。そしてそういう機微は、一般人である私達にも同じことが当てはまるのだ。

仕事でも、遊びでも、それまで慣れ親しんできた世界から一歩踏み越えて、新しい地平を感じてみたいというのは、人間が好奇心の動物だということの証である。

その傾向は、若ければ若いほど顕著で、逆に若いうちに自分を限定しないで、色々なことにチェレンジするというのは、人間性や仕事の能力を高めるのにとても役立つ。

ゆえにテイラー・スウィフトが、本来の自分のフィールドであるカントリーから、ポップ路線にシフトチェンジしていっているのも、彼女自身のキャリアや可能性を広げるという意味で、全然OKなのだと思うのだ。

そこからまた別のジャンルに移っていくこともあるだろうし、カントリーに回帰するときがくるかもしれない・・・

でもね

彼女のキャリアのスタートは明らかにカントリーで、そのシンガーソングライターとしての才能や経験もカントリーによって育まれた上に磨かれてきただろうから、テイラースイフトとしてのミュージシャンとしての骨や血は、確実にそのジャンルに根差している。 人というのは、生まれ育った場所から、いずれは離れて、己の道を歩んでいくものだ。

しかしその根っことなるアイデンティティーは不変で、いつどこで、何をしていても、必ず自分のどこかで息づき、何かあるときは必ずそこに戻ってくる。 自分に自信を失ったとき、キャリアに失敗した時、なにか懐かしい気持ちに触れたくなったとき・・・・・

そのときに必要なのが、自分が辿ってきた道なのだ。

私の職業ジャンルは技術職なのだが、師に当たる人がいつも言ってくれたことが、今でも頭の隅にある。

「基本を忘れるな。たとえ自分のやり方で上手くいったとしても、かならず壁にぶち当たる時がある。そのとき必ず最初に覚えた基本は君を救ってくれる」

実際に仕事で悩んだとき、この師の言葉どおり、基本に立ち返って己の立ち位置を確認したことがあった。基本とは指標になるのだ。そしてテイラー・スウィフトにとっての基本は、やはり、

「カントリーミュージック」

なのだろう。

今は彼女にとってのキャリアの絶頂で、自分のやりたいことを、思うがままにできるのかもしれない。 実際には色々と悩んでいるのだろうが、それでも常に己の可能性を信じ、新しい地平に視線を向けているのだろう。

だがいつの日か、彼女にもスランプは訪れるし、人気にも陰りはくる。

そのときにきっと、彼女にとっての基本「カントリー」が、それからの生きる指標になるはずだ。

基本に立ち返り、基本をなぞって、自分自身を取り戻すとき、そのときの彼女はきっと今以上のものを生み出せるはず・・・・・

とまあ、いろいろ書いてきたけど、要は「1989」に収録の曲は私的にはいまいち・・・というだけのことでございます。 でも彼女のミュージシャンとしての力量やパフォーマンスは素晴らしいということは確か。

では以下にテイラー・スウィフトの簡単な経歴を紹介します。

1989年にペンシルベニア州ウエスト・レディングで生まれる。父親は銀行のファイナンシャル・アドバイザー。

母親は投資信託のマーケティング管理であったが、退職後専業主婦。スイフトは幼いころからミュージカルや音楽に興味を持ち、さまざまな活動に参加。

本格的な活動は14歳の時、父の仕事がナッシュビル事務所に異動となったため、家族はナッシュビル近郊のヘンダーソンビルの湖畔に転居したときに始まる。

2005年、ビッグ・マシン・レコードの準備中であったドリームワークス・レコードの重役スコット・ボーケタから注目され、スイフトの父にこの新会社の資本金の3%を支払い、彼女は最初の契約者の1人となった。 

その後2006年のデビューアルバム「Taylor Swift」がカントリーアルバムとしてヒットし、2008年にグラミーアワードの最優秀新人賞に選ばれた。

2008年にリリースされた「Fearless」は、2009年の全米アルバムセールスで一位を獲得、グラミーアワードを受賞し、スウィフトは最も若くしてアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得したアーティストとなった。

2010年「Speak Now」、2012年「Red」 はそれぞれ全米アルバムセールスで百万枚を記録(第一週)。

シングル「Mean」は二つのグラミーアワードを獲得、「We Are Never Ever Getting Back Together」と「I Knew You Were Trouble 」は世界規模のヒットとなった。 

一転してポップ路線となった2014年リリースの「1989」は、発売最初の週にも関わらず、過去12年間にリリースされたどのアルバムよりも多いセールスを記録した。

こうしてスウィフトはそれまでの2枚とこの一枚を含む3枚のアルバムで、発売最初の週におけるトップセールスを記録した唯一無二のアーティストとなった。

シングル「Shake it off」「Blank Space 」はそれぞれビルボードチャート一位を獲得した。

参照元:テイラー・スウィフト - Wikipedia

まとめ

まさに女性の時代を体現する、第二、第三のマドンナ、レディーガガという感じのテイラー・スイフト。

本人はフリードウッドマックのスティービー・ニックスやブリトニー・スピアーズも好きだと言っているが、すでに若い世代でのスイフトの影響力は彼女らをはるかに超えているのだろう。

きっとスウィフトのファン層は圧倒的に女性が多いはず・・・

でもおっさんも一回トライしてみましょう!

追記:来日コンサート情報(2023年7月)

8年ぶりの追加情報です。

というか、テイラースイフト情報はこの8年間にもふんだんにあったのですが(ニューアルバムのリリースやら来日公演やら)、今回はテイラーが2024年2月に東京ドームで4日間連続でコンサートを行うという情報を見て「すげえ!」と感心したがゆえの追記になります。

女性アーティストでドーム公演を4日間連続で行うことはこれまでなかったそうで、そこのところの「前人未踏感」に「おおお!」と感嘆してしまったということでして。

ツイッターでも書いたのですが、たぶんあれでしょうね、発売しても即売状態でしょうね。

たとえVIP席がうん十万でも、飛ぶように売れそうな気がしますよ。

そこまでファンではないので、おそらくコンサートに行くことはないと思いますが、何かの拍子で「テイラーいい!」と心変わりしたら参加する可能性もあるかもしれませんよ。

もしこの記事を読んでいるファンの方とドームでお会いすることがあれば、その際はお手柔らかによろしゅう!

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