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白は白でもちょっと危険?!デュラン・デュランの「ホワイト・ラインズ」

2012年5月5日

ご存知デュラン・デュランの1995年発表のフルカバーアルバム「サンキュー」からのセカンドシングルカット。

彼らの楽曲はMTV全盛時代にも良いものが多くあったにも関わらず、なぜかこの曲だけが今でも印象に残っている不思議なアルバムだ。

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「ホワイト・ライン」について

グランドマスターフラッシュとメレ・メルというヒップホップグループがオリジナルのナンバーで、タイトル「ホワイト・ライン」のホワイト(白)はドラッグの色を示す。

*読者さんから「グランドマスターフラッシュの元ネタはliquid liquidです」というコメントを頂きました。

かつてビートルズも「ホワイト・アルバム」というアルバムを発表したが、このアルバムもジョンを始めとするメンバーがドラッグでハイになってるときに製作されたものだとして、まことしやかに噂されているようだ。(多分本当だろう)

アルバムが出たとき僕はちょうど大学生で、下宿の部屋で夏の蒸し暑い中これをよく聞いていた覚えがある。

「ホワイトラ~イン」で始まるノリとテンポのよさが特徴的で、それまでデュランデュランといえばポップスの王様みたいなイメージがあったから、こういう縦ノリの楽曲は珍しいといえば珍しかった。

外出するときも、当時流行っていたCDウォークマンにこのアルバムを入れてホワイトラ~インと一人ノリにノッて街を練り歩いていたものだ。(あとシンデレラの「ハートブレークステーション」も)

ゲットハイヤーベイビ~、ゲットハイヤーベイビ~って、完全にイッちゃってる歌詞が最高です。(もっとハイになろうよベイビー)

デュラン・デュランについて少々

1978年にイングランド中部のバーミンガムにて結成した彼らは、 1980年代前半のニューロマンティックといわれるムーブメントや、MTVブームの火付け役となった。

バンド名は、ジェーン・フォンダが主演したSF映画『バーバレラ』(1968年)で登場する悪役「デュラン・デュラン(Durand-Durand)博士」から付けられたという。

小学生高学年の時に彼らの「リオ」や「プリーズ・テル・ミー・ナウ」を見てすごく衝撃を受けたことを今でも忘れない。

なにせあのころの日本のアイドルのビデオといったら、見るにたえないものばかりだったから。

デュランデュランの見せるレベルの高いPVはそのまんま、欧米エンターテイメントの完成度の高さを象徴してるように感じたものだ。

だがそんな彼らもそのほかのMTV世代のグループに洩れず、激しいメンバーの立ち代り、セールスの下降、それにともなう活動の停止をひんぱんに続けたが、その都度時代を見据えたクオリティの高いアルバムを発表して、バンドの人気を一定のものにしていた。

バンドのコアなメンバーであるサイモン、ニック、ジョンの三人も別のプロジェクトに参加したり、一時的にバンドを脱退したりと、移り変わりがそれなりにあったようだが、結局いつも同じ鞘におさまるのだから、それだけ仲が良いというのか、それともデュランデュランという看板が持つ、魅力と収益性の高さが捨てきれないというのか・・・・

2010年~の近況を紹介

グラミーアワードを獲得した音楽クリエーター、マーク・ロンソンをプロデューサーに迎えて13枚目のアルバム「All you need is now」(2010)をitune先行リリースし、15か国でダウンロードチャートの1位を得た。

2015年には、前作と同じくプロデューサーにマーク・ロンソン、ナイル・ロジャースを迎え、14枚目のアルバム「Paper Gods」をリリース。

ビルボードチャートで10位となった。

現在はワールドツアーを敢行中だというから、まだまだデュラン・デュランの熱く華麗な伝説は続くのだ!

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