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ストロベリーが可愛すぎる!「007 慰めの報酬」鑑賞レビュー

2009年12月18日

これは映画館に見に行こうと思ってたのですが、直前に身内が見に行ってたらしく、感想を聞いてみると「いまいちやね」とのこと。

それなら、ってことで結局DVD鑑賞することに。

身近な前評判を聞いていたので、あまり期待せずに見たのですが・・・・・

これが面白い

息もつかせぬというのは、このことをいうのでしょうか。

とにかく最初から最後まで飽きることなく見続けることができました。

最近は30半ばになって感受性が若いころより鈍ってきたせいか(面の皮が厚くなってきたという声もありますが・・・)、見る映画どれもが確実に半ばであくびをしてしまいます。

どの作品も観る前にできるだけ吟味してるので、さすがに途中で止めたりはないですが、まあ確実に開始30分ほどで伸びがしたくなるのですね。

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クールすぎるボンド

しかし今回のボンドは違いました。

ストーリーがどうとかは無いですが、アクションの見せ方が格段に良かった。

前作「カジノ・ロワイヤル」では比類なき拷問シーンを展開してくれましたが、続編となる今作はオープニングからイケてるオーラがザワッときてる感じです。

オープニングは、ボンド映画にはつきもののカーチェイス。

これはどの映画で何回見ても格好いいですね。

ボンドという男は本当に車が似合う。

とくに前作からのボンドであるダニエル・クレイグは、ファンの間からも原作のボンドに一番近いと言われているだけに、あの氷のような視線から男の色気をびんびん感じてしまいます。

話はそれますが、初代ボンドのショーン・コネリーを好きな人は、このダニエル・クレイグを好まない人が多いですねー。

コネリーの愛嬌のある男前と違い、クレイグはどちらかといえば、これまでの007作品に出てきた敵役風の顔立ちをしているからでしょうか。

あと2,3作出れば完全に定着すると思いますが・・・

警戒感を与えてしまうクレイグより、コネリーのニヤケ顔のほうがスパイ業には向いてるのかもしれませんね(笑)。

美しきボンドガールたち

今作の目玉ガール、オルガ・キュリレンコが車に乗って颯爽と登場です。

旧ソ連はウクライナ出身のモデルさんらしく、スラブ系の色濃い顔立ちをした美人さんですが、身のこなしもやたらとボーイッシュで格好いい。

父親を殺した相手の復讐をするため諜報員になったぐらいですから、少々のことでは動じないのです。

こういう気の強い正統派美人は、ボンド映画には絶対に必要ですね。

今回の敵役は、今流行のNPO環境保護団体。

ドミニク・グリーンという名前からして嘘臭さバレバレなNPOの代表が、エコ・グリーンを隠れ蓑にして自然資源と政権を奪おうと画策するという設定です。

まあ正直、敵役がどうだなんて007のファンにはどうでも良いことで、どれだけボンドが格好良くて、ボンドガールが魅力的か、それに尽きると勝手に思うのですね。

しかし今回のボンドは少々違った。

なんといっても前作で、愛した女を失った悲しみをまだ引きずっているのですから・・・・

愛した女を失って悲しみにくれるボンドというのは、かつて「女王陛下の007」でジョージ・レーゼンビーが見せたシーンとかぶりますね。

もしあのままレーゼンビーが続きのシリーズに出演していたら、今作のような展開になっていたのかもしれません。

そんなボンドの気持ちを反映したのか、今回は珍しくシリーズにはつきもののボンドガールとのベッドシーンがありません。

その代わりといってはなんですが、組織から派遣されたお目付け役といった体で中南米まで来た、ジェマ・アタートン扮するストロベリー女史との絡みはあり。

個人的には主役ボンドガールのオルガよりも、このストロベリーのほうが魅力的です。(イギリスの女優さんです)

名前の安易さもなかなか素敵ですし、チャーミングというか、オルガとはまた違った芯の強さを感じるんですよね。セクシーでゴージャス。

最後に石油漬けで殺されたのは、コネリー時代のボンド作品(体を黄金漬けされたボンドガールが出る)に対するオマージュでしょうか。

とにかく近所の可愛い子ちゃん系では担えないのが、ボンドガールの重責。

やはり007を彩るボンドガールとボンドとのベッドシーンは、絶対にMUST!です。

エンディングへ

終盤は砂漠にある敵のアジトでドンパチ!で決まり。

このへんのアクションも全然飽きなかった。

ラストはロシアの山荘で裏切り者を突き止めるボンドとMI6。

任務終了後、ボスのMがボンドに「また戻ってきて」と言ったときに、振り返って放ったボンドの返答がクールすぎました。

「辞めたつもりはない」

でも画面でMに振り返ったときのボンドは、本当に格好良かった。

表情に今までの苦悩から開放された感が出ていて・・・・

そのまま雪夜の向こうに立ち去るボンドも最高にクール。

ありきたりといえばありきたりなのですが、絶対大丈夫だと思ったいた味方が「えーっ!」みたいな展開が多い昨今の映画業界、こういう予定調和な主人公が死なないヒーローものは、見てて安心感があります。

思うに映画というのは、日常とは違う時間をすごしたいから見に行くもので、そこで日常を描いたものを見せられても、観客は納得しないと思うんです。

映画はやっぱり『格好いい非日常』であってほしいと思うし、それであれば別に偉大なるマンネリでもいい。

そういう意味では、ボンド映画というのは至極のマンネリ・エンターテイメントなのかもしれませんね。

次回のボンド映画は絶対映画館鑑賞です!


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